
CWC:準決勝:柏レイソルVSサントス「世界との差を経験できた貴重な試合」
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杉野雅昭
2011年12月17日 19:02 visibility935
柏VSサントス:1-3
得点者:ネイマール、ボルジェス、酒井、ガンソ
●柏スタメン
18田中・19工藤
15ジョルジワグネル・10レアンドロドミンゲス
7大谷・28栗沢
22橋本・3近藤・5増嶋・4酒井
21菅野
●リザーブ
GK:1桐畑・16稲田
DF:2中島・8澤・13兵働・17安英学・20茨田・29水野・32山中
FW:9北嶋・11林
●途中交代
19工藤→9北嶋、18田中→8澤、22橋本→13兵働
●サントススタメン
GK: 1 ラファエウ・カブラル
DF: 2 エドゥ・ドラセナ(cap)
4 ダニーロ
6
ドゥルバル
14 ブルーノ・ロドリゴ
MF: 5 アロウカ
7 エンリケ
8 エラーノ
10 ガンソ
FW: 9 ボルジェス
11 ネイマール
●リザーブ
GK:12アラーニャ、23ブラジミール
DF:3レオ・13ブルーノ・アギアル、16ビニシウス、21パラ
MF:15アンデルソン・カルバーリョ
、17フェリペ・アンデルソン、18イブソン
FW:19アラン・カルデク、20ワソン・レンテリア
●途中交代
8エラーノ→19アラン・カルデク、9ボルジェス→18イブソン、4ダニーロ→13ブルーノ・アギアル
●失点シーン
★1失点目
ネイマールのシュートフェイントから利き足とは逆の左足で、ミドルシュートを決める。
★2失点目
ボルジェスが、ペナルティエリア付近で、ボールをキープしてから上手く振り切って、上手くコントロールしたシュートを決める。
☆1得点目
ジョルジワグネルのCKから酒井が高い打点で決める。
★3失点目
ガンソのFKから。
壁の右を巻いてゴールへ。
菅野反応出来ず。
●試合の流れ
開始早々から、サントスが個人技を見せるシーンが目に付く。
柏は、サントスが前線からプレスにあまり来ないので、ある程度自由にできた。
それでも、サントスは、攻撃に移った時にキレのある攻撃を見せる。
すると、柏の守備のドタバタを突かれあわや失点仕掛けるが、ポストに助けられる。
しかし、すぐさまネイマールとボルジェスの次元の違うプレイで、立て続けに失点を許す。
その後は、後ろのコースを切り、的確なポジショニングを取る守備で、柏の攻撃を防いだサントス。
そのまま、0-2で、前半終了。
後半は、柏が持ち味を出し始める。
押し気味に試合を進めセットプレイから1点返す。
しかし、サントスがダニーロの超絶FKを決めて再び突き放す。
その後、柏が、猛攻仕掛け決定機を作るが、ポストに当たったり、枠に飛ばなかったり、決定機を尽く逃す。
サントスもポストに当たる惜しいシュートを放つが、追加点ならず、1-3で、サントスの勝利で終了。
●サントスは、相手に持たせるサッカー
サントスは、前線からプレスをかけるモダンなサッカーではなく、プレスをあまりかけない。
こういったサッカーで、南米選手権を制した事に驚きを感じた。
それだけ、ネイマールを始めとした個人技に優れた選手の高い個人技で、勝ってきたのだろう。
そして、忘れてはいけないのが、守備。
無理にプレスをかけない分、的確なポジショニングで、再三柏の攻撃を防いできた。
こういった優れたDFがいるのもプレスをかけない理由だろう。
それだけ後ろにも自信があったのだと思うし、前線の選手には、攻撃にスタミナを温存しておきたかったのだと感じる。
ただ、勘違いしてはいけないのは、守備する時は守備しているという事。
抑えるところは抑えるという危険察知能力にも優れていた。
前線の選手が、戻ってきて守備というシーンが、何度かあった。
サントスが、温存していた可能性もあるだけに、バルサ戦が楽しみである。
●Jリーグと南米の差
サントスは、卓越した個人技で、高い決定力を見せつけたのに対して、押し気味に進めチャンスを多く作ったのに関わらず決め切れなかった。
この差が、Jリーグと南米のリーグの差だと感じた。
やっぱり、世界では、決定機をしっかり決め切れているから勝てる。
Jリーグは、まだまだなんだなと思う。
ただ、その差と個人技の差は、縮まりつつあるのも事実。
サントスのプレスが緩かった事もあるが、主導権を握ってチャンスを作れた。
善戦したとも言えるが、攻撃だけではなく、守備もまだまだ差があると感じた。
Jリーグのレベルを上げるためにも良いDFの存在は必要不可欠だと思う。
●評点
GK21菅野:5,5
1:1を防ぐ等、持ち味を発揮したが、圧倒的個人技の前に失点を防げなかった。
CB3近藤:5,0
ボールを奪いきれず。
CB5増嶋:5,0
粘り強く守ったが、3失点してしまった。
SB4酒井:6,0
この試合のMIP。
攻撃で存在感を示し、CKから得点を決めた。
SB22橋本:5,5
ドリブルで果敢に攻めた。
DH28栗澤:5,5
ピッチを大きく使った視野の広さを感じた。
DH7大谷:5,0
安定したプレイを見せた。
OH15ジョルジワグネル:6,0
CKから酒井の得点をアシスト。
それ以外のシーンでも精度の高いCKを蹴った。
OH10レアンドロドミンゲス:5,5
攻撃で、ドリブル、パスで存在感を示した。
FW19工藤:5,0
ほとんど仕事させて貰えず。
FW18田中:5,0
FWとして仕事を果たせなかった。
途中交代
9北嶋:5,5
決定機を外したものの途中出場で出てきて、存在感を示した。
8澤:6,0
ポストに当たる惜しいシュートがあった。
攻撃で、存在感を出した。
13兵働:評価不可
ネルシーニョ監督:5,5
交代で流れを引き寄せたが、同点、逆転まで導けなかった。
審判:6,0
上手くゲームを作ったと思います。
Jリーグから世界へ
To Be Continued
by杉野雅昭
まだまだ未熟なので、おかしい点があるかもしれないので、反対意見歓迎ですし、間違いなどありましたらご指摘などのコメント宜しくお願いします。
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