2016:J2:19節:A:vsツエーゲン金沢「チームの中の1人」その2

3、戦評

数値評

攻撃評価:D
守備評価:C
采配評価:D
総合評価:D

文章評

試合を通して考えれば、金沢のゾーンディフェンスと強烈かつ正確なミドルシュートに苦しめられた印象。
また、空中戦に強いチームであり、35岩政 大樹が競り負けるシーンが目立ち、24赤嶺 真吾にもなかなか収まらなかった。
この二つが封じられた時にどう戦うかという課題が出るが、その中でも活躍した選手が居た。
10矢島 慎也、19片山 瑛一、1中林 洋次であり、10矢島 慎也は、ゾーンディフェンスの隙を突くパスやミドルシュート。
19片山 瑛一は、サイドからの仕掛けから決定機を演出した事に加えて、クロスやドリブル、パス、ロングスローといったプレーで、チャンスメーク出来ていた。
1中林 洋次も金沢のミドルシュートをしっかりセーブして、ピンチを防いだ。
地上戦を迫られた中で、10矢島 慎也の存在感が光った一方で、多くの多選手の単調なプレーが目立ったのは、頂けない。
19片山 瑛一の左サイドが活性化していたのに対して、21加地 亮は無難なプレーに終始し、攻撃での貢献度が低かった。
この試合に関して言えば、仕掛けられる26田中 奏一をスタメンで起用した方が面白かったのではないか。
21加地 亮は、スペースを突く繋ぎが巧い選手であるが、金沢のゾーンディフェンスというスペースを消す事の巧いチームであり、良さが発揮出来なかった。
前線でポストプレーにより攻撃の基点となっている24赤嶺 真吾と違い、この試合の様なプレーの多い21加地 亮を優先的に起用する長澤 徹監督の起用を疑問視する。
勿論、21加地 亮のピッチ内外での大きな影響力。
こういったものは、本当に素晴らしいし、その貢献度は認める。
しかしあくまでプロであり、試合ではそういった部分を含めた総合力で、正当な評価による選手起用に期待したい。
そして、20藤本 佳希だが、良い時と悪い時の差が大きい印象を受ける。
フィジカルを活かした突破や周りが良く見えていると感じる冷静さ。
こういった物がこの試合では欠如していた。
シュートを連続で、ブロックされたシーンがあったが、何からしら工夫しても良かったのではないか。
このままでは、なかなか出場機会に恵まれない事が考えられ、ゴールという結果等からの連動性やプレーの質の向上に期待したい。
最後にこの試合で感じた事は、チームの1人としてどれだけ活躍できるか、色んなタイプの選手をバランスよく起用する事で、選手の良さを引き出す。
監督の的確な分析と選手評価により、こういった部分を感じる事の出来る試合を増やして行けば、J1が近づくので、これらの監督采配の改善によるチームの躍進に期待したい。

試合評

MOM:10矢島 慎也(岡山)
MIP:13水永 翔馬(金沢)
満足度:3点(10点満点)

岡山から世界へ
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

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