プレビュー:2018:J2:第25節:A:vsモンテディオ山形「連戦を乗り切るために問われる選手起用」
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杉野雅昭
2018年07月23日 23:05 visibility196
1、予想メンバー
監督
長澤 徹
スタメン
24赤嶺 真吾
37鄭 充根(ジョン・チュングン)、10大竹 洋平
39高橋 壮也、15末吉 隼也、8塚川 孝輝、17関戸 健二
6喜山 康平、4濱田 水輝、33阿部 海斗
13金山 隼樹
リザーブ
GK:22一森 純
DF:31下口 稚葉
MF:14上田 康太、25武田 将平、19仲間 隼斗
FW:32福元 友哉、16リカルド・エンリケ・ダ・シルバ・ドス・サントス(リカルド・サントス)
2、注目ポイント
キーマン
「6喜山 康平」
前節リザーブ入りしたものの出場機会無し。この愛媛戦のリザーブ入りだけであった事が、フィジカル的な問題でなければ、3後藤 圭太が出場停止、2澤口 雅彦の年齢を考えると、チームキャプテンである6喜山 康平のスタメンの可能性は高い。それと同時に山形戦に加えて、徳島戦まで照準を合わせていた可能性もある。
出場停止である3後藤 圭太という空中戦に強く高い奪取力のあるCBではなく、ここ最近出場機会に恵まれていない33阿部 海斗が、予想される中で、チームとして、各選手が持ち味をどれだけ発揮できるか。そこがポイントとなる中で、6喜山 康平の経験とリーダーシップというのは、堅守ベースとしたサッカーには必要不可欠。
前節のセットプレーからカウンターを受けての失点を含めて、ピッチ内で、ターンオーバーが採用される可能性が高いことを考えると、6喜山 康平を中心にチームとして戦えるかどうかが、勝敗を分ける事になるだろう。
攻撃キーワード
「連動性」
ターンオーバーが予想される試合ではあるが、ターンオーバーしない場合でも連動性が、最大のテーマとなる。流れからの得点の少なさが、勝ち切れない理由であり、堅守も崩れてきた中で、チームとして攻守で、どれだけ連動できるかどうかが、局面を打開することに繋がります。
18齊藤 和樹が、ゴールという結果こそ残せていないが、ポストプレーで起点になったプレーが出来る様になった事で、21椋原 健太のアシストに繋がったシーンに象徴される通り、選手が選択したプレーの後に、どう動けば次の攻撃や守備に移行できるか。そこの共有が不十分であり、メンバーが大幅に変わるのであれば、より難しくなるので、かなり重要なポイントになり、ほぼ変えない場合は、疲労で足が重たくなった中で、行くか行かないかの判断の共有が出来るかどうかも重要なポイントである。
また、チームとして、信頼を過信し過ぎるのも問題あるものの愛媛戦では、ロングパスの結果、どういった場面になるか。その成功した場面より失敗した場面を意識していた傾向にあり、抜け出して中に誰も上がっていないというシーンが90分間続いた。
チーム戦術で、裏やサイドのスペースを使うサッカーをしていながら、そこへ通せた後にどうすればチャンスになるかという戦いが出来ていなかった。
長澤 徹監督が良く、勇気というワードを使うが、チームとして全く体現してなく、徹底的にリスクを小さくする戦いに徹している。もしくは、リスクのかけかたが、不十分な部分がある。試合の戦い方だけではなく、選手起用を見てもその傾向にあり、それが結局チームに伝染してしまっている可能性すらある。
そういった現状ではあるが、山形の監督は、岡山が苦手としていた愛媛で指揮をとっていた木山 隆之監督である。ポゼッションとハードワークを一体感を持って戦うチームに対して、どこまで連動性を発揮できるかは、楽しみである。
守備のキーワード
「ハイライン」
4濱田 水輝を真ん中に、左に技術のあり足元がしっかりしている6喜山 康平、右にスピードと対人に強い33阿部 海斗のスタメンが予想されるこの試合。後ろにどっしり構えると、空中戦で負けてしまいやられてしまう可能性が高くなってしまう。
4濱田 水輝が、積極的に空中戦に挑みつつ、後ろで構えて、両サイドのCBが、アグレッシブにプレーする。久々にハイラインで、全体をコンパクトに保ちポゼッションサッカーをするスペースを消し、制空権も得る。
そこから岡山の得意なパターンである奪ったらすぐに、スペースへロングパスというサッカーで、どこまで戦えるか。攻撃のための守備が出来るかどうかが、この試合の生命線となる。
出来るだけ高い位置で奪って、相手陣地で、プレーする時間帯を長くする。この基本コンセプトを体現させて、無失点を目指したい。
山形の注目選手
「21櫛引 政敏」
岡山では、キック力とその精度で、岡山のサポーターに大きなインパクトを残した。しかし、一方で、飛び出しやハイボール処理といった判断が悪く、ポジショニングやシュートへの反応の速さなど、GKとして基本的な部分で、持ち味を発揮で出来なかった。
しかし、シーズン途中の中盤に入ろうかという所から監督の信頼を得て、スタメンを任せられるようになった。
