2017:J2:22節:A:vs東京ヴェルディ「バーに助けられて辛うじてドロー」

東京Vvs岡山:1-1
得点者:30豊川 雄太(19片山 瑛一)、5平 智広(38梶川 諒太)
観客数:5,765人

1、チーム情報&評点

評価基準

良:1~5:悪

審判

主審:今村 義朗:2.5
副審:関谷 宣貴、森川 浩次:2.5

A:岡山

監督

長澤 徹:2.5

スタメン

24赤嶺 真吾:2.5
30豊川 雄太:2.0、8石毛 秀樹:2.5
17朴 亨鎮(パク・ヒョンジン):2.5、27塚川 孝輝:2.5、16関戸 健二:2.5、2澤口 雅彦:3.0
14喜山 康平:2.5、39篠原 弘次郎:2.5、19片山 瑛一:2.5
22一森 純:2.0

リザーブ

GK:13櫛引 政敏
DF:33張 碩元(チャン・ソグォン)、3久木田 紳吾
MF:25武田 将平、11三村 真、10大竹 洋平
FW:20藤本 佳希

途中交代

8石毛 秀樹→10大竹 洋平:2.0
30豊川 雄太→20藤本 佳希:2.5
2澤口 雅彦→3久木田 紳吾:2.5

 

H:東京V

監督

ミゲル・アンヘル・ロティーナ:2.0

スタメン

9ドウグラス・ダ・シルバ・ヴィエイラ(ドウグラス・ヴィエイラ):2.5
10高木 善朗:2.5、7アラン・ロペス・ピニェイロ(アラン・ピニェイロ):2.5
6安在 和樹:2.0、17内田 達也:2.5、27橋本 英郎:2.5、2安西 幸輝:2.0
5平 智広:2.0、19永田 充:2.5、3井林 章:2.5
1柴崎 貴広:2.5

リザーブ

GK:26太田 岳志
DF:4畠中 槙之輔、23田村 直也
MF:8中後 雅喜、33渡辺 皓太
FW:18高木 大輔、38梶川 諒太

途中交代

27橋本 英郎→38梶川 諒太:2.0
19永田 充→18高木 大輔:2.5
10高木 善朗→8中後 雅喜:2.5

2、得点経過

A:岡山:0-1:30豊川 雄太(19片山 瑛一)

 27塚川 孝輝のロングスルーパスに抜け出した24赤嶺 真吾のシュートで獲得した右CK。キッカーは8石毛 秀樹。ニアに速いボールを入れて、19片山 瑛一がすらした先に居た30豊川 雄太がしっかり押し込んで、岡山先制。

 30豊川 雄太のポジショニングの良さが光るセットプレーでの得点が目立って来ています。ストライカーとして練習から色々な約束事があるかとは思いますが、実戦で、しっかり応用し、結果に繋げれている。今後のゴール量産に期待できる得点かと思います。
 また、8石毛 秀樹の精度の高いプレースキックであったり、全体的な高さが高くなってきているのも大きいと思います。これに夏の補強第一号が、発表されていますが、高さとスピードがあるという事で、増えて来たカウンターでのフィニッシャーであったり、前線のターゲットとしては、期待できるかと思います。攻守における高さの選択肢が増えれば、もっと得点できるかと思いますし、セットプレーで守れるかと思います。こういったセットプレーが増えて来たチーム状態を考えると、十分上を狙える内容かと思います。

H:東京V:1-1:5平 智広(38梶川 諒太)

 東京VのFKやCKの好機が続いた時間帯。28梶川 諒太の精度の高いボールに密集地帯ながら前の後の間から高い打点でのヘッドを打たれてしまい同点ゴールを許してしまいました。

 やはり、高さだけであったり、パスワークだけであったり、パワープレーだけであったりなどではなく、バランス良い攻撃が出来る東京Vの前に踏ん張り切れなかったという試合であったと思います。少し前まで、終盤にほぼ失点を重ねていましたが、ここ最近は、少しずつ踏ん張れるようになってきました。この試合での東京Vの攻めのクオリティを褒めるべきであったと思います。チームとして24赤嶺 真吾を前線に残す選択肢を持つように、セットプレーでの攻守における連動性は増しているので、セットプレー時の攻守の切り替えをしっかりして、得点増及び失点減に繋げて欲しいと思います。

