2015:天皇杯:岡山県代表決定戦:H:vs三菱自動車水島FC「岡山サッカー史に残る死闘」その3

3-5:4板野 圭竜のST

まず、4板野 圭竜のSTは、面白かった。
ドリブルにスピードがあり、仕掛ける事が出来ていた。
高さを活かしたプレーもあり、ポストプレーや競り合いで、前線のターゲットとしてなりえた。
また、頻繁にフリーランを見せており、パスを受けて得点に絡もうという意欲を感じた。
久々の出場という事でモチベーションも高かった事と、個の力不足である水島という事を考えても内容を鵜呑みにしてはいけないが、レベルの高い相手にこの試合の様なプレーが見せる事が出来れば、今後のオプションとしてもなりえる。

3-6:16藤岡 浩介のDH

これは、負担減という狙いもある。
28幡野 貴紀と16藤岡 浩介、9上條 宏晃に関しては、途中交代が多い事を考えてもスタミナに課題がある。
加えて、岡山Nは、攻守での前線の運動力が多く、負担が大きい。
そこで、DHにポジションを移す事で、長い時間プレーさせるという狙いもある。
単に能力というよりは、過酷なピッチコンディションやスタミナ不足、選手層の薄さ。
そういったものを考えた戦い方である。
また、色んなポジションを経験する事で、緊急時にも生きてくる。
各選手に対しての適性ポジションを考えてのチームを作りたいという構想はありつつも、妥協して違うポジションを任せる時間を作る。
そういった起用を続けていくことで、選手としての可能性を広げ、逞しいチームを作る事ができた。
また、そういった起用方により、監督からチームとしての方向性のメッセージを送り、守る時は守る、攻める時は攻めるという試合のメリハリを付ける事が可能である。
さらに戦術的な柔軟性もあり、相手を混乱させたり、流れを引き戻したりも出来る。
ただ、16藤岡 浩介のDH自体は、現段階では良いとは言い難いと最後に記しておく。

4、満足度

10点(10点満点)

何かを得た訳ではないが、単純に面白かった。
サッカーの面白さが濃縮されたゲームであり、岡山サッカー史に残る死闘であった。
1点を巡る攻防戦。
11人蹴って決着のついたPK戦。
そういった試合で勝てた事は、自信になるし、成長出来た試合と成った筈である。
確かな手応えを掴んだ最高のゲーム。
どこまで行けるか楽しみ。

岡山から世界へ 
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

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