2016:J2:6節:H:vs東京ヴェルディ「3連勝は逃すも20藤本 佳希が堂々のデビュー」その2
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杉野雅昭
2016年04月09日 13:13 visibility79
2、戦評
ここまで抜群の破壊力のある攻撃陣を持つ岡山が、5試合無敗で、3連勝を目指して、この試合を迎えた。
一方、ここまでなかなか勝ちきれず、乗り切れない東京V。
開始してしばらくは、東京Vのシステムチェンジが功を奏し(長澤 徹監督の同趣旨のコメント有り)、高いテクニックを活かしたドリブルとパスで運ぶボールキープで、岡山を圧倒。
しかし、岡山も最後の所で、粘り強く守り、スコアレスで前半を折り返す。
後半に入ると、岡山も修正を加えて、東京Vの攻撃を抑え、攻撃の形を作れるようになる。
次第に決定機を作れるようになり、20藤本 佳希の投入で更に流れを引き寄せた。
すると、7伊藤 大輔のFKに19片山 瑛一が、頭で合わせて、ゴールネットを揺らして岡山先制。
その後も多くのチャンスに20藤本 佳希が絡み、同じく途中出場の26田中 奏一の仕掛けも効果的で、形を作る。
そのまま加点して、逃げ切るかと思われる展開だったが、それを吹き飛ばす毀れ球に反応した途中出場の29北脇 健慈の強烈ミドルシュートが決まって、終了間際に同点に東京Vが追いつく。
直後に10高木 善朗が退場するも逆に東京Vが自陣に引きこもる様になり、得点が難しくなった事で、そのまま試合終了。
岡山は、3連勝を逃し、逃げ切れずに失点する悪い癖をこの試合でも見せてしまった。
東京Vは、起死回生の同点ゴールで、勝ち点1を拾った。
3、試合評
H:岡山
攻撃評価:C
前半は、東京Vのテクニックの前に攻撃の時間を作れず、24赤嶺 真吾にパスが通らなかった。
ここまで、好調の要因だった、ゴール前でのプレー時間の長さというのが影を潜め、形をなかなか作れなかった。
30豊川 雄太もU23遠征の関係で、低調なパフォーマンスに終わり、前半は、機能不全と言ってもいいだろう。
しかし、後半途中から20藤本 佳希が投入されると、新人離れした堂々たる冷静なポストプレーにより、一変。
24赤嶺 真吾と20藤本 佳希という起点が二つ出来た事で攻撃が活性化。
特に26田中 奏一が投入後は、20藤本 佳希からの良いパスが通る様になり、サイド攻撃が活性化。
しかし、決定機逸機が多く、終盤の失点での引き分けに繋がってしまった。
守備評価:C
前半の押し込まれた時間でも粘り強く対応。
支配率で上回られたものの最後の所で、仕事をさせなかった。
ロングパスをあまり使わず、地上戦で、自陣まで迫られたもののしっかり人数をかけて対応。
攻守の切り替えも速く、球際でのデュエルに敗れ突破されたとしてもトライを続け、囲い込んで、ミスを誘発させる。
こういった狙いを持ってしっかり守った。
終了間際に失点したものの13久保 裕一がしっかり寄せに行っており、あれを決められたら仕方ないとも言えるが、ラインが少し低くなって攻撃を受けていたのも事実。
昨季までは守れていただけにそこの守り方は、今後の課題。
それに加えて、J1に上がったら同じ失点の所でも決められる可能性が高まり、厳しくなる。
あそこで、シュートを打たせ無い様な守り方をして、守備を安定させていく必要がある。
総合評価:B
開幕前からサポーター間でも期待度が高かった20藤本 佳希。
怪我で出遅れていた事もあり、デビューまでは時間がかかったもののこの試合のプレーを見る限り、チームを一段階上げて行く事の出来る選手であることは間違いない。
試合内容は、正直あまり褒められた事ではないものの20藤本 佳希が期待通りの堂々たるプレーを見せてくれた。
それだけでも価値がある。
また、正直な所チームの失点の多さは、一言で言えば前がかりになっている事が最大の理由。
昨季は、攻めている時間やシュート数が少なかった事に対して、今季は攻めている時間が長くなり、シュート数が増えた。
前線で、24赤嶺 真吾がボールを収めて、中盤では10矢島 慎也が、パスを配給する。
こういった形が確立出来ているのが大きい。
ボールを繋いで主体的に攻めた時に出来る守備の隙、攻め込まれて全体の重心が後ろにある時は、かけれる人数が少なく、スペースが出来る。
こういった部分に対する守り方が不慣れである。
ここをどう改善していくかで、今後の岡山の守備が安定するかどうか決まる。
A:東京V
確かな技術のあるチーム。
基礎がしっかりしており、トラップ、パス、ドリブル。
こういったものはレベルが高く、岡山が囲い込んだり、プレスをかけても奪いきれず、バイタルエリア付近で運ばれる事も少なくなかった。
昨季までに岡山に多かった自陣でのプレーを岡山に強いらせる程であった。
しかし流石に昨季まで堅守を誇った土壌での守備組織を崩すまでは至らず、終了間際のファインゴールまでは、得点を奪えなかった。
