2012:J2:16節:A:アビスパ福岡VSファジアーノ岡山「味方のミスをカバーし、勝ち点1を得る」
-
杉野雅昭
2012年06月01日 23:44 visibility71
福岡VS岡山:1-1
得点者:オウンゴール(福岡)、25田所
観客数:4090人
●岡山スタメン
10チアゴ
7キムミンキュン・11桑田
25田所・8千明・14仙石・2沢口
5植田・18竹田・3後藤
1中林
●リザーブ
GK:21真子
DF:22篠原・30一柳
MF:13石原
FW:36関戸・19中野・20川又
●途中交代
11桑田→36関戸、10チアゴ→20川又
●福岡スタメン
15坂田・10城後
19成岡・14木原
7末吉・8鈴木
29堤・27畑本・5古賀・4和田
1神山
●リザーブ
GK:23河田
DF:13小原・17オチャンヒョン・20宮路
MF:3岡田
FW:18西田・11高橋
●途中交代
19成岡→18西田、10城後→17オチャンヒョン
●戦評
決定機は、多かった。
しかし、得点は、岡山の1中林のミスからオウンゴールと綺麗な崩しからの25田所のゴール。
もっと、得点が入ってもおかしくなかったが、決定力不足を両チームとも露呈した。
どちらが勝ってもおかしくなかった試合は、※訂正:スコアレスドロー→ドロー※に終わった。
●レビュー(岡山側)
1中林の信じられないミスで、失点した。
失点直後は、動揺があったものの徐々に落ち着いた。
すると、前半の内に良い形からの綺麗なゴールを決めた。
1中林のミスをチームとしてカバーした。
それに応えるかの様に1中林は、ファインセーブを連発。
流れ的に負けてもおかしくなかったが、引き分けた。
チームとしての成長を感じる引き分けだった。
失点しても大崩しない今季の岡山を象徴する試合だった。
ただ、いつもより危ない場面を作られていたのは、気になる。
多少ずれと言うか、混乱が見られた。
少し強い相手と当たると危ない場面を作られるのは課題。
この日際立ったのは、セットプレイでの守備。
人数をかけて、8千明のクリアに象徴される様に危険な所を抑えている。
いつまで続くか分からないが、適材適所とも言える良い守備が出来ている。
今回のミスしても崩れなかったが、チームとしての粘りを勝利に導いて欲しい。
決してこの試合勝てない試合ではなかった。
実際チャンスもあった。
浮上するためにも得点力アップは、至上命題。
補強があるのか注目したいところ。
●レビュー(福岡側)
相性が良い相手と思ったが、対戦してみたが、とてもそう言えない。
岡山相手に互角以上の内容。
J1を経験しているだけあって、風格を感じる試合運びだった。
この試合は、たまたま15坂田がブレーキだったが、決定機に顔を出せるストライカーの様な嗅覚を感じた。
岡山の守備が良かったのか、それとも15坂田が不調だったのか。
何れにせよ。福岡としては勝ちたい試合だっただろう。
前線のタレントの個人技は光ったが、守備では、スルーパスを何度か通され危ない場面を作られた。
ホームで、なかなか勝てていなかったと言う事で、試合後ブーイングが起きたが、当然だろう。
やはり、このクラスのチームだともっとやってくれないとね。
今後の躍進に期待したい。
●得点シーンと失点シーン
★1失点目(オウンゴール)
18竹田が、15坂田のプレスを受けてバックパス。
1中林が触れずそのままゴールに転がりオウンゴール。
1中林を庇う要素はない。
唯一あるとすれば、18竹田が、バックパスを枠内に蹴ってしまった事。
セオリーとしては、枠を外す必要がある。
しかし、それでもあまりにお粗末なプレイ。
人間だから仕方ないが、その後持ち直していたので、心配ないと思うが、いつも通りの良いセーブをこれからも魅せて欲しい。
☆1得点目(25田所)
8千明が、毀れ球を拾って25田所へ楔型のパス。
25田所は、パスを受けて振り返ってサイドの11桑田へ。
11桑田がラインぎりぎりからクロスをいれる。
そのクロスにオープンスペースに飛び込んだ25田所が決めてゴール。
綺麗な流れからの良いゴール。
25田所は、これで2試合連続ゴール。
今季の25田所は、クロスも然り中への意識が格段に高くなっている。
それが、この2試合連続得点に繋がっている。
得点を重ねる事が出来る攻撃的WBに成長しましたね。
これからの彼の活躍に期待したい。
それと11桑田もようやく仕事をしました。
正直まだ、プレイには不満な点が多いので、次はゴールという結果で、監督、選手、そしてサポの信頼を勝ち取って欲しい。
●要点整理
(1)中林のミスが痛かった。
(2)(1)より、そのミスをカバー出来た事は大きかった。
(3)決定力不足がより深刻。
(4)守備に重点を置きすぎでないか。
(5)(4)より、自陣に少し引き過ぎなイメージを持つ。
(6)20川又へのマークが厳しくなり、なかなか仕事ができないのが、辛い。
(7)(6)に対して、10チアゴが、状態を上げており、FW争いも熾烈になっている。
(8)(7)より、25田所の様に20川又も成長して欲しい。
(9)13石原を何故使わない?
