2013年ファジアーノ岡山戦力分析

1、IN情報

GK:なし
DF:36寄特
直人[浦和レッズユース]
MF:17鈴木 崇文[FC町田ゼルビア]、30李 載冠(イ・ジェガン)[高麗大(韓国)]、35島田
譲[早稲田大学]、41幡野 貴紀[JFAアカデミー福島]
FW:9荒田 智之[磐田]、14押谷 祐樹[磐田/期限付き移籍]、19久木田
紳吾[松本/期限付き移籍期間満了により復帰]、39小林 秀征[東海大学付属第五高校]、40藤岡 浩介[日章学園高校]

 

2、OUT情報

GK:中牧
大輔[引退]
DF:一柳 夢吾[FC琉球]、野本 安啓[引退]
MF:服部 公太[引退]、大屋 翼[神戸/期限付き移籍期間満了]、福本
尚純[引退]、馬場 悠[レノファ山口]、大道 広幸[長野/期限付き移籍]、喜山 康平[松本/完全移籍]
FW:川又 堅碁[新潟/期限付き移籍期間満了]、金
民均(キム・ミンキュン)[ヤギエロニア・ビァウィストク(ポーランド)]、チアゴ[未確定]、中野
裕太[未確定]、アンデルソン[新潟/期限付き移籍期間満了]、角島 康介[未確定]

3、補強評価説明

IN:INした選手名(昨季のカテゴリー:出場試合数&得点)
OUT:OUTした選手名(岡山での出場試合数&得点)

今季戦力
ポジション:該当選手、(サブポジション)

補強評価:A~Eの五段階評価[A、B、C、D、Eで、左程評価が高い]
戦力値:昨季の戦力値→1~20の数値評価[数値が高い方が高い](昨季の補強評価→A~Eの五段階評価[A、B、C、D、Eで、左程評価が高い])

評価理由

4、GK補強評価

IN:なし
OUT:中牧
大輔(出場無し)

補強評価:C
戦力値:15→16(B→B)

レンタルに出ていた中牧
大輔が引退した以外に他の動きが無かった。
中牧
大輔も元々ネクストの選手でしたし、ネクストもユースとの連携を深めているので、戦力を維持出来たという事で、C評価とした。
戦力値は、トップの戦力を維持し、全体の成長的な部分を含めて戦力値アップとした。

5、DF補強評価

IN:36寄特
直人(新人)
OUT:一柳 夢吾(12試合/0得点)、野本 安啓(出場なし)

補強評価:C
戦力値:7→10(D→C)

昨季の堅守を誇った戦力の維持に成功。
パフォーマンスの落ちてレンタルに出ていた一柳
夢吾の放出し、同じくレンタルに出ていた野本
安啓も岡山のレベルが上がり、戻る余地も無かった。
そう考えると、戦力を維持し、底上げ出来たと考える事が出来る。
また、昨季の私の考えていた戦力値が低すぎた事もあり、大幅に上方修正した。
戦力的に成長した選手もいるが、昨季と大差は無いと考えて頂いて問題ありません。

6、MF戦力分析

IN:17鈴木
崇文(J2:38試合7得点)、30李 載冠(イ・ジェガン)(新人)、35島田 譲(新人)
OUT:服部 公太(14試合0得点)、大屋
翼(1試合0得点)、福本 尚純(出場無し)、馬場 悠(出場無し)、大道 広幸(出場無し)、喜山 康平(出場無し)

補強評価:B
戦力値:10→12(C→C)

実績のある選手は、少ないが、有望な選手の獲得に成功。
トップとネクスト共に選手層は、より厚くなった。
地味な補強ではあるが、堅実で、B評価とした。
戦力値も2増加の評価とした。

7、FW補強評価

IN:9荒田
智之(J2:20試合6得点)、14押谷 祐樹(J1:4試合0得点)、19久木田 紳吾(J2:7試合0得点)、39小林 秀征(新人)、40藤岡
浩介(新人)、41幡野 貴紀(新人)
OUT:川又 堅碁(38試合18得点)、金 民均(38試合6得点)、チアゴ(20試合1得点)、中野
裕太(16試合1得点)、アンデルソン(1試合0得点)、角島 康介(出場無し)

補強評価:B
戦力値:12→13(C→B)

