2015:A代表:アジアカップ:中立:vsUAE「明確な課題が浮き彫りになった1戦~ここから進むべき道~」その3

3、寸評

まず、触れておくべき点が一つある。
スタメンを4戦固定した点である。
中二日と中三日である事で、勝率が大きく変わってくる。
これは、グループリーグで、2連勝したのに関わらず、負けると敗退する可能性があったという不運が、招いた事である。
しかし、結果論ではあるが、3戦ハードワークしていた5長友 佑都が、足を痛めるというのは、十分想定できた事態であった。
メンバーを総動員して、上手く選手を休ませるというリスクマネジメントを怠った事により生まれた敗戦である。
今回の場合、イランが「中東で最高のチーム」と評したUAEと最高状態で試合をしたかった。
何故ならば、まるでクラブの様にパスワーク優れ、日本の猛攻を1失点に抑える連動した守備で、しっかりスペース消せるチームだったからであり、高い集中力と多い運動量が、必要であったからである。

また、早い時間帯に失点した事で、ここまでの対戦であった裏のスペースが無かった。
そのためこの試合まで、多くの決定機に顔を出した10香川 真司の良さがなかなか出なかった。
これは、他の選手にもバックパスや横パスというのが、多かった事を考えても大きな影響があった事は、間違いない。
試合内容では、圧倒したものの決めきれなかった。
この事実を踏まえ、日本代表は、見かけだけのパスサッカーからスペインの様にデメリットへの備えがある深いパスサッカーを目指す必要がある。
デメリットというのは、今回の様に高い位置でのプレスを破られた時のリスクケア。
加えて、引いて守る相手を崩すサッカーである。
どちらもこの試合の日本代表には、あと一歩届かなかった。
それが出来た時、加えて1歩以上、進化した時に世界で戦える日本代表になれる筈だ。

4、満足度

5点(10点満点)

早々に失点した事で、引いたUAEに対して、ほぼ攻めぱなっしにも関わらず、決定機逸機を多く、フラストレーションの溜まる試合となった。
立ち上がりの様な個でぶつかり合うサッカーが見たかった。

日本から世界へ
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

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