2015:A代表:W杯アジア2次予選:H:vsシンガポール「UAE戦の悪夢再来は防ぐが厳しい開幕」その3

3-5:14武藤 嘉紀に関して

一つ気になる点がある。
シュートやパスまでの判断の遅さである。
J1であれだけ決めている通り、得点する力が高いというのは分かる。
しかし、代表においては、最初の試合(無効となったが)で、得点を決めて以降持ち味を発揮できていなかった。
良かったのは、裏へ抜け出してクロスを入れるぐらいでしか良いプレーがない。
周りを使う細かいパス交換やシュートまで持っていく積極性と強引さ。
こういったものが欠如している。
スピードだけではなく、強いボディコンタクトという場面が作れないというのも大きい。
スピードに乗った時に倒れない力強さがあるので、カウンターには、効果的選手ではあるが、引いて守るアジアで、そういった状況を作り出す事が事は、難しいだろう。
海外移籍で、自分を活かす術を増やし、9岡崎 慎司の様に成長して欲しい。

3-6:この結果をどう考えるのが良いのか?

一つ言える事は、ポストやクロスバーに当たったシーンがあった通り、多くの決定機があった事である。
それが一つでも決まっていれば結果は違った。
しかし、これが一度ではなく、UAE戦でも同様に苦しんだ。
そう考えれば何かを変えていかないといけない。
もしくは、もっと継続路線の下、成長しないといけない。
こういった状況を打破するという事を考えた時に何故得点できなかったか、分析する必要がある。

一つは、ゴール前を固めている事である。
日本の選手は、密集自体であるゴール前にポジションをとり、そこに通しているが、ボールロストする事も多かった。
この状況打破のためにもミドルシュートやサイドを抉ってのクロス、ピンポイントで合わせるクロス、敵を引き出すドリブルからのキープの個人技。
UAE戦でも7柴崎 岳のミドルシュートで、得点をあげていた事も考えるともっと高みを目指さないといけない。

しかし、もっと大事な事がある。
オフサイドが多かった事である。
引いて守るだけではなかったという事である。
的確なラインコントロールが行われていた。
アジアにおいても数で守るだけではなく、組織力の向上が感じられる。
そう考えたならオフ・ザ・ボールの動きも改善の余地がある。
裏へ抜け出して、1:1という得点し易い状況は、なかなか作れない事である。
その辺りをより連動した崩しが必要である。
特に日本は、技術のある選手が多く、そそいった部分で勝負する選手が少なく、まだまだ改善の余地があると言える。

整理すると決定機があったのにそれを逃した決定力不足で済ませるのではなく、日本代表にも問題があったという点とアジアのレベル向上を頭に入れた準備が必要と言える。
次のホーム戦で、これをよりクリアし、反撃の一歩を踏み出したい。

4、満足度

1点(10点満点)

UAE戦からの反省を活かせてなかった。
こういった試合で、勝っていかないと上を目指せない。
そういった意味で、同じ轍を踏んだ日本への不満は大きくなるだろう。
しかし、それでもこういったサポーターの不満や選手たち自身の悔しさというのをこれからに繋げて、1位通過を目指して欲しい。

日本から世界へ
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

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