ACLの組み合わせ及び日程決定

  • ヒデ
    2007年06月14日 12:51 visibility86

アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝の組み合わせが13日決まり、川崎の相手はセパハン(イラン)となったが、情報は皆無で、チームには困惑が入り交じった。


 ただでさえ海外経験の少ない川崎の選手には、驚きもなければ不安にもなれなかった。セパハン=知らない−。これが率直な第一印象だった。「どんなサッカーをするかイメージもわかない」(黒津)。「(チームに)知っている人がいないから、気候がどうか、とかも会話にならなかった」(箕輪)と練習終了直後に情報を耳にした選手たちは苦笑いした。

 情報戦では苦戦が必至だ。準々決勝に進んだUAEやシリアに比べイラン代表の選手の多くは欧州など国外で活躍する選手ばかり。それゆえ選手情報を得る手がかりもなく関塚監督もセパハンについて「強いと思う。イラン自体は欧州で活躍する選手を輩出しているし、代表がアジアで優勝できるチームだから」と語るしかなかった。さらにイランリーグは5月で終了。川崎が対戦するときには来シーズン開幕直後となる見込みで、偵察も難しいのだ。

 移動もハードなものとなりそうだ。運営担当によると、日本からドバイ経由で本拠地のエスファハン行きをシミュレーションすると、片道約18時間半もかかるという。首都テヘランからは340キロ。バスで5時間以上もあり、どのルートがいいか、どの手段がいいか、準決勝に進んだ場合のUAE、サウジアラビアとセットで視察に出る予定だ。未知の場所で未知の相手。それでも「楽しみ」と寺田や箕輪が言うように選手は9月までのパワーアップに気合を入れ直した。

 ◆セパハン 1967年創立。イランプレミアリーグ1部。本拠地はイラン・エスファハンのナガシェヤハンスタジアム(5万人)。国内タイトルはリーグ優勝(03年)、ハズヒ杯(04、06年)を獲得。昨年のリーグ戦は5位。独W杯に出場したMFモハラム・ナビドキア(24)が所属。監督はルカ・ボナシッチ。


アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント組み合わせ抽選会が13日、マレーシアのクアラルンプールで行われ、日本の浦和レッズは前回王者の全北現代(韓国)と、川崎フロンターレはセパハン(イラン)とそれぞれ対戦することが決まった。

 決勝トーナメントはホーム&アウエー方式で争われ、準々決勝は9月19日と26日に開催。浦和と川崎は、決勝まで対戦しない。大会優勝クラブは、12月に日本で開催されるクラブワールドカップの出場権を得る。
 組み合わせと日程は以下の通り。

<準々決勝 9月19日/26日>
(1)セパハン(イラン)vs.川崎フロンターレ(日本)
(2)城南一和(韓国)vs.アルカラマ(シリア)
(3)アルワハダ(UAE)vs.アルヒラル(サウジアラビア)
(4)浦和レッズ(日本)vs.全北現代(韓国)

<準決勝 10月3日/24日>
(2)の勝者vs.(4)の勝者
(1)の勝者vs.(3)の勝者

<決勝 11月7日/14日> <!--- __entry_body_end__ --->
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