あんたのどれいのままでいい


メインスタンド・アウェーで席取ったのに、

周囲は真っ赤っ赤。

改めて凄まじい客の入りよう、埼玉スタジアム。

 

ガンバが強くても、イマイチ集客力がないのは、何故かと考えた。

華麗なパス回しで攻撃的。

やっているサッカーは間違いなく面白いと思う。

でも、スマートさの裏返し、玉際の強さというか、激しさというか。

熱い煮えたぎるようなモノがどうも感じられない。

 

クラブチーム生え抜きが多いというのは=同質性がさらに濃くなるということ。

異質なものが摩擦を生んで、刃が砥がれていく。

なんて稚拙なへ理屈のひとつも言ってみたくなる。

もちろんガンバユースは世界に誇れる素晴らしい財産やけれども。

 

やっぱり播戸の熱さは皆好きでしょう。

男・アニキ・金本大好きでしょう。

老いも若きも大阪人はべったべたの春団治。

 

前半はそんな感じ。

先制したのに、すぐ同点。

3点差以上取りに行かなければ駄目なのに、悠長にパス回し。

 

救われたのは後半の後半、

家長が長距離ドリブルからペナルティエリアで突っ込んでダイビング。

もちろん誰が見てもイエロー。

「そんなセコイまねするな」と赤い人の罵声。

「やかましいわ。どうしても点が要るんじゃ!」と我が心の叫び。

播戸も闘莉王削る削る。普通逆やろ。

そう、汚くても、泥臭くても、セコクテモ、点が要るんや。

 

来年こそは、華麗かつガチンコチンの熱闘サッカーを

試合の最初からガンガン見せて欲しい。

そうすりゃ、王座奪回なんざぁ問題ないんやから。

 

6万人の赤い中、僅かな青い一角に敬意を表す。

お疲れさまでした。

 

 

 

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