前回の対戦では、ファインセーブなどもあり、勝ち切れなかった。
3、試合前通算対戦成績
J2
岡山:7勝(19得点):2分:(14得点)2勝:山形
会場別(岡山視点)
H:シティライトスタジアム:3勝1分2敗
A:NDソフトスタジアム山形:4勝1分0敗
4、今季の成績
勝敗(24/42)(他会場中止試合有)
9勝8分7敗(暫定9位:勝ち点35)
得失点
24得点21失点(+3)
ホームスコア(12試合:4勝6分2敗:15得点10失点)
〇:1-0×2、3-0×1、3-1×1
△:0-0×3、2-2×2、3-3×1
●:0-1×2
アウェースコア(12試合:5勝2分5敗:9得点11失点)
〇:0-1×4、1-3×1
△:1-1×2
●:1-0×3、2-0×1、3-0×1
得点時間帯(24得点:前半×10、後半×14)
1分~15分×3、16分~30分×3、31分~45分×4、前半AT
46分~60分×8、61分~75分×6、76分~90分、後半AT
失点時間帯(21失点:前半×12、後半×9)
1分~15分×3、16分~30分×4、31分×45分×5、前半AT
46分~60分×4、61分~75分×2、76分~90分×2、後半AT×1
ゴール(全24ゴール)
FW(6):18齊藤 和樹×1(PK右足×1)、19仲間 隼斗×4(頭2、右足1、ボレー右足1)、24赤嶺 真吾×2(左足ボレー1、PK右足1)
MF(10):7伊藤 大介×2(ダイビングヘッド1、右足ミドル1)、8塚川 孝輝×3(頭1、右足ミドル1、左足ミドル1)、11三村 真×1(左足ボレー1)14上田 康太×3(FK左足3)25武田 将平×1(左足ミドル1)
DF(6):3後藤 圭太×1(頭1)、4濱田 水輝×3(頭3)、6喜山 康平×1(頭1)、33阿部 海人×1(左足1)
GK:なし
その他(1):オウンゴール×1(足1)
アシスト(全16アシスト)
FW(7):9李 勇載×1(右足1)、18齊藤 和樹×2(右足1、右足クロス1)、19仲間 隼斗×1(左足1)、24赤嶺 真吾×3(パス右足2、クロス右足1)
MF(8):8塚川 孝輝×2(頭1、右足1)、14上田 康太×5(CK左足1、FK左足2、クロス左足1、パス左足1)、21椋原 健太×2(右足クロス2)
DF:なし
GK:なし
得点の形(24得点:流れ×10、セットプレー×14)
ボール奪取→ミドルシュート(右足)×1
パス(左足)→ミドルシュート(左足)×1
クロス(右足)→右足×1、クロス(右足)→ダイビングヘッド(頭)×1、クロス→左足ボレー×1、クロス→右足ボレー×1、クロス(右足)→頭×1、クロス→頭×1、クロス→オウンゴール×1
速攻→ポストプレー→右足ミドル×1
FK→頭×2、FK→混戦→左足×1
CK→混戦→頭×1、CK→2次クロス→頭×1、右CK→セカンドボール→ダイレクトボレー(左足)×1、左CK→頭×1、
左足直接FK×3、PK(右足)×2
ロングスロー→混戦→頭×1、ロングスロー→セカンドボール回収バックパス→左足ミドル×1
失点の形(21失点:流れ×16、セットプレー×5)
カウンター(CK)→ロングパス(左足)→ダイレクトシュート(右足)×1、カウンター(CK)→スルーパス(右足)→ループシュート(左足)
左足(フリック)→頭×1、右足(パス)→右足(ミドル)×1、右足(スルーパス)→右足×1、右足(浮き球パス)→右足(ボレーシュート)×1
右足(クロスが直接)×1、右足(クロス)→頭×2、右足(クロス)→ブロック→右足(押し込み)×1、左足(クロス)→頭×2
ドリブルからシュート(右足)→セーブ→ダイレクトシュート(右足)×1
毀れ球→ドリブル→シュート(右足)×1
CK→ショートコーナー→右足(ミドル)×1
PK×1、PK(右足)×2
右足×1、右足(ミドル)→オウンゴール×1
ロングスロー→テクニカルな繋ぎ→シュート(左足)×1
5、希望メンバー
監督
長澤 徹
スタメン
24赤嶺 真吾
37鄭 充根(ジョン・チュングン)、10大竹 洋平
39高橋 壮也、25武田 将平、15末吉 隼也、17関戸 健二
6喜山 康平、4濱田 水輝、33阿部 海斗
22一森 純
リザーブ
GK:1椎名 一馬
DF:31下口 稚葉
MF:8塚川 孝輝、11三村 真、19仲間 隼斗
FW:16リカルド・エンリケ・ダ・シルバ・ドス・サントス(リカルド・サントス)、32福元 友哉
岡山から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭(Masaaki Sugino)
記事の質の向上のために反対意見や間違いの指摘などのコメントも大いに歓迎ですので、気軽にコメント宜しくお願い致します。また、イイネ数は、記事を書く意欲へと繋がる事に加えて、記事を書く上での参考とさせて頂いています。
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