笠原将生、初勝利おめでとう!

6回97球6安打7三振2四球、無失点。

5月に打ち込まれた広島打線へのリベンジを果たすとともに、親子二代の宿願を見事遂げました。

3回まではアップアップで、頼るものはストレートしかない状態でしたが、4回から変化球が低めに集まりだしました。

ストレートはMAX144㌔だったでしょうか、アベレージで140㌔前後は出ていたと思います。

球速自体は大したことはありませんが、球速表示以上に球威があるタイプのようです。

3回に二死満塁でエルドレッド選手から三振を奪ったのは高めのストレートでした。

指にかかった時には角度もあり、なかなかに頼もしい直球を持っています。

変化球は多彩です。

投球内訳を見てみますと

 

ストレート・・・46(47%)

カーブ・・・15(15%)

シュート・・・8(8%)

スライダー・・・6(6%)

フォーク・・・12(12%)

チェンジアップ・・・10(10%)

 

変化球の割合が5割を超えています。

なかでもフォークとカーブは制球が安定しており、特にフォークは決め球に使えるレベルにあるようです。

5回に二死満塁から天谷選手を打ち取った球はフォークだったでしょう。

彼はとにかくフォークがまったく見えていませんでした。

これという突出した球はないものの、いろいろと投げ分けて目先を散らす投手なのかもしれませんが、三振を取れる球種はしっかり持っています。

しかしシュートはストライクゾーンにきていましたが、今一つ効果が感じられませんし、スライダーはなかなか枠をとらえられません。

カーブとフォーク以外はもう少し精度を磨く必要があると思います。

 

また、二軍での数値を小山君のそれと比較してみますと、制球力に差が見られます。

小山 WHIP:1.14 BB9:2.66

笠原 WHIP:1.37 BB9:3.21

昨日の試合でも結構砂で遊んでいて、あの背番号17が目の前をちらつきました。

これに加え被安打率も笠原君9.33に対し小山君7.67ですから、全体的に小山君に一日の長があるようです。

制球力の向上、特に変化球の精度を上げることが今後の課題だと思います。

しかし昨秋見た時点ではいかにもストレートが頼りない印象だったのが、昨日の試合ではしっかり通用していました。

投手としてかなり実が詰まってきた印象です。

笠原将生、確かに昨年より成長しています。

 

打つ方では小笠原選手がマルチヒットをマークしました。

カッスとカッサの競演です←??

金本選手がついにというかようやくというか引退しましたが、小笠原選手もいろいろと思うところがあることでしょう。

巨人にとっては三連覇の立役者であり、暗黒から引き上げてくれた大恩人でもあります。

今後物事がどのように進展するか分かりませんが、もし大きな決断をすることがあれば、花道を盛大に飾って送り出してあげたいと思います。

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