3、戦評

数値評

評価基準

良:A~E:悪

A:岡山

攻撃評価:B
守備評価:B
采配評価:B
総合評価:B

H:東京V

攻撃評価:B
守備評価:B
采配評価:B
総合評価:B

文章評

 前節ホームで、水戸の連勝と無敗を止めて、勢いを持って臨んだ東京V戦。ここで勝てば上位との差が大きく縮まるという重要な試合でしたが、1-1というドローに終わりました。このドローは、スコア上であれば勝ちたかった試合ですが、バーに当たった回数などを考えると幸運としか言えないので、ドローでも御の字という試合であったと思います。では、この試合のポイントについて触れて行きたいと思います。

 まず、終盤からですが、連携の重要性に関してです。チームとしての連動性の高さは、ここ数試合で、攻守において感じる事ができています。その中でも岡山で一番高い連動性を誇っている選手の組み合わせがあります。24赤嶺 真吾と10大竹 洋平の2人です。FC東京時代に一緒にプレーしてお互いに好連携を当時から見せていましたが、10大竹 洋平の2アシストが、24赤嶺 真吾のゴールであり、前節の3点目もそうであり、この試合終盤に流れの中での最大の決定機も10大竹 洋平と24赤嶺 真吾の連携でした。この2人の凄さは、数的有利でなくてもしっかりフィニッシュまで行く点です。数的同数であれば、十分綺麗な形を作る事ができます。10大竹 洋平と24赤嶺 真吾の2人は、お互いの特徴をしっかり理解しており、お互いが最適なプレーを出来ているから演出できるものですので、後半戦の大きな武器になると思います。10大竹 洋平と24赤嶺 真吾のゴールとアシストは、怪我がなければ、非常に期待できると思います。

 27塚川 孝輝の攻撃センスというのは、大きなポイントとなっていると思います。先制ゴールも27塚川 孝輝のロングスルーパスにより24赤嶺 真吾が抜け出して、シュートまで行って獲得できたCKですし、こういった部分は、非凡なものも感じます。守備もさぼらず、しっかり守備を出来ますし、恵まれた体格を活かした攻守のプレーは、チームを助けています。また、受け手としても素晴らしく、長い距離を走って、ゴール前に飛び出すシーンも多く、チームの攻撃に圧力を生み出しています。DHの相方である16関戸 健二
は、運動量があり、チームの好守における存在感があり、チームを助けていて、27塚川 孝輝と上手くバランスを取れています。良いコンビかと思いますので、今後の二人の活躍に期待です。

 2澤口 雅彦に関しては、やはり繋ぎの部分や運動量の部分では、やはり21加地 亮のパフォーマンスと比べると少し物足りなく感じました。あの歳で、あれだけ走れているのは、驚異的ですね。2澤口 雅彦も高いレベルで、サイドの起点として機能していましたが、前への迫力という部分では、改善の余地はあるかと思います。ただ、色んなポジションが出来るというユーティリティ性は、本当に素晴らしいですし、今後もチームのバックアッパーとして、貴重な存在かと思います。

 そして、再び24赤嶺 真吾に関して触れておきたいですが、やはり数的不利の状況でもしっかり収める事ができるポストプレーというのは、岡山の攻撃に深さと厚みを生み出しているので、大きな武器になっている事は間違いないかと思います。岡山のカウンターの質や回数が増えているのも24赤嶺 真吾の存在は大きいと思います。今後の試合で、チームの大きな武器になる事は、間違いないでしょう。

 この試合は、正直幸運に助けられた試合でしたが、その幸運を活かして切って勝ちたかった所です。しかし、好機の数は着実に増えており、引き分けというのは、実力で勝ち取ったものであり、この引き分けを活かすためにも天皇杯とアウェーの金沢戦をしっかり、勝って上を目指して頑張って欲しいです。

試合評

MOM:30豊川 雄太(岡山)
MIP:38梶川 諒太(東京V)
満足度:6点(10点満点)

岡山から世界へ
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

記事の質の向上のために反対意見や間違いの指摘などのコメントも大いに歓迎ですので、気軽にコメント宜しくお願い致します。 
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