2013:J2:8節:A:ジェフユナイテッド千葉VSファジアーノ岡山「堅守VS堅守は、そのまんまの結果」
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杉野雅昭
2013年04月14日 23:11 visibility143
札幌VS岡山:0-0
得点者:なし
観客数:8406人
主審:村上 伸次
副審:大塚 晴弘、穴井 千雅
1、岡山情報
監督
影山 雅永
スタメン
9荒田 智之
8石原 崇兆、18関戸 健二
25田所
諒、10千明 聖典、7仙石 廉、26田中 奏一
5植田 龍仁朗、6竹田 忠嗣、3後藤 圭太
1中林 洋次
リザーブ
GK:21真子 秀徳
DF:4近藤 徹志
MF:2沢口
雅彦、35島田 譲
FW:14押谷 祐樹、20上條 宏晃、19久木田 紳吾
途中交代
8石原 崇兆→19久木田 紳吾、18関戸 健二→14押谷 祐樹、26田中
奏一→4近藤 徹志
2、千葉情報
監督
鈴木 淳
スタメン
37ケンペス
22ジャイール、39谷澤 達也、6田中
佑昌
16佐藤 健太郎、10兵働 昭弘
15大岩 一貴、5山口 智、3竹内 彬、11米倉 恒貴
1岡本 昌弘
リザーブ
GK:21大久保 択生
DF:20キム・ヒョヌン、33高橋
峻希
MF:7佐藤 勇人、8伊藤 大介、28町田 也真人
FW:14大塚 翔平
途中交代
11米倉 恒貴→33高橋 峻希、37ケンペス→14大塚
翔平
3、戦評
序盤は、予想に反して、岡山が、主導権を握る。
26田中
奏一からチャンスを作っていくも決定機を作れず。
千葉の堅い守備が、光った。
徐々に千葉も盛り返す。
すると隙を突いて、何度か決定機を作るも決め切れない。
1中林
洋次のファインセーブもあり、前半は、0-0で、折り返す。
後半は、互角の展開。
どちらかと言えば千葉が、チャンスを作るも攻めあぐねる。
9荒田
智之が、惜しいシュートを狙うなど、チャンスがあったが、決め切れず。
千葉もセットプレイで、チャンスを作るも決め切れず。
互いに堅い守備が、光り試合は、痛み分けのスコアレスドローに終わった。
4、評点
A:岡山側
監督
影山
雅永:5.5:交代した選手が、機能せず、勝利に導けなかった。
スタメン
GK:1中林
洋次:7.0:ファインセーブで、この試合最大の決定機を防いだ。
CB:5植田 龍仁朗:6.5:体を張った守備をみせた。
CB:6竹田
忠嗣:7.0:随所に素晴らしい守備をみせた。
CB:3後藤 圭太:6.5:出血するアクシデントがあったが、攻守で、存在感をみせた。
DH:10千明
聖典:6.0:攻守で、巧さをみせ、効いていた。
DH:7仙石 廉:6.5:ボランチとして、効果的守備をみせ、危険な芽を摘んだ。
WB:25田所
諒:5.5:運動量は、光ったが、決定的仕事を出来ず。
WB:26田中
奏一:7.0:1対1の仕掛けやクロス、シュートで、攻撃を牽引した。
ST:8石原
崇兆:5.5:積極性は素晴らしいが、無謀な仕掛けが目立った。
ST:18関戸
健二:6.0:厳しい寄せを受けても上手いパスで、繋いで攻撃の主導権を握った。
CF:9荒田
智之:6.0:運動量が、光り、惜しいシュートもあった。
途中交代
19久木田 紳吾:5.0:倒れるシーンが、目立った。
14押谷
祐樹:5.5:キープ力は、光ったが、決定機を作れず。
4近藤 徹志:評価不可
H:千葉側
監督
鈴木
淳:5.5:交代カードを3枚切らない等、積極性を欠いた。
スタメン
GK:1岡本
昌弘:6.5:ビックセーブこそ無かったが、安定した守備で、無失点に抑えた。
CB:5山口
智:7.0:的確なポジショニングで、無失点に抑えた。
CB:3竹内 彬:6.5:無失点に貢献。
SB:15大岩
一貴:6.5:守備の対応に追われた。
SB:11米倉 恒貴:6.5:積極的攻撃参加をみせ、守備でもしっかり抑えた。
DH:16佐藤
健太郎:6.0:あまり目立たず。
DH:10兵働
昭弘:6.5:遠くから積極的にシュートを狙う等、積極的姿勢をみせた。
SH:22ジャイール:5.5:後一歩の所で仕事出来ず。
SH:6田中
佑昌:6.5:サイドから何度も正確なクロスで、チャンスを作った。
OH:39谷澤
達也:6.5:懐の深い効果的ドリブルをみせた。
CF:37ケンペス:6.0:精力的に動き何度もシュートを放つが、ゴールを奪えず。
途中交代
33高橋
峻希:6.0:問題無くプレイしたが、目立った仕事出来ず。
14大塚 翔平:6.0:毀れ球をシュートまで持って行くも得点出来ず。
審判
主審:村上 伸次:6.5:上手く流し、プレイ時間を長くした。
副審:大塚
晴弘、穴井 千雅:6.5:大きな誤審なく上手く裁いた。
5、MOM
「1中林
洋次」
千葉最大の決定機を的確なポジショニングで、防いだ。
本当に至近距離からのシュートだったので、ゴールかと思いました。
そのプレイが、この試合一番のビックプレイだったと思います。
6、レビュー(H:千葉側)
高い個を持ったチームだと感じました。
ただ、パスサッカーの連動性の部分で、解説者も仰っていたが、止まってボールを受ける事が多い。
そのため個に頼らざるを得ない、岡山の数で守る守備の前になかなか決定機を作れなかった。
ただ、前線から後ろまで、高い個の力で、局面局面の攻守で、光るプレイをみせていた。
