2015:J2:16節:A:vsカマタマーレ讃岐「ダービー男達の退場」その2
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杉野雅昭
2015年06月06日 11:05 visibility51
2、戦評
奇しくも同じ勝ち点で、迎えた瀬戸内ダービー。
得失点差で、岡山が、順位上では高いが、実質は、同率で、最高の条件での試合となった。
試合の方は、讃岐がスペースを消し、岡山の攻撃をフィニッシュまで辿りつかせない狙いを持った戦術を見せた。
岡山は、その守備に対し、個人技と組織力によりボールを動きを速くする事で、遅れた讃岐の守備からファールを貰った。
そのセットプレーで、チャンスを作り、35岩政 大樹の先制ゴールかと思われたが、オフサイドとなった。
結局前半は、讃岐の対戦相手の攻撃を0に抑えるというチームスタイルを全面に出し、岡山への相性の良さを見せた。
後半試合が、動いたのは岡山の最年長の21加地 亮のクロスから生まれた。
それも讃岐の4沼田 圭悟のオウンゴールという形からであった。
ここ最近の岡山は、点を取れておらず、こういった形ではあったが、守備の固い岡山にとっては、大きな1点である。
その後は、岡山の14押谷 祐樹の2枚目のイエローカードで、退場すると防戦一方となった。
これだけ押し込まれたのは、岡山にとっては、今季初めてと言っていい。
岡山は、1中林 洋次や35岩政 大樹を中心に粘り強く、讃岐の攻撃を跳ね返し、逃げ切った。
讃岐は、再三ゴールに迫り、岡山のゴールに迫るも最後まで得点を奪えず、ダービー初敗北となった。
3、得点経過&分析
A:岡山:0-1:オウンゴール(4沼田 圭悟)
経過
ビルトアップで、しっかり繋ぐ岡山。
25田所 諒→17島田 譲→8渡邊 一仁と繋いだ所で、8渡邊 一仁は、右サイドで、フリーの21加地 亮へ展開するミドルパスを出す。
21加地 亮が1トラップすると、寄せに23木島 徹也が来る。
21加地 亮は仕掛けて、クロスを入れるという動作のフェイントを入れる。
これに23木島 徹也が釣られて、スライディングタックを仕掛けてしまう。
21加地 亮は、そのままかわして、フリーでクロスを入れる。
落下点には、岡山の15三村 真と讃岐の22武田 有祐が向かっていたが、先に4沼田 圭悟が、辿り付きクリアしようとする。
しかし、無情にもクリアボールは、自陣のゴールに向かって行き、オウンゴールとなった。
分析
良かった点が3点ある。
まず、8渡邊 一仁の展開。
手薄な所を使うという的確な状況判断からのミドルパスだった。
ミスパスが、目立つ中で、こういった得点に繋がるパスを出せるという8渡邊 一仁の持ち味が出た。
2つ目は、21加地 亮のプレー。
正確な1トラップから寄せにくる23木島 徹也の寄せに対してもしっかりクロスまで行けた。
その過程でのクロスを入れるという動作のフェイントは、素晴らしかった。
ドリブル突破と言えば、スピードやテクニックのイメージが一般的。
しかし、21加地 亮は、相手のプレーを予測し、判断ミスを誘った。
フェイントというテクニックなのだが、それでもこういったプレーは、岡山で出来る選手は少なかった。
他の岡山の選手もそういったプレーを是非、参考にして欲しい。
最後の3つ目は、15三村 真のポジショニング。
21加地 亮が、クロスを上げた先のゴール前に15三村 真が、入っていた事。
これが、4沼田 圭悟のオウンゴールを生み出した。
もし、そこに15三村 真が、来ていなければ、4沼田 圭悟も無理にクリアに行ってない可能性が高い。
つまり、これは、4沼田 圭悟の完全なミスではなく、誘発されたミスであり、岡山の目指すべきサイド攻撃の一つの形であり、ある種狙い通りであったと言える。
実際に類似した千葉戦でも失点のシーンに対して、自分たちのやりたかった形と表現した。
