2016:TRM:H:vsカターレ富山「サイド攻撃」その2
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杉野雅昭
2016年02月11日 23:57 visibility60
3、試合評
A:富山
チーム評
ほぼサブメンバーではあったが、何度か岡山ゴールに迫った。
先制ゴールも一瞬の隙を突いたスルーパスとそれを決めきった36番の選手は、素晴らしかった。
愛媛と比べると少しプレスは甘かった様に感じた。
そして、岡山にとって危ないシーンがあったものの多くを外した事を考えてもゴール前での決定力というのは、正直物足りなかった。
また、この試合の岡山は、サイドを中心した攻撃で、そのクロス自体をクリア出来ていたが、そのセカンドボールを拾っての2次攻撃を許していた。
そこの部分のケアをどうするのか。
もしくは、その後の対応をどうするのか。
岡山のシステムが珍しい事もあるが、クロスをクロスから上げられた逆サイドにクリアしたファーサイドの裏のスペースで待機していた岡山の選手が回収するというシーンは多く、システム上の隙が富山に見受けられた。
シーズン中と違う事もあり、そこに対する修正はされなかった。
逆に攻撃では、WBが高めにポジションを高めにとっている岡山のCBのサイドスペースを突いた攻撃から得点に繋げた。
しかし、その本数というも少なく、岡山のプレスからの岡山の選手とのデュエルに苦しんだ印象。
ただ、メンバーを考えれば、この内容でも大きな戦果と言えるだろう。
35岩政 大樹を中心とした岡山から得点出来た訳だし、勝ち越し点を許したのも岡山がメンバー交代により、フレッシュになった事も大きい。
選手評
ゴール裏だったので、特徴が分からない富山の選手はよくわからなかった。
しかし、1飯田 健巳のファインセーブ多く、36番の選手のシュートも素晴らしかった。
H:岡山
チーム評
ゴール裏からという事で、いつも違った視点となった。
この試合で感じた事は、サイド攻撃が多かったという事である。
WBが、サイドの高めにポジションを取る機会というのが、増えている印象を持った。
上記でも似た事を書いたが、クロスを上げた時に相手DFの奥にさらに岡山の選手がいるという事もあり、ゴール前の人数が十分揃っている。
昨季少なかったが、クロスからの得点が増えるとみて間違いない。
また、アンカーにポジションを取っていた16関戸 健二が得点をした事を考えてもCH及びDHのゴール前でプレーするシーンも増えている。
前線の枚数と階層を減らして事で、前線の対戦チームのDFラインに対して、余裕を与える事で、相手のオーバーラップを誘発し、カウンター時にそこのスペースを突く。
もしくは、警戒を昨季より緩和させる事で、隙が1トップ2シャドー時より出来やすくなっている。
そこに3-4-2-1システムと同数の人数での攻撃でもあっても、後方から上がってくるというシーンが多く、相手からすれば非常に守り辛い状況を作り出せている。
加えて、ゴール前でシュートというシーンも増えている。
2トップ以外のポジションが基本的に後方に位置している事もあり、縦パスはゴールを狙うパスになる事が多い。
勿論、前線の二人の選手にポストプレーを求めるプレーもあるが、昨季以上に裏へのスルーパスも増えている。
昨季まではシャドーに預けて、そこから展開して段階を踏むシーンも多かったが、そこを省略する事で、ゴールに繋がる可能性が高いプレーに繋がっている。
一方で、全体のバランスをどう取るのか。
WBが昨季上に高いポジションを取っている事を考えれば、その背後のスペースの守り方というのも一つのポイントとなる。
DFラインには怪我人が続出しており、高さであったり、ボール奪取力、連動した守備を含め、不安が大きい。
怪我で参加できてない選手をどうシステムに組み込むか実戦を通して、掴んで行く必要があり、山口と千葉という難しいカードという事もあり、逆に開き直って、負けたら負けたで、早期に問題点を見つけて、中盤から終盤に繋げる試合にしていきたい。
