レビュー:2018:J2:第20節:A:vsカマタマーレ讃岐「J2で最も岡山をライバル視する監督の前にまたしても苦杯を嘗める」

讃岐vs岡山:1-0
得点者:17佐々木 匠
観客数:5,668人
試合会場:香川県立丸亀競技場"Pikaraスタジアム"

1、チーム情報&評点

評価基準

良:1~5:悪

審判

主審:村上 伸次:2.5
副審:作本 貴典、大川 直也:2.5
第4の審判員:道山 悟至

A:岡山

監督

長澤 徹:3.0

スタメン

19仲間 隼斗:2.5、18齊藤 和樹:3.0
11三村 真:3.0、25武田 将平:3.0、7伊藤 大介:3.0、21椋原 健太:3.0
14上田 康太:3.5
6喜山 康平:3.0.4濱田 水輝:3.0、8塚川 孝輝:3.5
22一森 純:2.5

リザーブ

GK:13金山 隼樹
DF:3後藤 圭太
MF:2澤口 雅彦、15末吉 隼也、10大竹 洋平
FW:16リカルド・エンリケ・ダ・シルバ・ドス・サントス(リカルド・サントス)、24赤嶺 真吾

途中交代

18齊藤 和樹→24赤嶺 真吾:3.0
21椋原 健太→16リカルド・エンリケ・ダ・シルバ・ドス・サントス(リカルド・サントス):3.0
25武田 将平→10大竹 洋平:3.5

 

H:讃岐

監督

北野 誠:2.5

スタメン

20原 一樹:2.5
19重松 健太郎:2.5、17佐々木 匠:2.0、13木島 徹也:2.5
7永田 亮太:2.5、8渡邉 大剛:2.5
31アレックス・アントニオ・デ・メロ・サントス(アレックス):2.5、25岡村 和哉:2.5、3中島 大貴:2.5、22武田 有祐:2.5
1清水 健太:2.5

リザーブ

GK:24瀬口 拓弥
DF:5麻田 将吾、15市村 篤司
MF:14佐々木 渉、18鈴木 拳士郎、23西 弘則
FW:11森川 裕基

途中交代

13木島 徹也→11森川 裕基:2.5
17佐々木 匠→14佐々木 渉:評価不可
19重松 健太郎→5麻田 将吾:評価不可

2、得点経過

H:讃岐:1-0:17佐々木 匠(31アレックス・アントニオ・デ・メロ・サントス)

 17佐々木 匠が、サイドの所でボールキープし目指し、駆け引きして立っている時に、自分を追い越していく31アレックス・アントニオ・デ・メロ・サントス(アレックス)へテクニカルなスルーパスを出し、31アレックス・アントニオ・デ・メロ・サントスが触るだけで精一杯。毀れ球を14上田 康太が次のプレーに移れず、もたついている間に後方から飛び出して来た17佐々木 匠がボールを奪取し、8塚川 孝輝とマッチアップし、1対1.切れのあるドリブルで、振り切ると右隅に突き刺さって、讃岐が先制。

3、数値評

評価基準

良:A~E:悪

A:岡山

攻撃評価:D
守備評価:C
采配評価:D
総合評価:D

H:讃岐

攻撃評価:C
守備評価:B
采配評価:B
総合評価:B

4、文章評

Q.1「北野 誠監督の岡山対策の前にどこまで戦えるか」

A.1「ハイライトを見ても好機の数では、負けていなかったと思います。特に19仲間 隼斗は、デュエルの部分で、戦う気持ちを見せていたと思います。気持ちの籠ったボール奪取からのシュートは、DFに当たってのディフレクションからポストバーに当たる惜しいシーンもありました。19仲間 隼斗と18齊藤 和樹が絡んで、ゴールに迫るシュートがありましたが、決め手を欠きました。
 一方で、讃岐は、岡山が伝統的にドリブルに弱いという認識があったのかバイタルエリアに侵入すると、積極的に仕掛けてきました。14上田 康太が処理にもたついている間にスピードに乗ったボール奪取から一気にペナルティエリア内に侵入し、8塚川 孝輝を振り切って、シュートを右隅に突き刺して、先制されてしまいました。
 ここまでの対戦の様に致命的な対策を練られた訳ではないものの攻めているのに攻め切れない。守れても守り辛い。そういったどこか噛み合わないそういった感じが常にありました。岡山にとって嫌なプレーをされ続けた結果、最後最後に失点を許した。そういった北野 誠監督の岡山に対する気持ちの強さを感じた試合でした。」

