2015:J2:5節:H:vs大宮アルディージャ「守護神がチームを救う」その3

3-5:強い縦への意識に関する考察

昨季と比べて格段と高くなっている。
昨季までは、WBやDH経由する事が多かったが、その組み立てを省略し、一気に前線に入れる事が多い。
そういった事もあり、DHのボールタッチする回数が激減し、17島田 譲がボールに絡めないという事態が発生した。
16関戸 健二は、その少ないパスをボールキープからのプレーで存在感を見せ、セカンドボールやボール奪取に狙いを持ったプレーを見せた事で、存在感を発揮した。
また、WBの選手の二人も攻撃時は、高いポジションを取ってゴール前まで顔を出すという狙いを持ってプレーしている。
闇組に上がる訳ではなく、機を窺ってはいるが、基本的に高いポジションを取る確率が高くなっている。
組立というよりは、速攻というイメージが強い。

3-6:ペース配分に関する考察

何故決定機を活かせないのか?
そういった疑問に一つの理由は、ハードワークというのがある。
確かにハードワークにより堅い守備と人数をかけた攻撃が可能となっている。
一方で、スタミナを消耗し、最後の精度が落ちやすい。
G大阪の宇佐美 貴士の技術もあるが、得点を取る事だけに重心を置いており、高いシュート精度を誇る。
そう考えると決定機逸機という確率は、必然的に高くなる。
それでもハードワークによって、相手選手を体力的にも精神的にも消耗させることも可能で、フリーランの質を向上させていく必要がある。
チームとしてハードワークを掲げている以上、相手の嫌な所をしっかり突く。
こういった狙いは、常に持つべきである。
また、縦への高い意識により少ない人数で、しっかり攻めるという攻撃の精度も上げる必要があるだろう。
一人で最後まで行く選手は居ないが、そういった形で、得点を狙う事に大きな意味がある。
何れせよ90分間走り切るという事は、かなり難しく、ペース配分というのが、重要になってくる。
そういった意味で、状況を見極める視野の広さは、ペース配分にも絡んでくる。
ハードワークとは、高い組織力により限られた体力で効率よく攻め守るという戦術である。
何故なら、ハードワークに見えるという事は、重要な場面に人数をかける事が出来ている事を意味するからである。
ただ、長い距離を走っているだけでは、ハードワークが出来ていると認識できないだろう。
如何に濃いハードワークが出来るか?
それが、岡山の命題である。

4、満足度

5点(10点満点)

1中林 洋次のPKセーブには、興奮した。
他のシーンでもゴールに迫る迫力が凄かった。
ただ、その分無得点で、フラストレーションが溜まる試合だった。
3試合勝ちなしで、そろそろ勝利が見たくなって来た。

岡山から世界へ 
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

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