選手評
19片山 瑛一のクロスというシーンは、この試合も多かった。
24赤嶺 真吾が、クロスに合わせるのが巧い選手である事も考えてもそういったシーンを増やして行けば、自然と得点に繋がり易い。
また、19片山 瑛一は、フィジカルの強く両足でクロスを上げれる選手という事もあり、速くて低い弾道の良いクロスが上がる確率が高く、中で惜しいシーンというのも多かった。
19片山 瑛一からのラストパスというのは、岡山のストロングポイントになりそうである。
その24赤嶺 真吾の決定力の高さは素晴らしく、3試合連続ゴールと早くも物の違いを見せている。
勝ちきるというチームテーマの下で、昨季の堅守をベース下サッカーにフィットすれば、大躍進も十分ありえる。
そういった意味で、24赤嶺 真吾と19片山 瑛一のホットライン確立と二人のコンディション調整というの重要となるだろう。
9岡本 英也と14押谷 祐樹。
怪我では無かった様で、良かった。
14押谷 祐樹は、裏のスペースへ抜け出して、ループシュートというシーンがあった事を考えてもゴール前でのアイデアというのは、流石と言える。
多彩なシュート技術を活かしたプレーで、流れを呼び込みそこからのリズムを作って行きたい。
9岡本 英也もゴール前での落ち着きを考えても、不足スピードを隠す決定機を多く作り出せるかが、得点出来るかのポイントになりそうである。
上記で書いた通り、昨季よりシュートを狙うシーンと言うのは増えてくる事が予想されるので、この二人には持ち味であるシュートを決めて、ゴールを量産して欲しい。
GKの1中林 洋次と22椎名 一馬のミスパスがあったのは、ちょっと心配であった。
前の試合でも1中林 洋次は、危険なミスパスをしており、これで愛媛戦に続いて2試合連続となる。
まだまだ試合勘が戻って無い様である。
千葉も山口も攻撃の強いチームなので、そういった隙があればやられる。
極力そういったミスは減らして欲しい。
A:富山
チーム評
ほぼサブメンバーではあったが、何度か岡山ゴールに迫った。
先制ゴールも一瞬の隙を突いたスルーパスとそれを決めきった36番の選手は、素晴らしかった。
愛媛と比べると少しプレスは甘かった様に感じた。
そして、岡山にとって危ないシーンがあったものの多くを外した事を考えてもゴール前での決定力というのは、正直物足りなかった。
また、この試合の岡山は、サイドを中心した攻撃で、そのクロス自体をクリア出来ていたが、そのセカンドボールを拾っての2次攻撃を許していた。
そこの部分のケアをどうするのか。
もしくは、その後の対応をどうするのか。
岡山のシステムが珍しい事もあるが、クロスをクロスから上げられた逆サイドにクリアしたファーサイドの裏のスペースで待機していた岡山の選手が回収するというシーンは多く、システム上の隙が富山に見受けられた。
シーズン中と違う事もあり、そこに対する修正はされなかった。
逆に攻撃では、WBが高めにポジションを高めにとっている岡山のCBのサイドスペースを突いた攻撃から得点に繋げた。
しかし、その本数というも少なく、岡山のプレスからの岡山の選手とのデュエルに苦しんだ印象。
ただ、メンバーを考えれば、この内容でも大きな戦果と言えるだろう。
35岩政 大樹を中心とした岡山から得点出来た訳だし、勝ち越し点を許したのも岡山がメンバー交代により、フレッシュになった事も大きい。
選手評
ゴール裏だったので、特徴が分からない富山の選手はよくわからなかった。
しかし、1飯田 健巳のファインセーブ多く、36番の選手のシュートも素晴らしかった。
H:岡山
チーム評
ゴール裏からという事で、いつも違った視点となった。
この試合で感じた事は、サイド攻撃が多かったという事である。
WBが、サイドの高めにポジションを取る機会というのが、増えている印象を持った。
