2017年ファジアーノ岡山総括(選手編)24~39
-
杉野雅昭
2017年12月31日 16:07 visibility201
1、選手評価基準
A:今季のチームの核として活躍した。
B:今季のチームの主力として活躍した。
C:今季のチームの戦力として活躍した。
D:今季のチームの切り札として活躍した。
E:今季のチームのバックアップとして活躍した。
2、今回の評価選手
24赤嶺 真吾、25武田 将平、26田中 奏一、27塚川 孝輝、28加藤 健人、30豊川 雄太、31下口 稚葉、33張 碩元、34石川 隆汰、39篠原 弘次郎
3、選手評価(24~39)
24赤嶺 真吾:CF(ST)
評価:B
出場した試合でのプレーは、昨季の主軸であったこともあり、非常に高いクオリティで、チームの勝敗に影響するぐらいの選手であることは、今季の内容と結果を考えると明らかであると思います。しかし、今季は、怪我に泣かされたシーズンで、勢いに乗りたかったですが、乗り切れなかったそういったシーズンであると思います。
もし、もっと出場出来ていれば、チームは、もっと良い位置に近づけたと思いますし、24赤嶺 真吾選手のゴール数ももっと伸びたと思います。
それだけ今季は、ゴール前でのポストプレーに加えて、決定的な仕事が出来ており、チームへのフィット感が増したシーズンであったと思います。
25武田 将平:DH(OH)
評価:E
リーグ戦は、1試合の出場に終わりました。しかし、その試合では、DHとOHの両方を時間帯によって任されて、OHにポジションを変更した時に、30豊川 雄太の奇麗でテクニカルなパスを受けて、素晴らしい軌道でのゴールを決めました。
このゴールを見ても高い技術を持った選手であったと思いますが、ボール保持する技術、視野の広さ、冷静さ、身体的強さといった部分で、スタメンを任される程アピールが出来なかったシーズンであったと思います。
それだけ岡山が、デュエルを重視したチームであると感じますが、来季は、こういった壁を越える事が出来るかどうか注目したいです。
26田中 奏一:右WB
評価:E
加入当初のキレあるドリブルは、研究されて対策された事で、発揮できなくなっていた。そのためなかなかアシストやゴールという結果に繋げる事ができず、低調なパフォーマンスが続いた。
また、ポジショニングやフリーランといったプレーである考えて走る部分で、不味さが目立ち、連携の部分で、機能不全に繋がった。
更に主軸選手が怪我している時期に怪我するなど、間の悪さもあり、1年間通して活躍出来なかった。
27塚川 孝輝:DH(OH・CB)
評価:B
ルーキーながらシーズン途中から徐々に出場機会を増やした。体格を活かしたデュエルに強さを見せる選手で、攻守で高い存在感を放った。
守備だけの選手ではなく、攻撃でも発想が豊かで、一定のパスセンスもあり、今季あげた2ゴールとも印象に残ったものであった。
一方で、プレーや判断の部分で粗削りな部分もあり、課題もまだまだ多いが、これからが楽しみな選手。
28加藤 健人:WB(DH)
評価:E
天皇杯で、出場した際は、精度の高いプレースキックチャンスメークを見せた。一方で、90分間やり切る部分で、まだまだプロとして足りないものは多い。
今後もユース出身選手としてユース生の希望として、どれだけ成長できるか注目したい。
30豊川 雄太:ST
評価:C
豊富な運動量とゴールに向かって行く姿勢で、攻撃で存在感を見せた。今季は、全試合でスタメン出場し、20得点という高い目標を持ってシーズンに臨んだが、17朴 亨鎮(パク・ヒョンジン)のホットラインが怪我でなくなると、深刻な得点力不足に陥った。
終盤は、0ゴールで、悔しい時期が続くと、スタメン出場も減ってきて、リザーブのままでない試合も出てきた。
本人としては、悔しいシーズンとなったが、チームとして彼を活かすパサーが居ればという部分は強く、サポーターとしても残念なシーズンになってしまった。
ただ、それでもゴールに向かって行く姿勢は、終始一貫しており、強い気持ちが、伝わってきた。
31下口 稚葉:CB(WB)
評価:E
リーグ戦では、リザーブ入りに留まったが、天皇杯では、2試合出場した。足元の技術と対人の強さを発揮していたが、もっともっと攻撃的に出来る潜在能力を秘めた選手だと思いますので、そういった部分をどれだけ発揮できるかどうか今後の成長が非常に楽しみ。
33張 碩元(チャン・ソグォン):CB
評価:E
シーズンをほぼ怪我で某に振った。加入時は、経歴などから空中戦の強さに期待していましたが、なかなかそういった持ち味を発揮することが出来なかったのは、残念です。
終盤に少し試合に出た際は、空中戦に何度も挑んで高い勝率を誇っただけに、そういった機会が限られた事は、重ね重ねになりますが、残念でした。
34石川 隆汰:CF
評価:E
今季は、天皇杯の出場に限られた。ただ、他の選手との差が大きく、我武者羅にプレーこそしていましたが、粗削りで、チームとしてまだまだ自分を出すことが出来ていませんでした。今後経験を重ねていく中で、どれだけ自分を表現出来る様になるか注目していきたい。
39篠原 弘次郎:CB
評価:B
DFリーダーとして、熱い気持ちで、戦ってきた。熱くなりすぎてファールを貰う事も多かった事は、勿体ないですが、ゴールへの執着心は、本当に頼りになりました。
一方で、上背の部分で、空中戦になかなか勝てず、終盤の失点が増えたしまった部分で、限界をみせたしまった。更にセットプレーでも得点源になれなかった。
それでも副キャプテンとして、苦しい時も辛い時もチームを鼓舞して1年間戦ってきてくれた事には、感謝したい。
岡山から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭(Masaaki Sugino)
記事の質の向上のために反対意見や間違いの指摘などのコメントも大いに歓迎ですので、気軽にコメント宜しくお願い致します。
また、イイネ数は、記事を書く意欲へと繋がる事に加えて、記事を書く上での参考とさせて頂いてます。
-
navigate_before 前の記事
2017:CWC:決勝:UAE:レアルマドリードvsグレミオ「矛と盾の頂上決戦は矛が制し大会史上初の連覇」
2017年12月31日 -
次の記事 navigate_next
2017年ファジアーノ岡山総括(総合編)
2017年12月31日
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件