審判講習会で思い出した少年指導のこと

  • kumazemi
    2006年08月28日 15:05 visibility39

日曜日に審判講習会(継続)に行って来ました。今はウェブ上で予約も支払いもできます。

講師の方が単に講義するだけでなく事例をあげたり、いくつかのジャッジのあり方を示して受講生に判断させるなど面白い講習会でした。

私もときおり少年(U-12)を指導するときがあるので、毎年少しずつ改正されていくルールをきちんと理解しておくことは重要だと考えています。

ここでユニフォームの話がありました。ワールドカップではほとんどの選手がユニフォームを出してプレーしていましたが、わが国では認めないので、特に子供達は納得させにくいとは思うがきちんと対応してほしいとのことでした。これは各協会に通達は出されているようです。

ここで少年の話なんですが、少年期に「勝つ」ためのサッカーをさせるべきかどうか、どう考えたらいいでしょうか。これは意見が分かれるところだと思います。先の全日本少年サッカー大会でも過剰なスカウティング(相手チームの偵察)が行なわれていたようです。

少年期において「相手のチームのいいところを消す」ことと「自分のチームのいいところをだす」ことのどちらが大切なのでしょうか。

私はうちの7歳の息子にはいっさい手を使うプレーは教えていません。すべてルール違反だと教えています。足もちゃんと使えないこの年代に手をつかわせたら後々どう成長するのでしょうか。

しかし、この間息子が小学校でサッカーしたときに、ある少年団(幼稚園からあるけっこう強いチーム)に入っている子に手で体を押されてボールを奪われたらしく、よほど悔しかったのか私に必死に訴えてきました。でも言いました。「それはきれいじゃないね」と。

サッカーは芸術ですから美しくないといけません。

醜い勝ちより美しい負けの方が価値がある(ヨハン・クライフ)

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