ファジアーノ岡山2014シーズン前雑感その8Part2

4、見えた課題と収穫

4-1:ミラーゲームで個で勝負する局面が作れない

昨季は、ミラーゲームでは、個で勝てないと考えていた。
しかし、このTRMを見ていて感じた事は、個で、勝負する局面をなかなか作れなかったという事。
前線で、パスを受ける選手が、囲まれてバックパスするシーンというのが多かった。
やはり、速いパス回しも必要だが、ボールを出す時にボールをキープし、引き付けて隙を見つけてパスを出すと言う事も必要ではないだろうか。
10千明 聖典、7仙石 廉の二人は、すぐ散らす事が多い。
10千明 聖典に関しては、引き付けてテクニックで、狭い所で、キープして、突破し、出す事も何度かあったが、7仙石 廉は、そういったシーンは、あまり見られなかった。
この辺りが、昨季の出場試合数に現れている。
逆に17島田 譲は、この試合では、決定的パスも出せず、オーバーラップも目立たなかった。
それどころか囲まれてボールを失う事もあった。
そう考えるとパスを繋いでリズムを作る10千明 聖典を軸に守備型の23宮田 直樹、ボールキープ力とパスセンスに優れる18関戸 健二、思い切りの良さと運動量がある25田所 諒。
DF以外の各ポジションは、選手層が厚いので、そういった選手の起用も検討すべきかと思う。

4-2:厚みのある攻撃不足

ここ数シーズンの岡山は、DFの攻撃参加というのが、物足りない。
攻め上がるどころか、前に出せず、プレッシャーに負け、バックパス。
5植田 龍仁朗に関しては、奪われるシーンが目に付いた。
やっぱり、そういった所で、前に出せれば、後ろに隙があるので、前の選手のポジショニングやパスの出しての足下の技術。
この辺りに課題がある事は明確と言える。
早い段階で、15鎌田 翔雅の出番が回って来るかもしれない。

4-3:カウンター受け易いチームとしての意識の問題

シュート意識の低さ。
これはやはり顕著ですね。
なかなかその状況を作れないというのもあるかもしれないが、その本数が少ない。
シュートの質自体は、むしろ高いと思うが、カウンター気味の攻撃で、2失点した事と対戦した愛媛と比べて、シュートで、終えるという意識の低さが目立った。
やはり、選択肢が、無くなった時にやっぱり思い切ってシュート。
むしろ、シュートを第一選択とし、打って行く積極性があっても良い。
シュートとに逆算したプレイが出来ないといけない。
シュートを打とうとしないとそういった動きやプレイは出来ない。
パスを繋いでチャンスを作ろう。
それが目立つ。
14押谷 祐樹が、一人仕掛けてシュートまで積極的にいっていたが、そういったプレイは大事。
昨季の様にビハインドの状況で、初めてそういった意識が、強くなる様では駄目。

Part3に続く。

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