そういった事もあり、良い位置で、ファールを貰いセットプレイのチャンスを作っていたが、1点が遠かった。
チームとしての守備の完成度が高く、総合力の高いチームだと感じました。
課題というよりは、起用を続ける事で、連動性をあげて行けば、より良いサッカーが、出来そう。
7、レビュー(A:岡山側)
7-1、8石原
崇兆の起用方に関して
シャドーでの起用に関して、個人的には、荒さが目立つ。
シュート力があるもしくは、シュート精度があるまたは、打つべき決定機という状況で、シュートを打つのなら分かるが、あまりゴールが決まる見込みのないシュートが、あまりに多い。
打つシュートが、尽く威力も精度を欠いて、ゴールの枠すら飛ばない。
一番良かったプレイは、26田中
奏一へのクロスだったし、WBで、起用する方が、良い。
出来れば、スーパーサブとして起用すると良いと思います。
特に25田所
諒は、攻撃の1対1で、あまり期待出来ないので、スピードのある8石原 崇兆ならある程度期待できる。
しかも38三村
真が、復帰すれば、ベンチ入りも難しくなるのではないか。
そういった心配もあります。
8番という番号を考えても期待されている事は、分かりますが、現状は、満足の出来るものでは無いのも事実です。
ここからどれだけ成長できるか。
注目していきたい選手。
7-2、19久木田 紳吾に関して
この試合の19久木田
紳吾に関しては、非常にボディバランスが、悪い。
倒れるシーンが多く、良い所がなかった。
これは、怪我の影響なのかそれともたまたま調子が悪かったのか。
この出来であれば、20上條
宏晃にスーパーサブの役割を奪われる可能性もある。
相手が、千葉という事もあり、多少配慮すべき点もある。
出来れば、もっとボールに絡んで、シュートというシーンまで行って欲しかった。
今後の彼のそういったプレイに注目したい。
7-3、18関戸
健二に関して
前線の繋ぎ役になっていたと思います。
相手の厳しいプレスを受けた状況でも、ワンタッチのパスで、しっかり繋げていたと思います。
26田中
奏一との関係も良かったですし、岡山が、主導権を握る要因になっていたと思います。
視野の広さを感じました。
前節と言いこれだけのパフォーマンスを出来れば、スタメンとして出れると思います。
本数こそ少なかったが、シュートも8石原
崇兆に比べて可能性もあるし、これからの活躍が、楽しみですね。
個人的に、繋ぎに徹しすぎる11桑田 慎一郎とフィニッシュ意識が高すぎる8石原
崇兆の中間で、上手くバランス撮れていると思います。
それが、昨季3ゴール出来た要因だと思います。
調子も戻ってきましたし、そろそろゴールが欲しいですね。
7-4、シャドーのスタメンに関してのジレンマ
バランス感覚に優れる18関戸
健二は、個人的にイチオシ。
相方は、ボールの繋がりと前線の守備を考えるなら11桑田 慎一郎。
カウンターと個の勝負と前線からの守備を考えるなら8石原
崇兆。
キープ力やスルーパスを考えるなら14押谷 祐樹。
セットプレイを考えるなら17鈴木 崇文。
将来性を考えると41幡野
貴紀
スピードのある38三村
真も面白いかもしれないが、現在怪我。
といったところか。
正直誰を選んでも、得点力不足の打開は、難しく、苦しい我慢の時期が、続きそうだ。
個人的に11桑田
慎一郎と18関戸 健二のコンビが、お勧め。
次点で、14押谷 祐樹と18関戸 健二も今の二人なら面白そうだ。
この辺り、35島田
譲のコンバートを挙げるぐらい最重要課題といったところだろう。
スタメンもこの辺り監督も悩んでそうだ。
7-5、千葉の守備を崩せなかった理由
昨季に比べて攻撃の連動性が低い。
最近は、多少改善したが、前線のダイレクトでのパス回しというのが、非常に少なくなった。
堅い守備のチーム相手に得点をするには、そういった高度な攻撃が、必要。
メンバーが、変わっているので、その辺り連携を高めていきたい。
もしくは、飛び道具という個の力。
セットプレイであったり、ミドルシュートが出来る選手を起用する。
そういったのも一つの手だと思う。
今後試合を重ねていく中で、その辺り詰めていきたい。
8、次節岡山希望スタメン&リザーブ
監督
影山 雅永
スタメン
9荒田 智之
14押谷 祐樹、18関戸 健二
25田所
諒、10千明 聖典、7仙石 廉、26田中 奏一
5植田 龍仁朗、6竹田 忠嗣、3後藤 圭太
1中林 洋次
リザーブ
GK:21真子 秀徳
DF:4近藤 徹志
MF:2沢口
雅彦、35島田 譲、8石原 崇兆
FW:20上條 宏晃、19久木田 紳吾
コメント
怖さに欠ける8石原
崇兆は、ベンチスタートで、状況において、WBもしくは、STでジョーカーとして起用して欲しい。
11桑田 慎一郎が、間に合えば11押谷
祐樹に代わってスタメン希望。
後は、変更せず、試合に臨んで欲しい。
9、満足度
7点(10点満点)
快心の出来とは言えないが、1点を巡った緊張感のある、堅守同士の面白い試合だった。
前節の札幌戦とは違ったドキドキ感があった。
こういった試合で、得点を決めていてくれれば…
次節に期待。
岡山から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭(masaaki
sugino)
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