入社5年目の危機？！それとも転機？〜後編〜

後編を書く前に昨日のＷ杯アジア3次予選。

対オマーン戦での勝利！！

久しぶりに日本代表の良い試合を観れたような気がする。

中でも良かった選手は“松井選手”！！やはり、フランスリーグで培われた技術やフィジカルは今の日本には必要不可欠な部分だと俺は思った。

では、続きです。

“悪魔の実”持った先輩がその正体を現したのは、お店に到着して約30分が過ぎた頃の事だった。

社長がいきなり・・・。
社長：「さぁ、そろそろ始めようか？」
先輩：「そうですね！」
俺：「？？？」
先輩：「はい！これを持ってステージに立って！！」
俺：「？！何ですかこれは？」
渡されたのは、タンバリン！
先輩：「今から会長が歌うから、それに合わせてそのタンバリンを叩くんだよ！」
俺：「えーーーっ！！い、嫌ですよ！そんなん、リズムが外れたら何か言われるじゃないですか？！」
先輩：「まぁ、その時は俺がフォローしてやるから！安心しろって！頑張れ！」
俺：「は、はい・・・。」
渋々、ステージ上がり会長のスタンバイを待つ間に社長が俺に話しかけてくる・・・。
社長：「時間が掛かるから何か面白い話をしてよ！」
俺：「えっ？！む、無理ですよ！しかも、“面白い話”なんていう題名で入ったら確実にスベるじゃないですか！」
社長：「いいじゃん！慣れてるでしょ！」
俺：「まぁそうですね。　　・・・。って慣れてませんよ！何て事を言うんですか！」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　失笑

俺：「ほら〜(；＿；）だから言ったじゃないですか・・・。」
先輩：「大丈夫！面白いよ！」

先輩・・・。その言葉が一番、悲しいです（；＿；）

何故、社長が「ステージで話せ」なんて無茶ブリをしたかと言うと会長のお店には俺たち以外にお客さんがいて、何時もはプロの人達が“フラ”を踊ったり、ハワイの歌を聞かせてくれる。
この日も会長の歌が始まるまでは、何曲かを踊ったり歌ってくれたりしていたんだけど、まさか自分がそのステージに上がる事になるとは思ってもみなかったし、全く知らない人の前で話すなんて本当に久しぶりだったので、緊張してしまい“失笑”という無残な結果になった・・・。

そして、約2〜3分間、俺はその“失笑”を浴び続けやっと会長の準備ができ、会長はステージへ・・・。
音楽が鳴り始め、俺も会長の歌に合わせようとするが、初めて聞く歌のなので正直、合わせれるはずがない・・・。
会長：「ちょっとズレてるよ。」
俺：「す、すみません・・・。」
会長：「しっかり音を聞きなさい！」←何故、怒られる？
俺：「す、すみません・・・。」
という、やり取りが歌の間ずーーーっと続いた・・・。
その時、勇者だと思っていた先輩はトイレに行っており、助ける事なんか出来る訳もなかった。

俺の気持ち：「もう、帰りたい・・・。ていうか二度と来たくない・・・。」

そんな気持ちが顔に出てしまったのか社長には「疲れたの？」と言われる始末に（；＿；）
いい加減に“グッタリ”とした俺を見て先輩が「では、そろそろ終電なんで・・・」と言ってくれ「あ〜やっと帰れる（＾−＾）」と思った。

が・・・。

社長：「そうだな！“次”の店に行くか？」
先輩＆俺：「えっ？！」
社長：「何？嫌なの？」
先輩：「い、いや別にそういうつもりでは・・・。」
俺：「はは・・・ははははは（；＿；）」

その後、3時まで六本木で飲み明かし、次の日は土曜。休日なのに珍しく会議があった。

もちろん、俺は“二日酔い”で行く事になったのは言うまでもありませんでした（＾−＾；

そして、俺は本部長から“お説教”を喰らい、先輩は課長に朝一で怒られているのを見たので、タクシー代を経費で請求したのだろう・・・。

あ〜入社5年目にして危機？！だったのか会長や社長に“面白くないヤツ”と思われた転機？！となのか？

もちろん、皆さんは分かりますよね（＾−＾；

最後に会長＆社長に面と向かっては言えないが、これだけは言っておく！！

「社員と飲む時は“終電”で家に帰して下さい！！次の日の嫁の視線が痛いから・・・。」