
リオの紫魂録�
-
-
リオネル
2008年01月04日 00:40 visibility70
今回は2回目ということで、監督問題フロントも含めて考察したいと思います。
長くなりますが、興味ある方お付き合い下さい。
また、他チームの事情は殆ど知りませんのでサンガに関してのみのコメントになりますけどご理解願います。
普段リーグ戦での勝ち負けに一喜一憂する我々ですが、試合が始まる前からすでに戦いは始まっているわけで、そう今こうしている間にもスタッフは走り回って、あるいは協議に協議を重ねて新たな戦いに向けてのチーム作り、即ち補強に多忙なわけですね・・・
チームの根幹となる監督が決定していなければ、どうするのでしょうか?
監督が決まるまで保留?そんなことしていたんじゃ補強戦線から出遅れ、いい補強が出来ないのは素人目に見ても考えがつきますよね〜
じゃ誰が決める?
強化部でありフロントであり社長・・・。そのあたりでめぼしい選手を戦術などのプランがないままに弱点を補う補強となるんでしょうか・・・
監督が決まっていたとして、監督があの選手がどうしても欲しいと言えば補強可能かと言えば、これまた難しい。そこには予算が発生するわけで、いくらでもと言うわけにはいかないのが実情。
今が旬の選手が欲しいのは当たり前。でもその選手が契約中なら違約金などが生じるわけです。
その金額が高ければ、受け取れるチームはそれをベースに更なる補強もできるので可能性はありますね、でも実際は資金的にどこも余裕がないので規約が切れる選手に早めから目を付けて水面下でラブコールを送り続ける忍耐のいる仕事でもあります。
予算が確保できても選手自体が行きたくない。と言えばそれまでですけど・・・・
サンガで言えばアントラーズの柳沢でしょうか、いち早くからアクションを起していたので、今日の報道を見ても移籍濃厚のようです。↓
http://osaka.nikkansports.com/soccer/jleague/p-oj-tp0-20080103-302701.html
この記事には出てませんが、レギュラーポジションも約束すると加藤監督は言っているようですが・・・
そこんところが、ちょっと引っかかります。
それは競ってもらって得られるものであって最初から特別な扱いはどうかと・・・・
話は戻って監督の要求が通るのかと言えば最終的に判断するのは強化部を含むフロントになるわけですが、その最終権限を持つのは誰?
ここからは、僕の独り言と言うことで読み流していただければと・・・・
(個ブログだと炎上まぬがれない内容になるかも知れませんが書ける範囲で頑張ります)
結論から言えばサンガでは稲盛さんです。
フロントも元京セラ社員で固められています。経済界や企業では蒼々たる面子かも知れませんが、サッカーは素人軍団です。(現京都パープルサンガ社長は元京セラ○○工場の工場長です。)
最終的な判断は稲盛さんの一言で決まるようです。
そんな素人軍団が目先の強化だけで監督を替え元代表のスター選手を取りやってきたわけですが、結果は周知の通りで散々でした。
「フロントがアホやから強くなれない!」を、地で行くチームだったわけです。
一昨年、柱谷幸一さんが監督をしてました。GM兼任の監督でした。前年J2で圧倒的な優勝し、たいした補強も行わず連敗が込んでシーズン途中で解任になったわけです。
チームのことでGM的な仕事は殆ど手が回らなかったと思います。
その後を引き継いだのはコーチだった美濃部氏だったわけですが、結局1勝も上げることなくJ2降格になりました。
ですが、去年美濃部続投で補強もベテラン勢を獲得し今後のサンガのベースを築くべく若手の育成と平行して長い目でみたチーム作りがコンセプトでした。
が、勝てないチームに対する周りの風当たりは厳しく、勝つことを余儀なくされるムードの中、美濃部監督を解任させろの声が次第に大きくなり始め、中には長い目でのチーム作りで2、3年はJ2でしっかり戦い、J1で闘える基盤を作ろうと言う声も若干あったんですが・・・
その前に加藤Qさんの存在です。
