2016:J2:21節:H:vs清水エスパルス「総合力の高さが示すチームの成長」その2

2、得点経過

A:清水:0-1:9鄭 大世(11村田 和哉)

24赤嶺 真吾(連携ミス)→24川口 尚紀(インターセプトからドリブル後に繋ぐ)→11村田 和哉(スペースが無く一旦中に預ける)→24川口 尚紀(ボールをキープしてフリーランでフリーになった隙を見逃さずパス)→11村田 和哉(寄せに来るまでにクロスまで行く)9鄭 大世(ピンポイントクロスに合わせてヘッディングシュート)→1中林 洋次(飛びつくも届かず)→ゴール(右に決まる)

H:岡山:1-1:30豊川 雄太(7伊藤 大介)

岡山の長いビルトアップ→6竹田 忠嗣(寄せに来る清水の選手の間をドリブルで抜けてから楔形パス)→7伊藤 大介(丁寧なスルーパス)→30豊川 雄太(絶妙なトラップからシュートコースを作って迷わずシュート)→13杉山 力裕(飛びつくも触れず)→ゴール(ゴールネットに突き刺さる地を這う強烈なシュートが決まる)

H:岡山:2-1:7伊藤 大介(30豊川 雄太)

岡山のビルトアップ→35岩政 大樹(楔形パス)→30豊川 雄太(パスで預ける)→21加地 亮(寄せに来た選手の背後のスペースにワンツーリターン)→30豊川 雄太(フェイントで仕掛けると見せかけてラストパス)→7伊藤 大介(シュートを1度は空ぶるも2度目のシュートはしっかりミート)→13杉山 力裕(飛びつくも届かない)→ゴール(右隅に決める)

A:清水:2-2:39白崎 凌兵(17河井 陽介)

清水の長い攻撃→11村田 和哉(サイドでパスを受けるも引き付けて隙を作ってからパス)→17河井 陽介(フリーで受けて狙いすましたクロス)→39白崎 凌兵(ダイレクトボレーシュート)→1中林 洋次(懸命に手を伸ばすも届かず)→ゴール(強烈なシュートが真ん中の上側に突き刺さって決まる)

3、戦評

数値評

攻撃評価:B
守備評価:D
采配評価:B
総合評価:C

文章評

前半は互いの良さを消し合う展開になる。
両チームの守備の良さが光り、決定機らしい決定機は無かった。
後半は、互いに交代選手が入った直後から流れが変わり点の取り合いとなった。
清水の場合は、11村田 和哉。
岡山の場合は、30豊川 雄太。
特に投入後から11村田 和哉が、岡山の左サイドを完全攻略した事で、攻撃が持ち味の19片山 瑛一と6竹田 忠嗣を守備に回し、岡山を守勢に追い込んだ。
その結果、清水の右サイドから先制ゴールと同点ゴールが生まれ、決定機も多く生まれた。
対する岡山も30豊川 雄太が投入された事で、縦への推進力が生まれた。
このゴール前でのゴールに向かう姿勢が、守勢に回っていた岡山でも縦へのパス1本からの速い攻めからでも同点から逆転ゴールが生み出す結果に繋げた。
しかし、この試合で言える事は、岡山も選手層が厚くなったという事である。
本来ではあれば30豊川 雄太は、スタメンでも使っても良い選手。
14押谷 祐樹も引っ張って長い時間プレーしていたが、今季からは早い時間での交代が多く、非常に贅沢な起用である。
しかし、清水は主力選手にも怪我人も出ており、岡山がJ1を目指す上でもっと質の高い戦力を整える必要がある事も再確認出来た。
岡山は、ベストメンバーの清水やC大阪といったJ1での実績のあるチームに勝利出来る様になるためにも全体的なレベルアップを狙いたい。

試合評

MOM:30豊川 雄太(岡山)
MIP:11村田 和哉(清水)
満足度:7点(10点満点)

岡山から世界へ
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

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