2015:J2:20節:A:vsギラヴァンツ北九州「ポジティブに捉えていいのか?」その2

2、得点経過

H:北九州:1-0:25小松 塁(7風間 宏希)

攻撃を防いで、守備のバランスが崩れたいた時に8渡邊 一仁が、ロングパス。
しかし、これを跳ね返されて、7風間 宏希の元へ行き、そこからドリブル。
10千明 聖典が寄せに行くも遠く、裏へのスルーパスが25小松 塁へと通る。
冷静に1対1を決められて岡山の失点。

A:1‐1:岡山:14押谷 祐樹(15三村 真)

何度か縦パスを足下に入れてバックパスを繰り返し、北九州の守備バランスを崩しつつ、ゴール前に人数を揃える。
最後は、10千明 聖典が、ボールをキープし、15三村 真が、クロスを入れる。
そのクロスの精度が高く、14押谷 祐樹の足下へ通り、足下のシュートの様にボレーシュートで合わせて、流し込んで岡山の得点。
何度も見ても気持ちが良いゴール。

A:岡山:1-2:14押谷 祐樹(15三村 真)

21加地 亮が、シュート打てる場面で、横へパス。
15三村 真に合わず流れるも15三村 真が、回収。
15三村 真は、振り返ると14押谷 祐樹に預ける。
14押谷 祐樹は、上手くターンして、シュートコースを作り出し、そのコースに美しい放物線を描いてのゴールを決める。
14押谷 祐樹のターンとシュート精度の高さを発揮しての素晴らしいゴール。

A:岡山:1-3:19片山 瑛一(33伊藤 大介)

33伊藤 大介がCKを蹴る。
岡山の選手が、ショートコーナーに走り込んで北九州の選手を引き付けた事で、19片山 瑛一の前にスペースが出来る。
丁度そこに33伊藤 大介の選手の蹴ったボールが、ショートコーナーを超えて落ちてきて、19片山 瑛一が上手くヘッドで、ミートして岡山の得点。

H:北九州:2-3:10小手川 宏基(25小松 塁)

北九州の最終ライン?の選手が、前方のボランチ?パスとバックパスを繰り返して、10千明 聖典を釣り出す。
10千明 聖典が、上がったのを見て、中盤を飛ばして、前方の25小松 塁に浮き球のミドルパス。
25小松 塁が、ポストプレーで落とすと、10千明 聖典が上がった事で、出来たスペースと時間を得た10小手川 宏基が、その隙を逃さず、ミドルシュート。
これが、決まって北九州の素晴らしい得点。
10千明 聖典が上がっていた分、寄せが不十分だった。

3、試合考察

3-1:ミーティングの効果?

攻撃意識は、格段と上がっていた。
その分、守備のバランスが崩れる事が多かったが、それでも最近影を潜めていた厚みのある攻撃というのが、出来ていた。
ゴール前に人数も揃っており、得点の可能性の高いシーンを多く作れた。
それを可能としたのが、遅攻と速攻のバランスである。
以前であれば、人数が揃う前であっても速攻を仕掛けて、人数が少ない事が理由で、ボールをロストする場面が多かった。
そのためロングパスが多くなっていたが、この試合では、安易に前方に蹴らず、しっかり繋ぐという事が出来ていた。
14押谷 祐樹も以前、その点に触れており、19片山 瑛一は、空中戦より足下にパスを出した方が生きる選手ではないかと思っていると語っており、この辺りは、当然ミーティングでも意見として上がっているだろう。
実際、この試合でもしっかりパスを回してから足下につけるというシーンが多く、これが一番の変化と言える。

3-2:10千明 聖典が輝きを取り戻す

ミーティングの変化は、10千明 聖典の良さをも取り戻した。
足下で繋いで、行くと言う事は、当然その中盤を経由する。
開幕戦の時の様に縦に速いサッカーと違い、中盤を経由する事で、10千明 聖典のボールタッチが増えた。
しかも開幕の時とも違い、激しいボディコンタクトによる守備や、楔形パスが増えており、この試合では、惜しいミドルシュートがあった。
14押谷 祐樹の同点ゴールのシーンでもボールキープで溜めを作り、15三村 真をフリーにする事が出来た。
後は、運動量を増やす事と、攻撃参加をより増やす事。
特に運動量に関しては、フリーランにより周りの選手をサポート出来れば、チームとしては大きい。

その3に続く。

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