2015：A代表：親善試合：A：vsイラン「サッカーの本質と方向性」その2

2、戦評

アウェーである※訂正：イラク→イラン※という未だ日本が勝利の無い地で、行われた1戦。
親善試合と言えば、日本で開催が多い日本代表。
その中で、こういったアウェーであり、アジア最強の国と出来る。
これは、貴重な体験の出来る非常に有意義な試合と言えるだろう。
その試合に日本は、メンバーを5人入れ替えて臨んだ。

日本は、※訂正：イラク→イラン※の組織的守備とフィジカルの強さの前に厳しいデュエルが迫られる。
そういった接触プレーで、旗色が悪かった日本は、※訂正：イラク→イラン※に主導権を握られ、苦しい展開が続く。
前線の選手の連動性も悪く、良い形に繋げられなかった。
対して、※訂正：イラク→イラン※は、シンプルなロングパスでゴールに迫る事も出来るだけではなく、パスを回してもデュエルで勝利する事で、しっかり収めて、日本の守備陣を苦しめた。
そういった対応が迫られ、負担が大きくなったところで、22吉田 麻也がPKを与えて、12西川 周作が止めるも毀れ球を押し込まれて日本は、先制を許す。

後半に入るといきなり、集中力を欠き、ピンチを迎える。
それを凌ぐと、一瞬の隙を突いた4本田 圭佑の精度の高いボールで、GK1ｱﾘﾘｻﾞ･ﾍﾞｲﾗｳﾞｧﾝﾄﾞのファンブルを誘い、14武藤 嘉紀が、毀れ球を押し込んで、日本同点。
その後は、※訂正：イラク→イラン※がどちらかと言えば主導権を握る展開が続いたが、※訂正：イラク→イラン※の決定機逸機などもあり、日本はなんとか持ち堪えた。
それでも、日本のも勝機はあった。
※訂正：イラク→イラン※の足が止まり、決定機を作る事に成功したのだった。
しかし、※訂正：イラク→イラン※もGK1ｱﾘﾘｻﾞ･ﾍﾞｲﾗｳﾞｧﾝﾄﾞのファインセーブもあり、日本は、結局逆転できず、※訂正：イラク→イラン※の地での初勝利はならなかった。

3、得点経過＆整理と私見

H：※訂正：イラク→イラン※：1－0：21ｱｼｭｶﾝ･ﾃﾞｼﾞｬｶﾞ

経過

一本のロングパスからのカウンターの流れで、サイドに展開。
その後の21酒井 高徳のクロスが繋がらず、逆にカウンターを受ける。
※訂正：イラク→イラン※がセカンドボールを完全に収めて、10ﾊﾞﾋﾄﾞ･ｱﾐﾘと6ﾒﾋﾄﾞ･ﾄﾗﾋﾞの二人で駆け上げる。
最終的にドリブルで仕掛ける6ﾒﾋﾄﾞ･ﾄﾗﾋﾞに対して、22吉田 麻也と17長谷部 誠の二人という2対1で対応するが、上手く突破される。
突破と言っても振り切られた訳ではなく、サイドのスペースへと追い詰めていくことが出来ていた。
しかし、不用意に22吉田 麻也が、足を出してしまい後ろから足を刈る形になってしまいPK。
このPKを21ｱｼｭｶﾝ･ﾃﾞｼﾞｬｶﾞが蹴る。
12西川 周作が読んで、完全に読み切ってセーブするも毀れ球を21ｱｼｭｶﾝ･ﾃﾞｼﾞｬｶﾞに押し込まれて日本失点。

整理と私見

1．自分達ののカウンター失敗の流れからだった

実は、この失点シーン以外にも攻撃時の勿体ないミスや※訂正：イラク→イラン※の組織的守備により誘発されており、この失点シーンだけではなかった。
そう考えると、これは、必然的失点パターンであり、この回数を減らすためにチームとしての攻撃精度と練度を上げて行かなければならない。
加えてそれを防ぐチームとしての組織的守備と、個の守備力が問われる。

2．数的優位であり※訂正：イラク→イラン※の決定機ではなかった

実は、22吉田 麻也が、倒してしまったシーン。
6ﾒﾋﾄﾞ･ﾄﾗﾋﾞのドリブル方向は、ゴールから遠ざかっていた。
そう考えると、非常に勿体ないファールだった。

3．12西川 周作のPKセーブするも押し込まれた

外に弾き出すなどの技術的問題はなかったのか。
他の選手のスタート位置に問題はなかったのか。
何れにせよ止めただけに勿体ないシーンだった。