2013:J2:19節:H:VSアビスパ福岡戦「天国と地獄」

岡山VS福岡:1-1
得点者:5植田 龍仁朗、11坂田 大輔
観客数:8123人

1、前書き

東京V戦を思い出される出来、内容、結果でしたね。
勝てる試合だった。
まさにそうでしょうね。
メンバーが、大幅に代わった事もあり、フレッシュでした。
10千明
聖典が、メンバーから外れたのには、驚かされました。

 

2、チーム情報&評点

審判

主審:扇谷 健司
副審:八木 あかね、聳城 巧

H:岡山

監督

影山 雅永:6.0

スタメン

14押谷 祐樹:6.0
8石原 崇兆:6.0、18関戸
健二:5.5
25田所 諒:5.5、35島田 譲:6.0、7仙石 廉:6.5、26田中 奏一:6.0
5植田 龍仁朗:6.5、6竹田
忠嗣:6.5、3後藤 圭太:6.0
1中林 洋次:6.0

リザーブ

GK:21真子 秀徳
DF:4近藤 徹志
MF:10千明
聖典
FW:34妹尾 隆佑、11桑田 慎一郎、19久木田 紳吾、9荒田 智之

途中交代

14押谷 祐樹→9荒田 智之:5.0、18関戸 健司→34妹尾
隆佑:6.0、35島田 譲→19久木田 紳吾:6.0

A:福岡

監督

マリヤン・プシュニク:6.0

スタメン

24金森 健志:5.5、10坂田 大輔:6.5、10城後
寿:6.0
3岡田 隆:5.5、16石津 大介:6.5
20中原 秀人:5.5
19堤 俊輔:5.5、13パク・ゴン:5.5、5古賀
正紘:5.5、4宮本 卓也:5.5
1神山 竜一:6.5

リザーブ

GK:25笠川 健太
DF:2キム・ミンジェ、6山口 和樹、22畑本
時央
MF:8船山 祐二、26三島 勇太
FW:18西田 剛

途中交代

24金森 健志→18西田 剛:5.5、16石津 大介→8船山
祐二:5.5、11坂田 大輔→26三島 勇太:5.5

MOM

「5植田
龍仁朗」

今日は、安定感が比較的あり、得点を決めた。

3、得点シーン

H:岡山

1得点目:5植田
龍仁朗

7仙石 廉&25田所 諒(FKを蹴る前に駆け引きを見せる)→7仙石 廉(速いFKを蹴る)→5植田
龍仁朗(難しいやや低めのボールに頭で飛びこむように合わせる)→1神山 竜一(反応するも届かず)→ゴール

A:福岡

1得点目:11坂田
大輔

16石津 大介(触らなければ直接入る軌道のFKを蹴る)→11坂田 大輔(最初に触り、微妙にコースを変える)→1中林
洋次(懸命に飛びつくも届かず)→ゴール

4、レビュー

A:福岡

前からハイプレスは、この試合に関しては、成果をあげられて無かった。
その辺り岡山が、いつも違う布陣で、来た事もあり、戸惑った部分もあった様に感じました。
ただ、個人技を発揮するという場面があり、怖い所もありました。
そこからのセットプレイは、何度もあり、実際失点もしましたし、大きな脅威でした。
サッカー自体は、ロングパスやショートパス等、バランス良く攻めていた。
バランスをある程度意識したサッカーだったと思います。
サイド攻撃、中央突破といった辺りにも偏りは無く、対応に困りました。
守備では、裏を取られる等、ラインが、高めに設定されていた様に感じました。
オフサイドも何度かあり、ラインコントロールに関しては、なかなかだったかと。
失点も多くないですし、ある程度サッカーの土台が出来つつあると思うので、これからどんどん順位を上げていく可能性もあるチームだったかと思います。

H:岡山

H-1、8石原
崇兆に関して

PKのシーンに関しては、シュートの下手さが、出た失敗だったと思います。
やり直し判定になったとはいえ、GKの動きに惑わされた。
素直に空けた方に蹴ってしまった。
これは、駆け引きの心理戦に敗れた事を意味します。
シュートもやはりコースを狙えず、甘いコースに蹴ってしまった。
真ん中に蹴ろうとした訳でもなく、動きを察知して、シュートしたが、陽動に嵌った失敗だった。
1神山
竜一が、前に出て無ければ完全な失敗だった。
蹴り直しを9荒田 智之に決めて貰いたかった。
ただ、全体のパフォーマンスの内容に関しては、11桑田
慎一郎同様良い内容だったと思います。
スピードを活かして攻守で、ボールに絡めてましたから。
後は、シュートの上手さを身につける事ですね。
シュートは、実は、蹴るタイミングが、読み易いと、反応され易いです。
シュートというよりPKですが、遠藤
保仁の「コロコロPK」まさにそれです。
GKというのは、やはりどこに蹴るかシュートする選手との駆け引きをしたうえで、動作を見て、直感で、動きます。
8石原
崇兆が、シュートを決められないのは、精度や威力もあるでしょうけど、そういったシュートテクニックの欠如から来るものだと思います。
東京V戦でも至近距離のシュートを動きからシュートコースを読まれ至近距離で、防がれました。
これは、シャドーとして致命的弱点とも言えます。
勿論、他の選手もこういったシュートテクニック以外の弱点を抱えて居るので、内容の良い8石原
崇兆は、これからも重宝されると思いますが、結果を残せる様にならないとどんどん良い選手も増えてきますし、もっともっと成長して欲しいですね。

