2014年までファジアーノ岡山に在籍した選手で選ぶベストイレブンその2

DH:千明 聖典

サッカー知能指数の高い選手。
ボールの奪いどころを知っている選手で、スリの様にボールをくすねる。
高い身体能力やフィジカルのある選手ではなく、ボール奪取が凄いでなく、ボール奪取が巧いと言う表現を使ってしまうその奪い方は、職人芸。
トラップする所やパスコースを読む眼、ポジショニングこれらに優れ、岡山の守備に安定をもたらしてくれる。
攻撃では、高いテクニックと視野の広さで、ボールをしっかり繋ぐ事が出来る。
また、ボールのキープの仕方も、強いではなく、こちらも巧いと思わず唸ってしまう。
高いテクニックでいなし、囲まれても狭い所をパスやドリブルで、打開する様は、まさに玄人好みの選手。
もっとゴールやアシストに近づくプレーが、出来る様になればより偉大な選手になれる。

DH:上田 康太

名波2世と謳われた天才。
裏へ飛び出した選手の足下に相手選手の頭を超えて落ちてくるスルーパスを通す事が出来る高い技術を持っている。
プレースキッカーとしても優秀で、精度の高いボールをピンポイントで合わせる事が出来た。
基礎技術が、高いので、ボールも失わない。
常に前への意識を持っていてスルーパスと楔形のパスを多く出すことが出来る。
岡山の選手は、勿論、サポーターの良いDHは、どんな選手かと言う意識にも多大な影響をもたらした。
途中加入ながらチームにすぐ溶け込み、月刊MVPの受賞やのチームのMVPに押された事からも内外問わず高い評価を得た事が分かる。

LWB:三村 真

ようやく花が開いた快足ドリブラー。
岡山の選手の中で、断トツのドリブル数を誇る。
好調時は、面白い様に相手選手を抜いて、クロスまで持っていく。
また、一定の視野の広さを持っており、アシストもしっかり決める。
後は、持ち味である左足から得点を増やすことが出来れば、より良い選手になれる。
一歩目からの加速は、素晴らしいものがあり、天性のものがある選手で、ここ数年は、主力としての活躍が、期待される。

RWB:田中 奏一

1対1での場面を得意とするドリブラー。
三都主 アレサンドロにも裏街道を仕掛けて、ファールを貰うなど、ドリブラーとして得意の形を持っている。
ドリブルのキレ味が鋭く、フェイント一つで、置き去りにし、クロスまで持っていく。
また、スペースへの飛び込みは、迫力があり、スプリント力がある。
思い切りの良い選手で、得点も多い。
その辺り、もう少し冷静さを持って正確なクロスを入れてアシストも増やして欲しい。

OH:金 民均(キム・ミンキュン)

卓越したボールキープ力を持ったJ2では、反則レベルのテクニシャン。
視野も広く選手を引き付けてゴールに直結する驚くほど正確で、的確なスルーパスを1試合1回は、高確率で、配給する事が出来る。
スピードが無いので、派手さこそ無いが、攻撃的ポジションで、存在感を放っている。
短い時間より長い時間で、実力を発揮する選手。
選手からの信頼も厚く、ボールを預けられる事が多い。
実際囲まれてもボールを失わない。
また、ゴールもある程度決める事が出来るので、なんでも出来る選手。
日本語も健気に勉強し、通訳無しで、ある程度話せるレベルまで、勉強した努力家。
そのため甘いマスクという事もあり、サポーターに愛されている。

ST:押谷 祐樹

上背こそ無いが、スピードと高いテクニックを併せ持ったドリブラー。
ドリブラーだが、飛び道具を持っていて、遠目からでも狙える強烈なシュートを打つ事が出来る。
2013年シーズンも2度ベストゴールに受賞する等、華のある選手。
一度は、遠方からの強烈で正確なミドルシュート。
二度目は、無回転のFKを決めた。
多彩なゴールパターンを持った選手で、彼に通ればと可能性を感じさせてくれる。
囲まれても怯まず果敢にチャレンジする程、自信も持っている。
繊細な選手で、気持ちの籠ったプレイをみせてくれる。
また、2014年シーズンには、自身初の二桁得点を記録し、新たな次元へ突入した。

CF:川又 堅碁

2012年シーズンにレンタルで、J2の岡山に加入したシーズンでは、日本人1位のゴール数を記録した。
J1の新潟に復帰後、J1で、2位のゴール数を記録するJリーグを代表するCFに成長した。
身体能力の高さと高い決定力を兼ね備えた選手。
1対1やゴール前の決定機で、高確率で、ゴールに叩きこむ冷静さと思い切りの良さを持っている。
天性のストライカー気質を持った選手で、海外移籍や代表入りが、期待される選手。

その3に続く。

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