2015:Jリーグ:FUJI XEROX SUPER CUP 2015:ガンバ大阪vs浦和レッズ「確立されたスタイル」その3
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杉野雅昭
2015年03月06日 23:44 visibility58
3、両チームのスタイル
G大阪
この試合に関して言えば、前半は、2ラインで、楔形のパスを通さない守備を布いていた。
守備ラインは、G大阪4人と浦和5人の数的不利だが、その分中央を固めた。
サイドのスペースへパスが出ればSHの選手が、下がって対応する事で、ボールを受けた後は、自由にさせなかった。
攻撃時は、SHの11倉田 秋と19大森 晃太郎が、攻撃参加するスタイルを取った。
しかし、前線の39宇佐美 貴史と24赤嶺 真吾では、二人ともポストプレーを得意としておらず、どちらかと言えば点取り屋であり、基点を作れず、カウンターでしか攻撃を仕掛ける事が出来なかった。
そのため、前半は、主導権を握られた。
後半途中からは、スピードと高さを兼ね備えた29パトリックが、途中交代で入った事により起点が、出来た。
先制点も29パトリックの高さが生きた得点。
9リンスが、入るとカウンターの切れ味が増し、鋭いカウンターで、ゴールに迫った。
39宇佐美 貴史の運動量の少なさをSHの11倉田 秋と19大森 晃太郎でカバーし、39宇佐美 貴史を攻撃に専念させる。
9リンスが、控えに居ると言うのは、大きいと感じた。
試合を支配するというよりは、勝利に辛いスタイルのサッカーと言える。
チームとしての完成度は、高い。
浦和
前線に5人並べて、スペースを突いて、崩すというサッカー。
相手が、ずるずると下がれば、そのスペースをさらにCBの選手がシュートを狙う。
如何に攻撃に人数をかけるかというサッカーであり、前述のG大阪と違い攻守のバランスというよりは、攻撃に比重を置いている。
ただ、攻撃のスイッチは、ロングパス主体であり、なかなか楔形のパスを細かく繋いでというよりは、大味なサッカーでした。
前線に人数をかけている分、後ろが手薄であり、カウンターリスクを常に抱えている。
2失点目も5槙野 智之のパスミスからであり、CBながら高い技術が求められる。
しかし、前線に人数をかけているから守備が、酷いという訳ではなく、相手を自陣深くに追い込むことにより、守備のリスクを軽減している。
ボールを奪っても混戦状態と言う状況を作り波状攻撃が可能。
以上から嵌れば強いが、逆に決めきれないと苦しくなる。
特に対戦相手の前線に一人で打開出来る選手がいれば、前線に人数をかけているリスクはより高くなり、そこから失点する可能性も高くなり、より苦しくなる。
4、戦評
主導権は、浦和が握っていたが、途中出場選手の活躍が勝負を左右した。
途中出場の21ズラタンもサイド攻撃からゴール前で、待ち構えゴールに迫るも決めきれなかった。
逆にG大阪の途中出場の29パトリックは、39宇佐美 貴史の先制ゴールに繋げるだけではなく、終了間際に追加点を決めた。
浦和は、一貫して、サイドから仕掛けたが、中に合わせる選手が、20李 忠成であり、高さがある21ズラタンの投入まで、ゴールへの迫力不足だった。
G大阪は、前半から無理して攻めることなく、攻守のバランスをうまく取り、要所要所を抑えて、先制点と追加点と流れを掴んで、勝利した。
5、満足度
6点(10点満点)
審判のジャッジが気になったが、試合を通してみれば、今季のG大阪も浦和も自分たちのスタイルを持っており、新たな幕開けであるJリーグの主役である事は、間違いないだろう。
今季は、どういったJリーグになるか楽しみ。
Jリーグから世界へ
To Be Continued
by杉野雅昭
まだまだ未熟なので、おかしい点があるかもしれないので、反対意見歓迎ですし、間違いなどありましたらご指摘などのコメント宜しくお願いします。
G大阪
この試合に関して言えば、前半は、2ラインで、楔形のパスを通さない守備を布いていた。
守備ラインは、G大阪4人と浦和5人の数的不利だが、その分中央を固めた。
サイドのスペースへパスが出ればSHの選手が、下がって対応する事で、ボールを受けた後は、自由にさせなかった。
攻撃時は、SHの11倉田 秋と19大森 晃太郎が、攻撃参加するスタイルを取った。
しかし、前線の39宇佐美 貴史と24赤嶺 真吾では、二人ともポストプレーを得意としておらず、どちらかと言えば点取り屋であり、基点を作れず、カウンターでしか攻撃を仕掛ける事が出来なかった。
そのため、前半は、主導権を握られた。
後半途中からは、スピードと高さを兼ね備えた29パトリックが、途中交代で入った事により起点が、出来た。
先制点も29パトリックの高さが生きた得点。
9リンスが、入るとカウンターの切れ味が増し、鋭いカウンターで、ゴールに迫った。
39宇佐美 貴史の運動量の少なさをSHの11倉田 秋と19大森 晃太郎でカバーし、39宇佐美 貴史を攻撃に専念させる。
9リンスが、控えに居ると言うのは、大きいと感じた。
試合を支配するというよりは、勝利に辛いスタイルのサッカーと言える。
チームとしての完成度は、高い。
浦和
前線に5人並べて、スペースを突いて、崩すというサッカー。
相手が、ずるずると下がれば、そのスペースをさらにCBの選手がシュートを狙う。
如何に攻撃に人数をかけるかというサッカーであり、前述のG大阪と違い攻守のバランスというよりは、攻撃に比重を置いている。
ただ、攻撃のスイッチは、ロングパス主体であり、なかなか楔形のパスを細かく繋いでというよりは、大味なサッカーでした。
前線に人数をかけている分、後ろが手薄であり、カウンターリスクを常に抱えている。
2失点目も5槙野 智之のパスミスからであり、CBながら高い技術が求められる。
しかし、前線に人数をかけているから守備が、酷いという訳ではなく、相手を自陣深くに追い込むことにより、守備のリスクを軽減している。
ボールを奪っても混戦状態と言う状況を作り波状攻撃が可能。
以上から嵌れば強いが、逆に決めきれないと苦しくなる。
特に対戦相手の前線に一人で打開出来る選手がいれば、前線に人数をかけているリスクはより高くなり、そこから失点する可能性も高くなり、より苦しくなる。
4、戦評
主導権は、浦和が握っていたが、途中出場選手の活躍が勝負を左右した。
途中出場の21ズラタンもサイド攻撃からゴール前で、待ち構えゴールに迫るも決めきれなかった。
逆にG大阪の途中出場の29パトリックは、39宇佐美 貴史の先制ゴールに繋げるだけではなく、終了間際に追加点を決めた。
浦和は、一貫して、サイドから仕掛けたが、中に合わせる選手が、20李 忠成であり、高さがある21ズラタンの投入まで、ゴールへの迫力不足だった。
G大阪は、前半から無理して攻めることなく、攻守のバランスをうまく取り、要所要所を抑えて、先制点と追加点と流れを掴んで、勝利した。
5、満足度
6点(10点満点)
審判のジャッジが気になったが、試合を通してみれば、今季のG大阪も浦和も自分たちのスタイルを持っており、新たな幕開けであるJリーグの主役である事は、間違いないだろう。
今季は、どういったJリーグになるか楽しみ。
Jリーグから世界へ
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by杉野雅昭
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