高校サッカー:2回戦:作陽VS中京大中京「内容では作陽だが、勝負強かったのは中京大中京」

作陽VS中京大中京:0-0(PK:6-7)
得点者:なし

●作陽スタメン

16辻井
12池田・8山本健奨・11山本直輝
10高瀬・15岡村
6森脇・3高見・5米原・13妹尾
2久光

監督:野村雅之

●途中交代

11山本直輝→7谷口、8山本健奨→20越、12池田→18児玉

 

●中京大中京スタメン

19宮市
24荒木・7藤橋・10熊谷
6前田・17速水
11河合・4梶田・5中嶋・13社本
1平岡

監督:岡山哲也

●途中交代

5中嶋→25應和、24荒木→18加藤、17速水→14宮越

●試合感想

作陽の方が決定機は多かった。
試合内容では、作陽の方が良かったのは、決定機の数から明らかである。
それでも中京も後半辺りから、運動量で盛り返し始めた。
しかし、決定機はほぼ作れなかった。
結局試合は、PKに入った事で、流れが悪かった中京の方が有利と思ったが、やはりそうだった。
この試合乗っていた1平岡君も居るし、逆にほぼ見せ場が無かった2久光君は、なかなか乗りきれない部分があっただろう。
PK戦は、結局2本失敗した作陽の負けとなった。
故郷の岡山を応援していた私としては、残念な結果に終わってしまった。
崩されながらも最後のところで粘り強く守った中京を褒めたい。

作陽のサッカーは、高い組織力からのパス回し。
フリーランの質等も見ても統制が取れていた。
特に守備は、非常に安定していた。
攻守のバランスが良く完成度が高く、個人技やフィジカルを補うサッカーができていた。
完成度の高いサッカーだったので、負けてしまったのは残念である。

中京のサッカーは、運動量をメインとしたサッカー。
他の部分は、まだまだ足りないものが多い。
攻撃では、作陽の組織的守備の前に何もできなかった。
守備も隙があり、危険な場面を何度があったが、GKのファインセーブ等で、なんとか凌いだ。

作陽に苦言を呈すれば、決定力の低さ。
決定機で、GKの方に蹴ってしまったりするシーンがあったり等、勿体なかった。
勝てる試合だった。

中京に苦言を呈すれば、支配率。
持ち味の運動量を発揮できるまで、押され気味だった。
自分達が主導的に攻めてチャンスを作らないと今後勝ちあがっていく事は難しいだろう。

作陽の注目していた10高瀬君は、そこまで見せ場がなかった。
終盤は、ポジションを上げて攻撃に絡んで持ち味を発揮し始めた。
セットプレイでも惜しい精度のボールを蹴っていた。
私個人の感想では、大学進学もありなのではないかと思う。

中京の注目の19宮市君は、ほとんど見せ場を作れなかった。
持ち味の高さ等を活かせなかった印象。
ボールもなかなか入らなかったし、まだ1年だし、これからに期待したい感じだった。

作陽の印象に残った選手としては、16辻井君。
結構ボールが収まっていたし、プレスがきついところながらパスをある程度回せていた。
というかそこまで攻めれていたので、中京の19宮市君と違って良くボールに絡めていた。
逆を言えば、16辻井君がゴールに絡む活躍をしていれば結果は違ったかもしれない。

中京の印象に残った選手は、18加藤君。
途中出場ながらドリブル等で、果敢に仕掛けて、高い存在感を出していた。
今後の鍵を握る選手になるのではないかと。

勝った中京の運動量は、通用すると思うし、今後の試合で、頑張って欲しい。
負けた作陽も良いサッカーをしてたし、次の大会に向けて然るべき準備してリベンジして欲しい。

高校サッカーから世界へ

To Be
Continued

by杉野雅昭

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