2014:J2:18節:A:vs愛媛FC「個の力に確かな手応えも怪我人多発の影響が響き辛勝」その3

3、感想

3-1:愛媛の印象

3代 健司の出来がここまで悪くなければ、愛媛にも勝機はあったかと。
内容的にも岡山はシュートをなかなか打てませんでしたし、ミスが絡んでの失点が多く、守備の固さというのは、感じました。
一方で、攻撃に関しては、やや物足りなく感じた。
後半の2得点に関しては、解説者いわく21真子 秀徳のミスという形でしたし、崩しての形を増やして、決定機を増やして、いかに得点に繋げていく。
1試合みただけですが、その辺りが、愛媛の課題ではないかと。
後、スタジアム改築中でしたが、バックスタンドで、観戦したのですが、トイレが綺麗で、良かったです。
改修が終了して完成した時に、どうなるか楽しみです。

3-2:好調の要因の一つ「増えたドリブラー」

ヤフーのデータ試合前プレビューを見たところドリブル数が、ほぼ上限値に達していた。
以前から対3バックに関しては、サイドには、スピードと個人技で、ドリブルで勝負出来る選手が欲しいと書いてきました。
ようやく岡山にこれだけドリブルで勝負出来る選手が揃った。
特に異彩を放っているのが38三村 真。
スピードと高い技術に裏打ちされた柔らく細かいボールタッチのドリブル。
するすると抜いて行きます。
大きく蹴らないので、読まれれば他の選手と違って、簡単に奪われることもありますが、上手く抜ければ本当に綺麗に抜きます。
狭くて抜けない様なとこでも勝負できます。
柔らかく速いため対応する選手も動けないと思います。
もうバスケのドリブルみたいな感じですよ。
本当に綺麗過ぎてファールにもならないぐらい。
岡山の今まで在籍した選手の中で一番うまいのではないでしょうか。
経験者なら分かると思いますが、これだけ簡単に抜ける事はすごい事です。
本当に病気というハンディを抱えているのが、残念。
ちなみに後のドリブラーは、パワフルだけど切れ味鋭い32片山 瑛一。
スピードを武器に置き去りにするドリブラー8石原 崇兆。
サイドの1対1で、ターンで、振り切って高確率で、クロスまで行ける26田中 奏一。
これだけ居れば上限値近くになります。
3バック相手にある程度良い内容になったり、岡山のファールが減り、対戦相手にファールが増えたのは、こういった仕掛けられる選手がいるため。
セットプレーのチャンスに繋がり易いですし、大きな武器ですね。

3-3:少数精鋭

今季の岡山は、実力が抜けた存在の選手を中心に色んなタイプの選手が揃っている。
セカンドチームがあるためトップチームの選手は、決して多くない。
その中で、これだけ怪我人出てもGW辺りからの無敗をキープできている。
これは、人数的選手層の厚さではなく、実力的選手層の厚さがある証。
スタメン選手の怪我やターンオーバー制で、チャンスを掴んだ選手が活躍。
他のチームではなかなかそうはいかない。
そういった意味で、岡山は、本当に強くなった。

その4に続く。

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