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生きれこそ�
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ヒデ
2007年05月12日 12:59 visibility44
義理父の体をきれいにするため、ほとんどの者が外へでた。
私は自分の親へ電話した。義理父の死に対して非情に驚いており、また連絡をする約束をした。
病室へ戻ると、悲しみにつつまれていた状況から一変し、あわただしくなっていた。義理父を送るための準備を皆がし始めたのである。葬儀業者の手配や、これからすべきことの確認、知人縁者への連絡など、悲しみをこらえて皆がおもいおもいに動き出した。
そんな中、妻と義理母は担当医師に呼ばれ、死因についての説明を聞いていた。2人が涙ながらにもどってくると死因について私と兄弟達に話し始めた。敗血症による多臓器不全。これが最終的な死因である。結局、あらゆる臓器の機能が停止し、死にいたったのだ。ただ唯一救いだったのが、医者が言うには、周りから見れば苦しそうに見えたが、本人は意識はなく、痛みや苦しさを感じないで逝ったとのことであった。本当にそれが唯一の救いである。
我々は、今までとは別のスイッチをいれ、動き出した。私は妻と義理弟と一緒に、お客を迎えるための準備と、なによりも義理父を迎える準備をするために妻の実家へと向かった。
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- 事務局に通報しました。
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