(10)3後藤の上がりは、センスを感じる。
(11)守備が、少しドタバタしている印象を持った。
(12)(11)より、1中林だけでなく、全体としてミスが目立つ様な気がする。
(13)(12)より、疲労が出始め、暑くなってくるが、それに負けないで頑張って欲しい。
(14)次節は、なんとしてでも勝ち点3を取ってホームでの連敗を止めて欲しい。
●評点
岡山側
GK1中林:5,5:オウンゴールは頂けないが、ファインセーブもあった。
CB5植田:5,0:パスミスが目立つ。
CB18竹田:5,5:カバーリングで、後ろのスペースを守った。
CB3後藤:5,5:攻撃参加を見せた。
DH8千明:6,0:ドリブルやシュートで、攻撃のプレイが光った。
DH14仙石:5,5:サイドチェンジや楔パスで、チャンスメイクした。
WB25田所:6,5:値千金の同点ゴールを決めた。
WB2沢口:5,5:攻守で頑張った。
ST7キムミンキュン:6,5:スルーパスで、決定機を再三演出。
ST11桑田:6,0:同点ゴールをアシストした。
FW10チアゴ:5,5:足下の巧さを見せた。
途中交代
36関戸:5,5:流れを変えれず。
20川又:5,5:最後の決定機を決めれず。
影山監督:5,5:13石原を投入しても良かったのでは?
福岡側
GK1神山:6,0:1失点したものの再三ピンチを防いだ。
CB27畑本・5古賀:5,5:1失点の守備を見せた。
SB29堤・4和田:5,5:攻撃参加を見せた。
DH7末吉:5,5:パスでゲームメークした。
DH8鈴木:6,5:強烈なミドルを放つ等、存在感があった。
OH19成岡・OH14木原:6,0:攻撃で存在感を見せた。
FW15坂田:5,5:再三の決定機を活かせず。
FW10城後:6,0:質の高いプレイを見せた。
途中交代
18西田・17オチャンヒョン:評価不可
前田監督:5,5:勝利を手繰り寄せれなかった。
審判(主審:小川、副審:中原・平間):5,5:上手くゲームを作った。
●MOM
「7キムミンキュン」
7キムミンキュンからのスルーパスから決勝点が生まれてもおかしくなかった。
それだけ何度も決定機を演出していた。
視野の広さを感じるし、良く落ち着いていた。
●希望スタメン
20川又
7キムミンキュン・36関戸
25田所・8千明・14仙石・2沢口
5植田・18竹田・3後藤
1中林
●希望リザーブ
GK:21真子
DF:22篠原・30一柳
MF:13石原・11桑田
FW:19中野・10チアゴ
●満足度
☆☆★★★
決定機が多くて面白かったが、失点シーンが残念だったので☆×2。
岡山から世界へ
To Be Continued
by杉野雅昭
まだまだ未熟なので、おかしい点があるかもしれないので、反対意見歓迎ですし、間違いなどありましたらご指摘などのコメント宜しくお願いします。
良いと思ったら評価して頂けると嬉しいです。
- favorite1 visibility71
-
navigate_before 前の記事
2012:A代表:ワールドカップ最終予選:日本VSオーマン「格下に完勝」
2012年6月9日 -
次の記事 navigate_next
2012:J2:17節:H:ファジアーノ岡山VS愛媛FC「ダービーのタイトルに相応しい好ゲーム」
2012年6月5日
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件