H-2、14押谷 祐樹に関して

個人的には、器用な選手で、どちらかと言えば14押谷
祐樹の方が、好みですね。
見ていて分かり易い期待感を持つ事が出来ます。
後は、結果を残してくれるといいのですが、この試合でも決定機逸機がありましたね。
ゴールに向かう推進力やポストプレイは、今の岡山ならそこそこのものがあると思います。
後は、結果を残すだけかと。

H-3、35島田
譲に関して

縦へ速いパス。
カーブをかけるパス。
積極的なオーバーラップ。
今までの岡山に無いプレイを見せてくれる選手だと思います。
CKやFKで、蹴らなかったのは、意外でした。
てっきり蹴るものと思ってました。
やはり前回出場した際の酷いプレースキックが、原因かもしれないですね。
やっぱり、17鈴木
崇文のパフォーマンスの向上に期待したいですね。
今後は、やはりミドルシュート、激しい守備、ゲームメーク、縦へのパスといったプレイで、違いを見せて、スタメン定着を目指して頑張って欲しいですね。

H-4、3トップ気味でコンパクトなサッカー

前線から最終ラインまでの距離を短く出来ていたと思います。
今季からラインを上げた事。
14押谷
祐樹が、1トップではなく、二人のOHと重なる様な3トップ気味である事。
この2つが、コンパクトに出来た理由かと。
それにより、やはりインターセプトが増えて、高い位置で、ボールを奪っての速攻というシーンを何度か作れていたと思います。
中盤省略のサッカーではない場合は、非常に有効な守備だと思いますので、一つの選択肢としては、面白いと思います。
また、距離が近いので、良くパスが通りますね。
後、オーバーラップやカバーリングもし易いと思います。
一つの形として、攻守で高いレベルにしていって欲しい。

H-5、19久木田
紳吾のWBを再評価と成長の証

以前のWBで、プレイしていた時は、突破力にかけていたので、あまり良いと思っていませんでした。
しかし、今季に関しては、パスサッカーが、成熟して来た事もあるので、良いボールが、来る回数も増えてきました。
後、ゴール前に顔を出すゴールの嗅覚というのは、素晴らしい物があり、常時中の枚数が、足りない岡山において、攻撃を加速される動きが、出来ていると思います。
今後もアシストやゴールが、増えて来るのではないでしょうか。
CF、ST、WB。
どのポジションで、出るとしてもゴールを目指して頑張って貰いたいです。

H-6、6竹田
忠嗣の成長

1対1の強さ、読みの的確さによる守備範囲の広さ。
本当に彼には、助けられています。
フィジカルの強い10千明
聖典といった安定感があります。
10千明
聖典より体格に恵まれている分最終ラインでもやれるのだと思います。
ビルトアップもミスが少ないですし、代えの効かないCBに成長してくれました。
5植田
龍仁朗を起用出来るも6竹田 忠嗣の存在も大きいと思います。
今後も失点を少なく出来るように頑張って貰いたい。

H-7、34妹尾
隆佑に関して

ドリブル突破が、減りましたね。
無理せず、フリーの選手へパスを出す視野の広さが備わったと思います。
やはり指導者として、サッカーを客観的に見る様になって、サッカーに対する意識が、変わったのだと思います。
怪我の影響もあるかもしれませんが、8石原
崇兆への決定的パスを出したシーンとかを見ても関西リーグアシスト王の才能の片鱗を見せてくれました。
もうベテランという域に入りつつありますし、無理せずより確実にという意識の高まりを感じますね。
個人的にドリブル突破からゴールというシーンが、見てみたいです。
ただ、この試合のパフォーマンスでも十分スタメン奪取の可能性も出て来たと思います。
18関戸
健二や11桑田
慎一郎よりは、ボール収まり、スピード、ドリブル、キープ力そういった優れる能力を発揮してくれる選手だと思います。
後は、運動量とフィジカルを上げて行けるかですね。

H-8、9荒田
智之に関して

正直スランプにならないか心配ですね。
これで、4試合得点無しですかね。
ベンチスタートで、リフレッシュに繋がると思いましたが、PK失敗で、億劫にならないか心配ですね。
しかし、ストライカー気質の選手なので、切り替え出来ると信じたいですね。
決定機に顔を出せているので、後は、決めるだけですね。
考えすぎず、自分の感覚を信じて頑張って貰いたい。

H-9、天国と地獄

PKを失敗するまでは、天国でした。
本人も今季初得点を確信した事でしょう。
結果論ですが、正直PKのファールを犯したGK1神山
竜一は、退場で、良かったのではないかと。
倒れなければ流し込むだけでしたからね。
そういった意味では、その判断で「天国」と「地獄」の差があった。
「ならば」、「そうだったら」そういった「成功」と「失敗」の差で、勝ち点2違った。
まさに天国と地獄。
これもサッカーだと感じた。
久々のPKですが、PK職人みたいな選手が、欲しいですね。
PKは、蹴る側なら「シュート技術」、「駆け引きの心理戦の技術」、「メンタルをコントロールする技術」等。
GKならば「データから予測する技術」、「駆け引きの心理戦の技術」、「蹴り手の動きから眼で動きを予測する技術」等。
そういった物が求められる。
それらが高い選手が居たならばまた、結果は、違ったかもしれない。
全体的に実力を高めあらゆる場面で、「地獄」ではなく、「天国」を味わいたい。

5、満足度

6点(10点満点)

試合自体は、面白かったです。
ただ、やはりPKを2度外したと言う事で、不満を感じました。
こういった試合で、勝ちきれなかったのは、痛かった。

岡山から世界へ

To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki
sugino)

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