2012:J2:31節:H:ファジアーノ岡山VS大分トリニータ「8月無敗で、プレーオフに望みを繋ぐ」

岡山VS大分:0-0
得点者:なし
観客数:9237人
主審:西村
副審:中野・間島

1、H:岡山情報

影山監督

スタメン

20川又
7キムミンキュン・13石原
25田所・8千明・14仙石・2沢口
5植田・18竹田・3後藤
1中林

リザーブ

GK:21真子
DF:22篠原
MF:29大屋
FW:36関戸・38三村・35上條・10チアゴ

途中交代

7キムミンキュン→36関戸、14仙石→38三村、2沢口→35上條

 

2、A:大分情報

田坂監督

スタメン

20森島
8西・11村井
17石神・33丸谷・28為田・9三平
16安川・3阪田・27松原
1清水

リザーブ

GK:21丹野
DF:4作田
MF:10チェジョンハン、32宮沢
FW:13高松・24木島・29林

途中交代

11村井→32宮沢、8西→29林、20森島→10チェジョンハン

3、戦評

前半は、完全に岡山ペース。
大分のシュートは、FKばかりで、流れからシュートを打てなかった。
岡山は、結局決定機を活かせず、大分は、なんとか0-0で折り返した。
しかし、後半は、大分の選手交代が功を奏し、大分が良い入りを見せる。
そこを凌ぐと岡山は、20川又のロングスローから流れ取り戻し、五分五分になるが、結局両チーム得点出来れず、スコアレスドローに終わった。

4、レビュー(H:岡山側)

攻撃

この試合でもしっかりとしたポゼッションと、ピッチを広く使うという岡山の攻撃スタイルを色濃く出す事が出来た。
特にサイドから何度もチャンスを作る事が出来た。
また、前線に張り付いて5トップみたいな時間帯もあった。
これは、両チームサイドに一人しか基本居ないため出来る攻撃であったと言える。
そのため25田所のクロスに逆サイドの2沢口のヘッドというシーンも作る事が出来た。
この日の25田所のクロス精度の成功率は、非常に高く活躍が際立った。
一方で、2沢口のクロス精度の酷さが、顕著で、後半前線の選手を2沢口に代わって投入して、13石原が代わりにWBに入るという事も増えている。
近年まで、不動であった2沢口の地位も揺るぎつつあると感じる。
この試合では、何と言っても20川又のロングスローが、使える目処が立った事は大きい。
10チアゴを投入していれば、効果はより高くなるだろう。
ただ、FWの20川又を前線で、使えない点は、賛否が別れそうである。
これが、プレーオフへの秘密兵器として機能する事を祈るばかりである。

守備

楔型のパスが入った時に厳しい守備が出来ていた。
そこを潰せて居た事が大きい。
特に5植田は、足下、空中に無類の強さを見せていた。
彼の守備は、非常に効いていた。
他の選手もしっかりとした守備からシュートを打たせない守備が出来ていたと思います。
問題は、5植田が、出場停止の2試合。
厳しい試合になるが、どうしていくか気になる所である。

5、レビュー(A:大分側)

攻撃

縦への意識は高かったと思います。
そこを潰されたために停滞した感じがする。
システムを変更して、攻撃の仕方を変更すると流れが良くなった。
チャンスは、セットプレイしかなかった。
だが、個で打開する力は強かったが、連携面では、もう少し課題がありそうに感じた。

守備

岡山にサイドから崩されていた。
サイドの主導権を握られた事が痛かった。
最後の所で、1清水の頑張りとかがあったが、危ない位置で、ボールを奪われてカウンターを受ける等、攻撃の悪い流れが、守備に悪影響を及ぼしたのが実際の所だろう。
守備自体は、しっかりしているので、無失点に抑える事が出来た。

6、評点

H:岡山側

GK1中林:6.0:安定感キャッチで、無失点に貢献。
CB5植田:6.5:楔型のパスを高確率で潰し空中戦でも強さを見せた。
CB18竹田:6.0:鋭い読みで、攻撃を防ぎ、攻撃ではシュートを狙った。
CB3後藤:6.0:1対1、空中戦で、安定感を見せた。
DH8千明:6.0:パスからポゼッションを支えた。
DH14仙石:6.0:裏への意識を感じるプレイを見せた。
WB25田所:7.0:高精度のクロスで、決定機を何度も演出した。
WB2沢口:6.0:惜しいヘッドを放つもGK正面だった。
ST7キムミンキュン:6.0:パスとドリブルで、チャンスを演出した。
ST13石原:6.0:シュート精度を欠くシーンが目立った。
FW20川又:6.5:まさかのロングスローには、驚かされた。

途中交代

36関戸:6.5:一気にチャンスになる素晴らしいパスを何度も通した。
38三村:6.0:スピードを活かすプレイを見せた。
35上條:5.5:決定機に顔を出したが、決め切れなかった。

影山監督:6.0:交代カードは、妥当。

A:大分側

GK1清水:6.5:再三のピンチも的確なポジショニングで、防いだ。
CB16安川:6.0:無失点に貢献。
CB3阪田:6.0:しっかり、ビルトアップした。
CB27松原:6.0:ロングパスを何度か狙った。
DH33丸谷:5.5:ゲームを作れず。
DH28為田:5.5:途中からポジション代えて、シュートまでいった。
WB17石神:6.0:セットプレイで、精度の高いボールを蹴るもゴールに繋がらず。
WB9三平:6.0:仕掛けてシュートを積極的に打った。
ST8西:5.5:持ち味を出せず。
ST11村井:5.5:パスを狙うもなかなか通せなかった。
FW20森島:5.5:あまり仕事出来ず。

途中交代

32宮沢:6.0:ボールを繋いで、リズムを作った。
29林:6.0:スピードを活かしたプレイを見せた。
10チェジェンハン:評価不可

田坂監督:6.0:交代カードで、流れを呼びこんだ。

審判(主審:西村、副審:中野・間島):6.0:上手くゲームを作った。

7、MOM

「25田所」

正確なクロスで、何度も決定機を作った。
彼の今季の成長ぶりには、驚かされるばかりである。
彼の持ち味のスタミナもさらに進化し、伸びている。
ペース配分が、上手くなったのか足を攣る事も少なくなった。
今後の成長が楽しみな選手。
これからの活躍に期待したい。

8、満足度

5点(10点満点)

勝ちたかった試合だった。
見どころがあったので、平均的な5点とした。

9、次節希望岡山スタメン&リザーブ

スタメン

20川又
7キムミンキュン・35上條
25田所・8千明・14仙石・13石原
3後藤・18竹田・2沢口
1中林

リザーブ

GK:21真子
DF:22篠原
MF:29大屋・17服部
FW:36関戸・38三村・10チアゴ

35上條と36関戸のシャドースタメンで迷った。
実力的には36関戸。
ただ、メンバー構成を考えると35上條。
最終的には、バランスを重視し、35上條のスタメンを希望する。
勝敗を考えなければ、34田中がみたいが…

岡山から世界へ

To Be Continued

by杉野雅昭


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