Q.2「攻守で力強さを発揮できるか」

A.2「気持ちは感じた。しかし、無得点で、1失点の敗戦。爆発力も無ければ、ドリブルに対する弱さを見え隠れした守備。1-0で勝てれば「強い」と、感じるサッカーでもあるが、こういった試合で負ければ、凄く弱く感じる。
 特に岡山が一番負けたくないチームが、恐らく讃岐であると思う。そういった試合を落とすという事が、どういった事か。
 岡山ファミリーは、深い傷を負った。と言っても過言ではない悔しくてショッキングな敗戦であったと思います。」

「注目したであろう選手」

「19佐々木 匠」

 決勝ゴールを許した。ゴール前で怖さのあった選手。

「19重松 健太郎」

 結果こそ残してないが、技術に裏打ちされたテクニカルな仕掛に苦しんだ。プレースキッカーを任されるシーンも多かった。

「1清水 健太」

 的確なポジショニングで、岡山の猛攻をシャットアウト。

5、試合評

Man Of the Match(MOM):17佐々木 匠(讃岐)
Most Impressive Player(MIP):22一森 純(岡山)
満足度(10点満点):1点

6、試合後通算対戦成績

J2通算対戦成績

A:岡山:3勝(10得点):2分:(10得点)4勝:讃岐:H

会場別成績(岡山視点)

H:シティライトスタジアム:1勝1分2敗
A:Pikaraスタジアム:2勝1分2敗

7、今季の成績(15節雷雨中断)

勝敗(19/42)
8勝6分5敗(暫定7位:勝ち点30)

得失点
20得点15失点(+5)

ホームスコア(9試合:4勝3分2敗:12得点6失点)
1-0×2、3-0×1、3-1×1、0-0×1、2-2×2、0-1×2

アウェースコア(10試合:4勝2分4敗:8得点9失点)
0-1×3、1-3×1、1-1×2、1-0×3、3-0×1

ゴール(全20ゴール)
3後藤 圭太×1(頭1)、4濱田 水輝×3(頭3)、6喜山 康平×1(頭1)、7伊藤 大介×1(右足ミドル1)、8塚川 孝輝×2(頭1、右足ミドル1)、11三村 真×1(左足ボレー1)14上田 康太×3(FK左足3)、18齊藤 和樹×1(PK右足×1)、19仲間 隼斗×2(頭1、ボレー右足1)、24赤嶺 真吾×2(左足ボレー1、PK右足1)、25武田 将平×1(左足ミドル1)、33阿部 海人×1(左足1)、オウンゴール×1(足1)

アシスト(全12アシスト)
8塚川 孝輝×2(頭1、右足1)、9李 勇載×1(右足1)、14上田 康太×4(CK左足1、FK左足2、クロス左足1)、18齊藤 和樹×1(右足1)、19仲間 隼斗×1(左足1)、24赤嶺 真吾×3(パス右足2、クロス右足1)

得点の形(20得点:流れ×6、セットプレー×14)
ボール奪取→ミドルシュート(右足)×1クロス→左足ボレー×1、クロス→右足ボレー×1、クロス→頭×1、FK→頭×2、左足直接FK×3、FK→混戦→左足×1、CK→混戦→頭×1、速攻→ポストプレー→右足ミドル×1、CK→2次クロス→頭×1、右CK→セカンドボール→ダイレクトボレー(左足)×1、左CK→頭×1、PK(右足)×2、クロス→オウンゴール×1、ロングスロー→混戦→頭×1、ロングスロー→セカンドボール回収バックパス→左足ミドル×1

失点の形(15失点:流れ×12、セットプレー×3)
左足(フリック)→頭×1、右足(パス)→右足(ミドル)×1、右足(スルーパス)→右足×1、右足(浮き球パス)→右足(ボレーシュート)×1
右足(クロスが直接)×1、右足(クロス)→頭×2、左足(クロス)→頭×2
毀れ球→ドリブル→シュート(右足)×1
CK→ショートコーナー→右足(ミドル)×1
PK×1、PK(右足)×1
右足×1、右足(ミドル)→オウンゴール×1

得点時間帯(20得点:前半×9、後半×11)
1分~15分×2、16分~30分×3、31分~45分×4、前半AT
46分~60分×6、61分~75分×5、76分~90分、後半AT

失点時間帯(15失点:前半×9、後半×6)
1分~15分×2、16分~30分×3、31分×45分×4、前半AT
46分~60分×2、61分~75分×1、76分~90分×2、後半AT×1

岡山から世界へ 
To Be Continued

by 杉野 雅昭(Masaaki Sugino)

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