上記でも似た事を書いたが、クロスを上げた時に相手DFの奥にさらに岡山の選手がいるという事もあり、ゴール前の人数が十分揃っている。
昨季少なかったが、クロスからの得点が増えるとみて間違いない。
また、アンカーにポジションを取っていた16関戸 健二が得点をした事を考えてもCH及びDHのゴール前でプレーするシーンも増えている。
前線の枚数と階層を減らして事で、前線の対戦チームのDFラインに対して、余裕を与える事で、相手のオーバーラップを誘発し、カウンター時にそこのスペースを突く。
もしくは、警戒を昨季より緩和させる事で、隙が1トップ2シャドー時より出来やすくなっている。
そこに3-4-2-1システムと同数の人数での攻撃でもあっても、後方から上がってくるというシーンが多く、相手からすれば非常に守り辛い状況を作り出せている。
加えて、ゴール前でシュートというシーンも増えている。
2トップ以外のポジションが基本的に後方に位置している事もあり、縦パスはゴールを狙うパスになる事が多い。
勿論、前線の二人の選手にポストプレーを求めるプレーもあるが、昨季以上に裏へのスルーパスも増えている。
昨季まではシャドーに預けて、そこから展開して段階を踏むシーンも多かったが、そこを省略する事で、ゴールに繋がる可能性が高いプレーに繋がっている。
一方で、全体のバランスをどう取るのか。
WBが昨季上に高いポジションを取っている事を考えれば、その背後のスペースの守り方というのも一つのポイントとなる。
DFラインには怪我人が続出しており、高さであったり、ボール奪取力、連動した守備を含め、不安が大きい。
怪我で参加できてない選手をどうシステムに組み込むか実戦を通して、掴んで行く必要があり、山口と千葉という難しいカードという事もあり、逆に開き直って、負けたら負けたで、早期に問題点を見つけて、中盤から終盤に繋げる試合にしていきたい。
選手評
19片山 瑛一のクロスというシーンは、この試合も多かった。
24赤嶺 真吾が、クロスに合わせるのが巧い選手である事も考えてもそういったシーンを増やして行けば、自然と得点に繋がり易い。
また、19片山 瑛一は、フィジカルの強く両足でクロスを上げれる選手という事もあり、速くて低い弾道の良いクロスが上がる確率が高く、中で惜しいシーンというのも多かった。
19片山 瑛一からのラストパスというのは、岡山のストロングポイントになりそうである。
その24赤嶺 真吾の決定力の高さは素晴らしく、3試合連続ゴールと早くも物の違いを見せている。
勝ちきるというチームテーマの下で、昨季の堅守をベース下サッカーにフィットすれば、大躍進も十分ありえる。
そういった意味で、24赤嶺 真吾と19片山 瑛一のホットライン確立と二人のコンディション調整というの重要となるだろう。
9岡本 英也と14押谷 祐樹。
怪我では無かった様で、良かった。
14押谷 祐樹は、裏のスペースへ抜け出して、ループシュートというシーンがあった事を考えてもゴール前でのアイデアというのは、流石と言える。
多彩なシュート技術を活かしたプレーで、流れを呼び込みそこからのリズムを作って行きたい。
9岡本 英也もゴール前での落ち着きを考えても、不足スピードを隠す決定機を多く作り出せるかが、得点出来るかのポイントになりそうである。
上記で書いた通り、昨季よりシュートを狙うシーンと言うのは増えてくる事が予想されるので、この二人には持ち味であるシュートを決めて、ゴールを量産して欲しい。
GKの1中林 洋次と22椎名 一馬のミスパスがあったのは、ちょっと心配であった。
前の試合でも1中林 洋次は、危険なミスパスをしており、これで愛媛戦に続いて2試合連続となる。
まだまだ試合勘が戻って無い様である。
千葉も山口も攻撃の強いチームなので、そういった隙があればやられる。
極力そういったミスは減らして欲しい。
その3に続く。
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