2015:天皇杯:岡山県代表決定戦:H:vs三菱自動車水島FC「岡山サッカー史に残る死闘」その2
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杉野雅昭
2015年08月10日 01:55 visibility376
2、得点経過
A:水島:0-1:11高瀬 翔太(14山部 晃)
GK1松本 祐樹のゴールキックを5宮田 直樹が、クリア。
岡山Nは、そのクリアボールのセカンドボールを拾えず、水島ボールとなる。
その時に競り合いで、前に出ていた5宮田 直樹が、潰しに行く。
しかし、奪いきれず、サイドへフリーで、展開される。
3田中 雄輝が、対応に行くことで出来たスペースを通るクロスを14山部 晃が入れる。
6寄特 直人も懸命に足を伸ばすも届かず、11高瀬 翔太が倒れながらのスライディングシュートを放つ。
至近距離のため流石のGK21木和田 匡も反応できず、水島の得点。
H:岡山N:1-1:9上條 宏晃(15小林 秀征)
水島のスローインのボールを6寄特 直人が奪って、14千布 一輝に預ける。
14千布 一輝は、ドリブルで様子を伺い、絶妙なタイミングでスペースへ浮き球のロングスルーパスを出して、15小林 秀征を走らす。
これに追いついた15小林 秀征が、ゴールライン際から浮き球のクロスを入れる。
このクロスが、GKとDFの頭上を越えて行き、スペースへ走り込んでいた9上條 宏晃に通る。
9上條 宏晃は、しっかりヘッディングシュートを枠内に入れゴールネットを揺らして、岡山Nの得点。
3、試合考察
3-1:難しいゲームにした29曺 圭承(チョ・ギュスン)の存在
5宮田 直樹が、DHに居ない場合は、守備の重心が低くなり、押し込まれる時間が長くなる。
また、ビルトアップ力でも戦力ダウンになるのは、否めない。
特にこの試合では、ビルトアップだけではなく、攻撃参加の部分で痛かった。
JFLでも引いてくる相手に対して、有効な攻撃参加を見せており、彼が出ていればもっと良いサッカーが出来た可能性は高い。
と同時に、水島が、それだけ実力差(個人技と組織力などの総合力の差)の無い好チームだったと言える。
しかし、それでも岡山Nのチーム状況が、好転したのも彼の加入によるものが大きく、少なからず影響があったのも事実である。
それでも、そういった状況は、今後も考えられるので、こういった死闘で勝てた事は大きな自信になるし、今後に繋がる。
3-2:引いた相手に対する攻撃
現在JFLでの岡山Nは、挑戦する立場であるため、相手がある程度攻めてくれる。
そのため、素早いカウンターを仕掛ける回数が多い。
しかし、この試合で、対戦した水島は、4-4-2の2ブロックで引いて、2トップメインのカウンターで、仕掛けるという岡山Nと似た堅守速攻のチーム(岡山Nは、前線に3人を残すが、水島は2人でより守備的なチーム)である。
そのためスペースというのがなく、岡山Nのカウンターを仕掛ける事のできる場面が少なかった。
試合を通して、この堅さに苦しみ、カウンターを受けて危ない場面を何度も作られた。
21木和田 匡のファインセーブなどで、なんとか勝利できたが、難しいゲームになった事は事実であり、カウンター主体の攻撃だけではなく、自ら崩す得点の形を増やして行き、より高みを目指したい。
3-3:実力は岡山Nに分があった
両サイドの攻防を見る限り、JFLと比べて岡山の両翼(両サイドのWB)の崩しが、非常に効いていた。
これは、JFLではなかなか見れなかった。
特にサイドでの1対1の場面で、3田中 雄輝のドリブルが面白い様に決まっていた事に驚いた。
14千布 一輝も再三ドリブルとパスでの崩しで、チャンスメーク出来ていた。
しかし、水島は、徹底した数を活かした守備で、中央の守備を固めて粘り強く守り、岡山Nになかなか得点を許さなかった。
そこで、3-2の課題ではあるが、サイドの攻防を考える限り、岡山Nの総合力(個の力だけではなく、戦術的勝利)で相手を上回ってもっと楽に勝たないといけなかった。
それだけデュエルの部分での岡山の強さというのが、光っていた。
個で勝負出来ていた反面、水島の戦術が嵌っていた事で、1点を争う好ゲームとなった。
3-4:21木和田 匡の存在感
PK戦で、2本止めた(やり直しを含めれば3本)止めたその安定感は本物。
PK戦の前の90+20分での再サインのピンチでも素晴らしい反応で、防いだ事でPK戦に辿りつけた。
また、11人目のキッカーで、試合を自ら決めたが、足下の技術と度胸がしっかりしていたことで、可能とした。
足下の技術に関しては、この試合プレスを受けて、あわやという場面こそあったが、普段は、正確なフィードと判断で、しっかり繋げている。
そう考えても総合力の高いGKとして、着実に成長している。
