2015:JFL:後期7節:H:vs横河武蔵野FC「見えて来た課題」その2

2、得点経過

H:岡山N:1-0:9上條 宏晃

5宮田 直樹のクリアボールが裏へと出て、横河のDFが上手く処理できず、15小林 秀征が、裏へ抜け出す。
横河のDFとGKに囲まれ潰されるが、ボールが毀れたボールが、走り込んでいた9上條 宏晃の前に転がり、9上條 宏晃が、振り切ってシュート。
横河のDFも防ごうとするも間に合わず、岡山Nの得点。

H:岡山N:2-0:28幡野 貴紀(3田中 雄輝)

3田中 雄輝が、ミドルシュート。
その途中で、28幡野 貴紀が、軌道を変えて横河のGKの逆を突いて、ゴールネットを揺らして岡山Nの得点。
※注※最初は3田中 雄輝の得点と思われた。もしかするとシュートを打ったのも28幡野 貴紀の可能性もある。

A:横河:2-1:34井関 諒司(?)

中盤から裏への浮き球のスルーパスに抜け出した34井関 諒司。
GK21木和田 匡とCBの間で、34井関 諒司は、ダイレクトで浮き球をループシュートを放って、芸術的ループシュートを決めて、横河の得点。

H:岡山N:3-1:9上條 宏晃(PK)

左のスペースへ3田中 雄輝が抜け出して、ペナルティエリアに侵入。
そこで、横河の選手に倒されてPKを獲得。
9上條 宏晃が、右のポストに当てながらPKを決めて岡山Nの得点。

H:岡山N:4-1:28幡野 貴紀(11西林 直輝)

イーブンのボールを11西林 直輝が、快足で、先に触れて、後方から走って来た28幡野 貴紀に絶妙なタイミングでスルーパス。
抜け出した28幡野 貴紀が、GK1飯塚 渉と1対1になるが、かわして、無人のゴールにシュート。
横河のDFも懸命に戻るも届かず、岡山のN得点。

3、試合考察

3-1:狙われる背後のスペース

前線のハイプレスで、ある程度そこを抑えているもののバイタル手前のエリア。
つまり、FWとMFの間のスペースからの浮き球のスルーパスを出されるケースが目立つ。
岡山Nとしては、そこをある程度許す代わりに、ラインを高く保ちつつコンパクトにして、そのスペースを狭くしている。
勿論、開いている傾向であるため、がら空きではなく、あくまで隙があるという事を頭に入れて欲しい。
大事なのは、ラインコントロールと浮き球への対処である。
岡山Nは、現状この処理の部分に不安があり、体の入れ方やクリアするかといった判断。
こういった部分で、後手後手を踏むケースが、ほぼ毎試合見れている。
今後上のレベルを目指すなら個の守備力の向上は、必要不可欠である。

3-2:ペース配分

この試合3人の交代枠足を攣って交代した可能性が高い。
厳しいピッチコンディションの中、どこで休んでどこで走るのか。
ギリギリの人数でやってる岡山にとって、この部分は生命線である。
疲労での交代は良くあることだが、そういった理由でのコンディションは、ゲームプランとしては、痛いところである。
トップは、夕方とか比較的ピッチコンディションが、良い時間帯に出来るが、それでもしっかり90分間走れる。
これは、大切な事であり、ペース配分を含めて、再考の余地はある。

3-3:13宮本 樹明の1トップ

16藤岡 浩介が、出場停止という事もあり、FWの枚数不足に陥っていた。
途中出場ながら、13宮本 樹明の1トップを見る事ができた。
当然の事ながら1対1では、仕掛ける、そして、抜くという形までは持っていけなかった。
空中戦でもCBとは違ったポストプレーの難しさを感じてのプレーという印象を持った。
しかし、最初の数プレーで見せたプレーというのには、可能性を感じた。
今後は、背後に相手選手を抱えた状態での競り方や体の使い方、頭でのコントロール、胸や足でのポストプレー、選手との距離感、運動量、フリーラン、ポジショニングなどのCBでは、必要性の低かったプレーを経験して欲しい。
トップチームや他のチームを見てもCBが、パワープレーを仕掛けるというのは、良くある。
こういった状況は増えてくることを考えると、非常に大きな経験であり、そういった場面が来た時に良いプレー出来る様にしておきたい。
さらに本職のCBでもその経験を活かして欲しい。

その3に続く。

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