川又 堅碁と金
民均(キム・ミンキュン)の抜けた穴を見事に埋めた。
主力選手の流出をしっかり補えた事が、まず評価出来る。
久木田
紳吾も怪我が癒えれば十分戦力として活躍出来るだろう。
トップチームのCFは、やや選手層が薄いが、レギュラークラスは、非常に高い。
逆にシャドーは、層が厚く、選択肢が多い。
CFも将来性のある選手の獲得にも成功しており、全体的に底上げに成功。
昨季の主力級の選手が、変わっている事もあり、長期的スパンで、考えればマイナス評価。
例えば、川又
堅碁を維持して、今季の様な選手の獲得に成功という感じで、あればA評価も可能だった。
戦力値に関して言えば、昨季より微増程度。
昨季の評価が、高すぎた。

8、監督

順位:13位→8位(A)
戦力値:10→12(C→C)

2011シーズンをベースとしたサッカーで、順位を過去最高の8位に加えてJ2で、2番目に失点数は、評価に値する。
監督としての評価は、上がっており、2アップの12とした。

9、総合評価

補強評価:B
戦力値:54→63(C→B)

堅実で、地味な玄人好みの補強に成功したという事で、B評価とした。
また、全ての部門で、上方修正おり、今季は、プレーオフに絡める戦力は、整ったので、戦力値を65とした。
ただ、大幅な戦力アップではなく、DFの大幅修正以外は、微増なので、補強が、大成功した訳では無い。
個人的には、満足している。

10、予想フォーメーション

ポジション別選手分布

CF:9荒田 智之、19久木田 紳吾、20上條 宏晃、40藤岡
浩介、(14押谷 祐樹)、(38三村 真)、(39小林 秀征)、(32竹内 翼)
ST:14押谷 祐樹、17鈴木 崇文、36関戸 健二、11桑田
慎一郎、41幡野 貴紀、27新中 剛史、39小林 秀征、(8石原 崇兆)、(27李 載冠[イ・ジェガン])、(20上條 宏晃)、(38三村 真)、(28岡崎
和也)、(43呉 大陸[ゴ・ダイム])
WB:25田所 諒、2沢口 雅彦、8石原 崇兆、26田中 奏一、38三村 真、2竹内 翼、43呉
大陸(ゴ・ダイム)、37山本 拓矢、(7鈴木 崇文)
DH:10千明 聖典、7仙石 廉、35島田 譲、30李 載冠(イ・ジェガン)、28岡崎
和也、23宮田 直樹、33飯田 涼、(8関戸 健二)、(2沢口 雅彦)、(25田所 諒)、(36寄特 直人)
CB:3後藤 圭太、18竹田 忠嗣、5植田
龍仁朗、4近藤 徹志、15篠原 弘次郎、16金光 栄大、24坂本 和哉、31西原 誉志、36寄特 直人、(23宮田 直樹)、(2沢口
雅彦)、(26田中 奏一)
GK:1中林 洋次、21真子 秀徳、22椎名 一馬、29松原 修平

スタメン予想

9荒田 智之
14押谷 祐樹、17鈴木 崇文
25田所
諒、10千明 聖典、7仙石 廉、2沢口 雅彦
5植田 龍仁朗、18竹田 忠嗣、3後藤 圭太
1中林 洋次

リザーブ予想

GK:21真子 秀徳
DF:4近藤 徹志
MF:35島田
譲、13石原 崇兆
FW:18関戸 健二、38三村 真(11桑田 慎一郎)、19久木田 紳吾(20上條
宏晃)

全体的に層は、厚くなった。
選手の成長が、著しく昨季のメンバー中心のスタメンになりそう。
ただ、前線は、大幅な入れ替えが行われるだろう。
19久木田
紳吾と38三村
真もコンディションが、戻ってくれば、トップで、活躍の期待出来る選手。
そういった意味では、まだトップの可能性もあるが、どうなるか。
STの所は、17鈴木
崇文が、ポジション争いに苦しんでおり、36関戸 健二や11桑田
慎一郎のスタメンの可能性も十分ありそう。
また、ネクストの選手が、トップの選手をどれだけ押し上げれるか注目したい。

11、総括

自動昇格は、流石に厳しそうだが、全体的に選手層は厚くなった。
そういった中で、長いシーズンを戦う戦力を揃える事に成功した。
影山
雅永監督の仰っていた壁を超える事も十分可能である。
今季は、最低でもPO進出して欲しいし、決して夢では無い目標であると思う。
勿論上位候補が苦戦し、岡山のサッカーが嵌れば、優勝の可能性もありそうだ。
そういった意味では、開幕が楽しみである。
昨季のアンデルソンの様に怪我で、苦しいシーズンにならない様に少しでもベストの状態で、開幕戦を迎えて欲しい。

by
杉野 雅昭


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