フランサの実力
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tommy
2006年04月02日 03:45 visibility289
今日は、ちばぎんカップ以来のスタジアム観戦。
東京Vは、やっぱり柏を因縁相手にしたいのか、
マッチデイプログラムの表紙に『キャプテン大野』を使用。
もちろん『因縁』の文字も記載されている。やれやれ。
柏は、いつものメンバーと思いきや、平山がベンチにも入らず。
守備的MF、右に山根、左に永井。永井は今シーズン初スタメン。
攻撃的MFとして右に谷澤、左にディエゴのBOX型となる。
試合開始直後から、立ち上がりの悪い東京V。
柏が攻めっぱなしで、殆ど東京Vエリアでゲームが行われる。
そんな中、あっという間に先制点。
前半2分。ペナルティエリア右から攻める柏。
人口密度が高い中、エリア内で東京VDFが弾いたボールが、
まんまと北嶋の前に転がり、エースがきっちりと決める。
今日も良い展開だ。
先制後も攻める柏。
ただ先制するのが早すぎたのか、 少し展開が雑になり始め、
流れは徐々に東京Vへ流れていく。
東京Vは両サイドにボールを集め、浅い位置からでも
どんどんクロスを放り込む。しかし、岡山、祐三のCBコンビや
山根がしっかりと跳ね返し、決定機を作らせない。
前半20分くらい。右CKから流れたボールを、東京V、大野が
シュート!ボールは枠を外れサイドネットへ突き刺さる。
あんたに点は取らせない。
しかし、その後もチャンスを作られる。
後半34分、とうとう開幕戦以来のゴールを割られる。
右SBから、右サイドDF裏へのフィードパスを出し、
走りこんだアナイウソンがDFと競いながらダイレクトクロス。
ペナルティエリア左正面から走りこんできたバジーリオが
頭であわせてゴール↓東京Vが同点に追いつく。
そして、流れはまだ変わらない。
後半42分。柏エリア中心付近で得たファアルからのリスタートを
素早く展開。永井がゴール前にボールを送り、それに反応した
バジーリオが抜け出し、ゴール↓。
そして前半終了。
今までに経験の無い『逆転』。
若いチームだけに、焦りによっていつものプレイが
出来なるかもしれないと妙な不安に襲われる。
しかし、前半のうちに東京Vには4枚のイエローカードが出ている。
いずれのカードも、柏の早い展開について行けず、
足を引っ掛けて得たもの。何かが起こる予感もする。
後半。
柏は中盤のシステムを変更し、ディエゴトップ下へ。
このシステム変更が功を奏し、後半開始から流れは柏へ。
開始間も無い、後半8分。
本日、ファアル受けまくりの谷澤が右サイドでドリブルを仕掛けた
ところに、DFが遅れ気味のスライディング。もちろんファアル。
そして2枚目のイエローカードで退場。
もう完全に柏ペースの展開。
そして後半11分、同点ゴールが生まれる。
ペナルティエリア左で手詰まりになったボールを、細かいパスで
逆サイドまで展開。ペナルティエリア左で受けた鈴木達が、
後ろから走りこんできた小林亮へパス、亮はエリア手前から
ダイレクトシュート!ゴーール!亮、2戦連発!!
逆転は時間の問題かと思いきや、柏が一方的に攻めるが、
時折、東京Vが素早いカウンターを仕掛ける。
10人のになったほうが、攻めが鋭いかも。
後半16分、先制した北嶋に変えてフランサ。
今年のフランサは、本当に違う。不甲斐ない昨年が嘘のようだ。
キープ力、パスはもちろんだが、前線の守備までこなす。
そして逆転弾は、そんなフランサから生まれる。
後半21分。
中盤左でボールを持ったディエゴが中央に流れ、フランサへパス。
受けたフランサは、振り返りドリブル開始。
独特の間合い、DFは詰められない。
そして自分を追い越して、ゴール前に上がったディエゴへ
決定的なパス。ディエゴは、それを確実にゴールへ流し込む。逆転。
ゴールを決めたディエゴは、歓喜のサポーターの前へ。
決定機をつくったフランサの周りには、昨年を知る小林亮達が集まる。
この光景に、思わず涙を浮かべてしまった。フランサぁ!
その後、42分バジーリオまでもが2枚目イエローで退場。
東京Vは9人になり、もう終了かと思った後半ロスタイム。
ペナルティエリア手前でFKを与えてしまうも、
最後にドラマは起こらず、無事5連勝。
試合終了後、連勝を喜ぶサポーターからは、得点者の北嶋、
小林亮、ディエゴのチャントが起こる。そして勝利後恒例の
選手とサポーターの『レッツゴーレイソル』が終わると、
逆転の立役者フランサのチャントが。
本日、2度目の涙。
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- 事務局に通報しました。
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