
守備の組織 攻撃の個
-
-
RASCAL07
2007年05月14日 00:46 visibility59
VSヴェルディ東京戦に行ってきました。
第10節から前節まで続いた中2、3日の5連戦が終わり、久々に6日間空けての試合です。
あの強行日程5試合を、なんと4勝1分け! 以前私が書いたとおり、スケジュールが厳しいほど不思議と勝ち越したりするってホントかもね??
試合を重ねて行くにつれ、どのチームも選手の欠場が出始めています。我がモンテディオ山形もその例に漏れず・・・というか今回は他と比べても格段に苦しかったんじゃないですかね。
DFレオナルド選手、MF秋葉選手、FW豊田選手と、各ポジションが1人ずつ出場停止。これを上回るのはDF3人+監督が出場停止という草津ぐらいじゃないでしょうか。
と、愚痴を言っても始まりません。そこをどうやり繰りしていくのかを見るのも楽しみの1つ。と無理矢理前向きに考えてスタメンを見てみると・・・
あれ? MFの渡辺選手がいない。なんで?
後で聞いたら「朝起きたら首が痛かった」とのこと。 ・・・ばかー(T_T)
というわけで、いつものメンバーから4人入替で試合に臨むことになりました! 草津に並んだぜ!(自棄)
今日の相手は音に聞こえたあの東京ヴェルディ。もはや説明の必要もないほどのビッグクラブです。
第6節に山形に勝利して以降7連敗していたのですが、前節では京都に4−1と快勝。
・・・なんでうちに勝った後に調子落として、当たる直前に調子上げてくるかな。個人的に一番負けたくない相手なのにー!
今回の対戦について、J’sゴールの試合プレビューには「守備の組織」山形と「攻撃の個」東京Vとありました。まさにその文面通りの一戦だったと思います。
東京Vで怖いのはフッキ選手やディエゴ選手といった個々の選手の突破力。その個人技に対し、山形は全員でエリアを潰し、パスの出し所を無くしていく守備を展開します。
ボールを持った選手に1人で取りに行くのではなく、ボールを持たせたまま複数の選手で徐々に囲んでいきます。
その結果、東京Vが中盤より前にボールを送れず、センターライン付近から最終ライン、果てはキーパーにまでボールを戻すシーンが何度も見られました。
これは組織的守備が上手くいってる証拠。山形も度々同じ状態になるしw
開始序盤は押し込まれたものの徐々に盛り返し、惜しいシーンを何度も見せてくれました。
実際、入ったと思って腰を浮かせたことも何度か(*^_^*)
とはいえ、流石は東京V。ゴール前でボールを奪うと、ロングボール一発であっという間にこちらのゴール前へ。ゴールは割られませんでしたが、フッキ選手もディエゴ選手も、あの筋肉隆々の体格で何であんなに速いの?
0−0のままハーフタイムへ。どちらもチャンスを演出しつつも、どちらかといえば(贔屓目に見て)山形が押してた感じでした。
後半は東京Vはパスの出し方を変えてきたように見えました。
浮き球でこちらのDFの頭越しにボールを前に送り、そこに選手が走り込む形で何度か危ないシーンが。そういう修正がすぐできるんだから、やっぱり凄いですね、東京V。
そこで樋口監督が取った手段。MF、ボランチの佐藤選手を下げ、DF木藤選手を投入します。
これにはビックリしました。
守備を固めるのかと思ったのですが、なんとそのまま木藤選手がボランチを担当。さらにFW横山選手を林選手に。
いつもとは違い、早めに手を打った樋口監督でしたが、後半27分。左サイドをドリブルで突破したフッキ選手がゴール前へボールを送ると、走り込んだディエゴ選手がシュート。先制されてしまいました。
フッキ選手にはDF1人ついてたんですが、何の問題もなくボールをゴール前に折り返してしまいました。やっぱり1人じゃ止められないですね、この人。
追う立場となった山形ですが、その5分後、左コーナー付近からのFKがファーサイドに。そこにいた臼井選手が見事にゴールを決め同点に持ち込みます!
角度がない位置にもかかわらず、サイドネットに決めたいいシュートでした。
その後、東京V土屋選手にあわやというシュートを撃たれるも、それ意外は概ね山形のペース。
驚いたのは木藤選手のボディバランス。
セカンドボールの奪い合いに対してあたりの強さを発揮し、幾度と無くボールを奪っていました。
試合後のコメントでは、ボランチは昔サテライトで1度やったきりだとか。東京Vのスタイルもあったと思うのですが、樋口監督が「新たな発見と大きな収穫」と言うに相応しい動きだったと思います。
結局最後は押せ押せながら試合終了。
負けなくて良かった、勝てなくて残念、3人欠場でこれだけやれれば、3人のうち1人でもでていれば、といろんな考えが頭に浮かびますが、試合内容はとても見応えがありました。
東京Vで印象に残った選手はDF土屋選手。守備ではこちらの攻撃を何度もはね返し、攻撃にも参加していました。守って良し攻めて良し。東京Vの厚みを感じさせる選手でした。
山形は次節お休みですが、上位からあまり引き離されないでいて欲しいな。
- favorite1 visibility59
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件