マスコミだって人間、感じている。。。かな?
-
tommy
2006年09月18日 05:11 visibility86
某携帯サイトを見ていたら気になるコラムを発見。
あるフリーのライターが、W杯ドイツ大会では日本代表の
取材をしていた某放送局のディレクターから番組終了後の
打ち上げに誘われた話。
そのディレクターらは飲むほどに饒舌になり、
なぜ惨敗したのか、その要因をいくつもあげていった。
「日本が最も走れていなかった」「どうしてフィジカルを作って
いかなかったのか」「指揮官の無策にはあきれる」などなど。
ここまではよくある愚痴ではあるが、ここから先が違っていた。
「でもね、やっぱり俺らの責任もあるのですよ」
「明らかに指摘しなくてはならない問題があるのに、取材申請が
後回しにされるのが怖くて、協会に対して物言う報道が出来なかった」
「ミックスゾーンで無視して素通りする、自分の言葉で話さない選手に
対しても、広報に食ってかかるだけで、本人には諭そうとしなかった」
「俺達も戦っていなかったのです」
さらに各国のメディアの人間からも叱られたとのこと。
「お前らは何を恐れているんだ。そのカメラやマイクはプロモを
作るために運んだわけじゃないだろ。やっちまえ、言えよ」って。
このサッカーSNSの日記でもマスコミに批判的な書き方を
する人はたくさんいる。自分でもそんな日記を書いたこともあった。
マスコミの方々は、自分達と同じ人間。それも恐らく良い大学を
卒業された、世間的にエリートな方々、たぶんバカじゃない。
自分達で報道していても、おかしいことには気が付いているはず。
だから、彼らは彼らなりに、色々な葛藤と戦っているんだな。
でも戦わなければならないのは、『葛藤』じゃない。
事実を事実と報道出来ない環境、海外組は価値があると
思われている認識、新しいものにすぐ飛びつき易い世間。
協会であったり、放送・紙面の内容を決める上司であったり、
お金を出すが口も出すスポンサーであったり。
彼らが戦わなきゃならないのはそこなんだろうな。
もちろん戦うことはものすごくパワーがいるし、
某サッカー誌の編集長のように立場を追われるリスクもある。
それでも、このコラムにあるような『戦う決意』をしてくれる人が、
少しでもいれば、少しでも増えればマスコミも良くなるんじゃないかな。
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件