今後は、技術を活かす、連動性や組織的なプレー。
こういった部分の改善が求められる。
ここまで抜群の破壊力のある攻撃陣を持つ岡山が、5試合無敗で、3連勝を目指して、この試合を迎えた。
一方、ここまでなかなか勝ちきれず、乗り切れない東京V。
開始してしばらくは、東京Vのシステムチェンジが功を奏し(長澤 徹監督の同趣旨のコメント有り)、高いテクニックを活かしたドリブルとパスで運ぶボールキープで、岡山を圧倒。
しかし、岡山も最後の所で、粘り強く守り、スコアレスで前半を折り返す。
後半に入ると、岡山も修正を加えて、東京Vの攻撃を抑え、攻撃の形を作れるようになる。
次第に決定機を作れるようになり、20藤本 佳希の投入で更に流れを引き寄せた。
すると、7伊藤 大輔のFKに19片山 瑛一が、頭で合わせて、ゴールネットを揺らして岡山先制。
その後も多くのチャンスに20藤本 佳希が絡み、同じく途中出場の26田中 奏一の仕掛けも効果的で、形を作る。
そのまま加点して、逃げ切るかと思われる展開だったが、それを吹き飛ばす毀れ球に反応した途中出場の29北脇 健慈の強烈ミドルシュートが決まって、終了間際に同点に東京Vが追いつく。
直後に10高木 善朗が退場するも逆に東京Vが自陣に引きこもる様になり、得点が難しくなった事で、そのまま試合終了。
岡山は、3連勝を逃し、逃げ切れずに失点する悪い癖をこの試合でも見せてしまった。
東京Vは、起死回生の同点ゴールで、勝ち点1を拾った。
3、試合評
H:岡山
攻撃評価:C
前半は、東京Vのテクニックの前に攻撃の時間を作れず、24赤嶺 真吾にパスが通らなかった。
ここまで、好調の要因だった、ゴール前でのプレー時間の長さというのが影を潜め、形をなかなか作れなかった。
30豊川 雄太もU23遠征の関係で、低調なパフォーマンスに終わり、前半は、機能不全と言ってもいいだろう。
しかし、後半途中から20藤本 佳希が投入されると、新人離れした堂々たる冷静なポストプレーにより、一変。
24赤嶺 真吾と20藤本 佳希という起点が二つ出来た事で攻撃が活性化。
特に26田中 奏一が投入後は、20藤本 佳希からの良いパスが通る様になり、サイド攻撃が活性化。
しかし、決定機逸機が多く、終盤の失点での引き分けに繋がってしまった。
守備評価:C
前半の押し込まれた時間でも粘り強く対応。
支配率で上回られたものの最後の所で、仕事をさせなかった。
ロングパスをあまり使わず、地上戦で、自陣まで迫られたもののしっかり人数をかけて対応。
攻守の切り替えも速く、球際でのデュエルに敗れ突破されたとしてもトライを続け、囲い込んで、ミスを誘発させる。
こういった狙いを持ってしっかり守った。
終了間際に失点したものの13久保 裕一がしっかり寄せに行っており、あれを決められたら仕方ないとも言えるが、ラインが少し低くなって攻撃を受けていたのも事実。
昨季までは守れていただけにそこの守り方は、今後の課題。
それに加えて、J1に上がったら同じ失点の所でも決められる可能性が高まり、厳しくなる。
あそこで、シュートを打たせ無い様な守り方をして、守備を安定させていく必要がある。
総合評価:B
開幕前からサポーター間でも期待度が高かった20藤本 佳希。
怪我で出遅れていた事もあり、デビューまでは時間がかかったもののこの試合のプレーを見る限り、チームを一段階上げて行く事の出来る選手であることは間違いない。
試合内容は、正直あまり褒められた事ではないものの20藤本 佳希が期待通りの堂々たるプレーを見せてくれた。
それだけでも価値がある。
また、正直な所チームの失点の多さは、一言で言えば前がかりになっている事が最大の理由。
昨季は、攻めている時間やシュート数が少なかった事に対して、今季は攻めている時間が長くなり、シュート数が増えた。
前線で、24赤嶺 真吾がボールを収めて、中盤では10矢島 慎也が、パスを配給する。
こういった形が確立出来ているのが大きい。
ボールを繋いで主体的に攻めた時に出来る守備の隙、攻め込まれて全体の重心が後ろにある時は、かけれる人数が少なく、スペースが出来る。
こういった部分に対する守り方が不慣れである。
ここをどう改善していくかで、今後の岡山の守備が安定するかどうか決まる。
A:東京V
確かな技術のあるチーム。
基礎がしっかりしており、トラップ、パス、ドリブル。
こういったものはレベルが高く、岡山が囲い込んだり、プレスをかけても奪いきれず、バイタルエリア付近で運ばれる事も少なくなかった。
昨季までに岡山に多かった自陣でのプレーを岡山に強いらせる程であった。
しかし流石に昨季まで堅守を誇った土壌での守備組織を崩すまでは至らず、終了間際のファインゴールまでは、得点を奪えなかった。
今後は、技術を活かす、連動性や組織的なプレー。
こういった部分の改善が求められる。
その3に続く。
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