この試合での経験は大きく、さらなる成長に繋がる事は、間違いない。
A:水島:0-1:11高瀬 翔太(14山部 晃)
GK1松本 祐樹のゴールキックを5宮田 直樹が、クリア。
岡山Nは、そのクリアボールのセカンドボールを拾えず、水島ボールとなる。
その時に競り合いで、前に出ていた5宮田 直樹が、潰しに行く。
しかし、奪いきれず、サイドへフリーで、展開される。
3田中 雄輝が、対応に行くことで出来たスペースを通るクロスを14山部 晃が入れる。
6寄特 直人も懸命に足を伸ばすも届かず、11高瀬 翔太が倒れながらのスライディングシュートを放つ。
至近距離のため流石のGK21木和田 匡も反応できず、水島の得点。
H:岡山N:1-1:9上條 宏晃(15小林 秀征)
水島のスローインのボールを6寄特 直人が奪って、14千布 一輝に預ける。
14千布 一輝は、ドリブルで様子を伺い、絶妙なタイミングでスペースへ浮き球のロングスルーパスを出して、15小林 秀征を走らす。
これに追いついた15小林 秀征が、ゴールライン際から浮き球のクロスを入れる。
このクロスが、GKとDFの頭上を越えて行き、スペースへ走り込んでいた9上條 宏晃に通る。
9上條 宏晃は、しっかりヘッディングシュートを枠内に入れゴールネットを揺らして、岡山Nの得点。
3、試合考察
3-1:難しいゲームにした29曺 圭承(チョ・ギュスン)の存在
5宮田 直樹が、DHに居ない場合は、守備の重心が低くなり、押し込まれる時間が長くなる。
また、ビルトアップ力でも戦力ダウンになるのは、否めない。
特にこの試合では、ビルトアップだけではなく、攻撃参加の部分で痛かった。
JFLでも引いてくる相手に対して、有効な攻撃参加を見せており、彼が出ていればもっと良いサッカーが出来た可能性は高い。
と同時に、水島が、それだけ実力差(個人技と組織力などの総合力の差)の無い好チームだったと言える。
しかし、それでも岡山Nのチーム状況が、好転したのも彼の加入によるものが大きく、少なからず影響があったのも事実である。
それでも、そういった状況は、今後も考えられるので、こういった死闘で勝てた事は大きな自信になるし、今後に繋がる。
3-2:引いた相手に対する攻撃
現在JFLでの岡山Nは、挑戦する立場であるため、相手がある程度攻めてくれる。
そのため、素早いカウンターを仕掛ける回数が多い。
しかし、この試合で、対戦した水島は、4-4-2の2ブロックで引いて、2トップメインのカウンターで、仕掛けるという岡山Nと似た堅守速攻のチーム(岡山Nは、前線に3人を残すが、水島は2人でより守備的なチーム)である。
そのためスペースというのがなく、岡山Nのカウンターを仕掛ける事のできる場面が少なかった。
試合を通して、この堅さに苦しみ、カウンターを受けて危ない場面を何度も作られた。
21木和田 匡のファインセーブなどで、なんとか勝利できたが、難しいゲームになった事は事実であり、カウンター主体の攻撃だけではなく、自ら崩す得点の形を増やして行き、より高みを目指したい。
3-3:実力は岡山Nに分があった
両サイドの攻防を見る限り、JFLと比べて岡山の両翼(両サイドのWB)の崩しが、非常に効いていた。
これは、JFLではなかなか見れなかった。
特にサイドでの1対1の場面で、3田中 雄輝のドリブルが面白い様に決まっていた事に驚いた。
14千布 一輝も再三ドリブルとパスでの崩しで、チャンスメーク出来ていた。
しかし、水島は、徹底した数を活かした守備で、中央の守備を固めて粘り強く守り、岡山Nになかなか得点を許さなかった。
そこで、3-2の課題ではあるが、サイドの攻防を考える限り、岡山Nの総合力(個の力だけではなく、戦術的勝利)で相手を上回ってもっと楽に勝たないといけなかった。
それだけデュエルの部分での岡山の強さというのが、光っていた。
個で勝負出来ていた反面、水島の戦術が嵌っていた事で、1点を争う好ゲームとなった。
3-4:21木和田 匡の存在感
PK戦で、2本止めた(やり直しを含めれば3本)止めたその安定感は本物。
PK戦の前の90+20分での再サインのピンチでも素晴らしい反応で、防いだ事でPK戦に辿りつけた。
また、11人目のキッカーで、試合を自ら決めたが、足下の技術と度胸がしっかりしていたことで、可能とした。
足下の技術に関しては、この試合プレスを受けて、あわやという場面こそあったが、普段は、正確なフィードと判断で、しっかり繋げている。
そう考えても総合力の高いGKとして、着実に成長している。
この試合での経験は大きく、さらなる成長に繋がる事は、間違いない。
その3に続く。
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