以前ここでもQさんがサンガ入りする経緯をお話したことあるので省きますが、フロントとして次期社長として迎えたわけです。アホなフロントを改革すべく元協会の人間でもありましたし、それなりの人脈もあるでしょう、僕らは期待していたわけです。本当の意味でサンガがエレベターから脱却できると・・・・
しかし、統括とか副社長の肩書きに加えて、コーチ、総監督と現場色が濃くなり始めました。
そして、チームも見るようになったわけです。誰の差し金ですか?ドンの一声でしょう・・・・
オフェスンス面は美濃部監督。ディフェンス面はQ総監督が見るなんて報道されてました。
が、やがてQさんが全面に出てきました。試合中はベンチに入りましたし、それによってベンチからはじき出されたコーチがいたわけです。
選手の中にも戸惑いが現れ始めどちらの意見を聞けばいいのか分からない。みたいな・・・
美濃部監督、勝たねばならないプレッシャー。
戦術に対する迷い?冒険が出来ない。勝たねばならない。
解任前の戦術は素人の僕らが見ても悲しいくらいでした。ベンチのメンバーは固定され、後半から出てくる選手。終了10分前くらいに出てくる選手。ロスタイムに出てくる選手。
周りのみんな知ってました。相手チームもこんなやり易いチームなかったんではないでしょうか?
では、なぜそんな戦術で闘わざるを得なかったのでしょうか?
美濃部監督が無能だったから?当時何も内部事情を知らない僕を含め殆どのサポたちは頭に来てました。
勝つことしか許されない状況でやりたいことも出来ず、固定されたメンバーは勝てない状況で覇気にも欠けていた様に思うし。ベンチに入れない選手達の覇気も同じように萎えていたと思います。
勝たねばならないプレッシャー。
孤立無援の中で頑張ったんでしょうけど結果が出せなかった・・・・
勝ち切れない美濃部監督に向けられてたチームからの言葉は・・・・
今後一切チームに口を出すな。Q氏が全ての采配を振るう。
それでも良いのならお飾りとしてベンチで監督を続けろ。
長い目で見るはずではなかったのか・・・
推測ですがスポンサーへ対する配慮。J1とJ2では降りたいスポンサーが出てくるのも当然でしょうし、稲盛さん自身も目の黒い間にJ1での優勝。常勝。タイトルと野望はあるでしょうし・・・
我慢しきれずQさんに託したんだと思います。
美濃部監督解任。選択の余地はありませんでした・・・・
代わって采配を振るうQさん。
負けても責任を問われることはまずなかったでしょう・・・
博打も打てます。失敗しても責任は美濃部さんだから・・・
これが結果として大当たりと言っても過言ではなかったですね・・・
美濃部さんには使われなかった選手はチャンスを与えられ燃えないはずはないし、使われた選手はQさんに対する信頼はあつくなり、ベンチ外の選手にも希望を持てたと思います。
結果的には昇格決めれたんですが、その背景には僕達の目の届かないところで色々なことがあるわけです。
成績が悪ければ監督が変わる。
その責任は監督だけにあるのでしょうか?
今、補強の真っ只中でその中心を担う強化部。
フロントその辺の人間がチーム不振で責任問われることはあまりない。
監督が責任を取らされることが多い。
それはサンガだけの問題でなく、今回サンガを一つのモデルケースとしてとりあげましたけど、おそらくどのチームも同じような経緯で監督が解任されているケースがほとんどではないのでしょうか?
中田ヒデが監督業に興味がないと言うのも、こんな裏の理不尽な世界を知っているからではないかと思う次第です。
長くなってしまいましたので、今回の紫魂録はこの辺で、ひとまず置いて次回に続編(まとめ)を書きたいと思います。
(※今回の内容はサンガサポの古参株で内部にも精通する方を通して聞いたことであり、真実性に関しては何とも言えません。全くのデタラメかも知れませんし単なる噂話かも知れませんので公には出来ない事柄です。)
- favorite18 chat3 visibility70
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件