巨人の前半戦を総括(7/24、233701、野球3、総合7)
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元大阪爺
2011年07月24日 17:26 visibility142
74試合を終了して、32勝38敗4分(セリーグと22勝25敗3分、交流戦で10勝13敗1分)で借金6の4位。首位ヤクルトと10ゲーム差だけど、2位の中日・阪神とは2ゲーム差なので、優勝は困難だけど、Aクラスには入れてCSに出場するチャンスは残っているというところでしょう。
もう少し勝てたかもしれないが、もっと悪くなった可能性もあります。今の、プレーぶりを見る限り、この結果は妥当という気もします。
防御率トップで、得点・打率が最下位ということから分かるように、不調の主な原因は打線にあります。
統一球の導入で、去年まで得意としていた球の飛ぶ球場(東京Dやマツダ等)での空中戦がやれなくなり、小笠原・ラミレスといった主力の衰えが加速する一方、それを補う野球ができていないということだと思います。2009年までは、本塁打以外でも点を取れていたのが、2010年は極端に本塁打に頼っている感じがありました。機動力を使った相手の嫌がるいやらしい攻めは、2010年のシーズンは少なくなり、伊原コーチの影も薄くなっていて、2010年オフには、伊原さんはヘッドコーチをやめてフロント入りしました。・・・今から思えば、現在の状況は「必然」だったのかもしれません。
今後の建て直しですが、いきなり細かい野球ができるわけもないので、坂本・阿部がもう少し打てるようになるか、フィールズが「当たり」であることに期待するしかなさそうです。
投手の方は、内海・澤村に加えて、西村・ゴンザレスが先発として計算できるようになって来ました。リリーフもロメロ・アルバラデホが崩れて一時崩壊の危機にありましたが、東野抑え転向というバクチが当たって形ができました。小野・笠原・トーレス・藤井・朝井・マイケルといった予備軍もいますし、投手の状況は悪くないと思います。打線がまったく信用できないために、0点に抑えようとしすぎて失点しているケースもあるように思うので、打線が復活すれば、投手の状況はさらによくなる可能性すらあります。
1)来年以降数年間は戦えそうな形ができて、2)Aクラスに入ってCS出場というのが、個人的な望みですが、今の原監督の采配を見る限り、2)も困難ですが、それ以上に1)が困難そうですね。
*去年の巨人の攻撃の仕方を私は嫌いでしたので、統一球導入を支持してます。今は、一部の打者しか対応できていませんが、いずれ、より多くの打者が対応できるようになると思います。
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