2015:Jリーグ:FUJI XEROX SUPER CUP 2015:ガンバ大阪vs浦和レッズ「確立されたスタイル」その2

2、得点経過

G大阪:1-0:39宇佐美 貴史(29パトリック)

経過

7遠藤 保仁が、CKを蹴る。
中では、29パトリックが、マークの密集地帯を上手く抜け出し、前に出て、フリーで、7遠藤 保仁のボールに合わせる。
この時29パトリックは、フィジカルで、マークを抑えて、フリーの状態を作り出した。
7遠藤 保仁も人ではなく、スペースへ蹴った。
そして、7遠藤 保仁の意図通りのプレーを29パトリックが見せて、ボールをヘッドで、そらした。
その先に居た39宇佐美 貴史が、しっかり決めて、先制ゴール。
39宇佐美 貴史も29パトリックの動きと7遠藤 保仁のボールの軌道を見るや、前に居たマーカーから離れて、後ろにポジションを取った。
その結果、偶然ではなく、意図的に生み出された決定機をしっかり足で、決めて得点。

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7遠藤 保仁の隙を見出す視野の広さ。
29パトリックのフィジカルの強さと出し手の意図を汲み取る受け手としてのセンスの良さ。
39宇佐美 貴史のゴール前における状況を瞬時に把握し、先を予測して行動するゴールの嗅覚。
こういったものを存分に発揮した得点。
ガンバ大阪のスペシャルな選手がその実力を遺憾なく発揮して生まれた得点。

G大阪:2-0:29パトリック

経過

スローインの流れからサイドの狭い所に位置し、パスの出しどころに困った5槙野 智章のパスが、G大阪の選手に当たる。
この毀れ球が、29パトリックの下に転がる。
前がかりになっていた浦和の守備は、22阿部 勇樹が、前方で遅らせて対応する。
その守りに対して、パトリックが、シュートフェイントにより22阿部 勇樹を振り切る。
フェイント後に5槙野 智章も手を使ってでも止めようとするも29パトリックが、屈強なフィジカルで、弾き飛ばしてシュート。
一度は、1西川 周作に弾かれるも毀れ球が29パトリックの下へ毀れて、これを29パトリックが押し込んで決めて得点。

コメント

個の力の差が出た得点。
1対1での対決。
圧倒的個の力で、それを制しゴールまで持っていくことが出来た29パトリック。
シュートフェイントからの切り替えしは、秀逸であり、非常に冷静だった。
良く相手を見れているし、長い距離を走った後でも、それを感じさせなかった。
カウンターで、一人で、持っていてゴールしてくれる選手が居る。
これは、大きなアドバンテージである。
そして、それが昨季優勝の大きな原動力であるだろう。
今季も強い。
そういった印象を持たせてくれた得点。

その3に続く。

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