川崎苦戦

優勝候補の苦戦。長いシーズン、こんなこともあるさ、と割り切るしかないだろう---。

ジェフのシュートは２本ともお見事。米倉のミドルに縦パスにあわせた中島のピンポイントのプチ・ボレー。川島がいたら・・・と川崎のサポーターは思ったと思うが、致し方ない。これも勝負の綾である。

ジュニーニョは一人異次元のプレイをしていたが、リズムを変え、展開能力のある中村憲剛がいないため川崎はよく攻めるがジェフがよく守って９０分間耐え切ってしまった。

千葉が今年移籍市場で獲得したボスナーは戦えるなかなかいい選手ではないか？京都でシジクレイが存在感を示しているが、CB、ボランチの位置に冷静で高さも強さもある選手がいるとチームが非常にしまる。千葉が１年間戦っていく中でこの選手の活躍は一つのキーになろう。

あとは中盤で変化を付けられる選手が欲しいか？矢澤はいい選手だが、肩に力が入りすぎている。（もっと視野を広く落ち着けばチームに好影響を与えられると思う）　青木コータが一皮むけると面白いのだが。（しかし、野洲で幼い顔つきで奔放なプレイをしていたこの青年がその顔つきまでプロになってプレイしているのを見るのはまことに楽しく、うれしい）

一方の川崎。J開幕戦、よもやのPKを試合終了間際に与え１−１で東京Vと引き分け。２試合目は攻めながらも攻めきれず神戸に１−４で大敗。そしてこの日も７０−３０で押していながらも０−２で負け。
冒頭書いたが、こんなこともあるさと割り切るしかない。２３日のナビスコ・アウェイ札幌戦、Jの３試合目・ホーム千葉戦。この２試合で一気に両目を開けたいところだろう。シーズンは１２月までと長い。サポーターも熱く冷静に見守る必要がある。