今後は、こういった動きを根気強く続けて、得点をしっかり上げて、勝利を掴みたい。
奇しくも同じ勝ち点で、迎えた瀬戸内ダービー。
得失点差で、岡山が、順位上では高いが、実質は、同率で、最高の条件での試合となった。
試合の方は、讃岐がスペースを消し、岡山の攻撃をフィニッシュまで辿りつかせない狙いを持った戦術を見せた。
岡山は、その守備に対し、個人技と組織力によりボールを動きを速くする事で、遅れた讃岐の守備からファールを貰った。
そのセットプレーで、チャンスを作り、35岩政 大樹の先制ゴールかと思われたが、オフサイドとなった。
結局前半は、讃岐の対戦相手の攻撃を0に抑えるというチームスタイルを全面に出し、岡山への相性の良さを見せた。
後半試合が、動いたのは岡山の最年長の21加地 亮のクロスから生まれた。
それも讃岐の4沼田 圭悟のオウンゴールという形からであった。
ここ最近の岡山は、点を取れておらず、こういった形ではあったが、守備の固い岡山にとっては、大きな1点である。
その後は、岡山の14押谷 祐樹の2枚目のイエローカードで、退場すると防戦一方となった。
これだけ押し込まれたのは、岡山にとっては、今季初めてと言っていい。
岡山は、1中林 洋次や35岩政 大樹を中心に粘り強く、讃岐の攻撃を跳ね返し、逃げ切った。
讃岐は、再三ゴールに迫り、岡山のゴールに迫るも最後まで得点を奪えず、ダービー初敗北となった。
3、得点経過&分析
A:岡山:0-1:オウンゴール(4沼田 圭悟)
経過
ビルトアップで、しっかり繋ぐ岡山。
25田所 諒→17島田 譲→8渡邊 一仁と繋いだ所で、8渡邊 一仁は、右サイドで、フリーの21加地 亮へ展開するミドルパスを出す。
21加地 亮が1トラップすると、寄せに23木島 徹也が来る。
21加地 亮は仕掛けて、クロスを入れるという動作のフェイントを入れる。
これに23木島 徹也が釣られて、スライディングタックを仕掛けてしまう。
21加地 亮は、そのままかわして、フリーでクロスを入れる。
落下点には、岡山の15三村 真と讃岐の22武田 有祐が向かっていたが、先に4沼田 圭悟が、辿り付きクリアしようとする。
しかし、無情にもクリアボールは、自陣のゴールに向かって行き、オウンゴールとなった。
分析
良かった点が3点ある。
まず、8渡邊 一仁の展開。
手薄な所を使うという的確な状況判断からのミドルパスだった。
ミスパスが、目立つ中で、こういった得点に繋がるパスを出せるという8渡邊 一仁の持ち味が出た。
2つ目は、21加地 亮のプレー。
正確な1トラップから寄せにくる23木島 徹也の寄せに対してもしっかりクロスまで行けた。
その過程でのクロスを入れるという動作のフェイントは、素晴らしかった。
ドリブル突破と言えば、スピードやテクニックのイメージが一般的。
しかし、21加地 亮は、相手のプレーを予測し、判断ミスを誘った。
フェイントというテクニックなのだが、それでもこういったプレーは、岡山で出来る選手は少なかった。
他の岡山の選手もそういったプレーを是非、参考にして欲しい。
最後の3つ目は、15三村 真のポジショニング。
21加地 亮が、クロスを上げた先のゴール前に15三村 真が、入っていた事。
これが、4沼田 圭悟のオウンゴールを生み出した。
もし、そこに15三村 真が、来ていなければ、4沼田 圭悟も無理にクリアに行ってない可能性が高い。
つまり、これは、4沼田 圭悟の完全なミスではなく、誘発されたミスであり、岡山の目指すべきサイド攻撃の一つの形であり、ある種狙い通りであったと言える。
実際に類似した千葉戦でも失点のシーンに対して、自分たちのやりたかった形と表現した。
今後は、こういった動きを根気強く続けて、得点をしっかり上げて、勝利を掴みたい。
その3に続く。
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