巨人1-2阪神 気になる方針不明の打順変更(8/2,235,271,野球2,総合9)

得意の1-2負けもまあ,我慢しよう.
長野のエラーも,「たまにやらかすとんでもないミス」は「長野の仕様」ということで我慢しよう.
フィールズの3三振も我慢しよう.

ただ,とっかえひっかえ打順をいじる事のポリシーが不明で,ほとんど思いつきにしか思えないのは困る.ヤクルトの成功に見られるように,各打者の役割を定めてチーム全体で点を取りに行くことが求められるからだ.打順がコロコロ代われば,選手は自分が何をすべきかわからなくなるだろう.

1番坂本は固定として,2番は寺内・藤村を使うかと思えば,大村・高橋由を使う.いったい,2番に何を求めているのか不明である.2番に長打を求めるのなら,5回の無死1・2塁で大村にバントはないだろう(結果はバント失敗).それなら,2番に寺内を入れて「つなぎ」をさせればよい.

 実は,高橋由2番というのは私はすばらしいアイデアだと思っていた.高橋由は,打率は3割を切っているものの,出塁率は4割近くで巨人の野手でトップだったからである.坂本の出塁率が低い(3割程度)を考慮してのことと思っていたのである.しかし,別に2番で結果が悪かったわけでもないのにいつの間にか5番へ.

 3番ラミレス,4番長野というのもよくわからなかったが,将来のことを考えて(ラミレス依存度を減らすために)やっているのかと思っていたら,ラミレスの直訴ですぐに,3-4番を入れ替えた・・・何考えているんですか?あるいは,何も考えてなかったのですか?

 先発に戻したはずの東野を中2日で今日はベンチに入れていた.また,リリーフに戻すんですか?

 2006年のシーズン,チームが不調ということもあって,原さんはいろいろな手を打ったが,選手からは「監督が何考えているかわからない・・」といわれてBクラスに沈んだ.どうも,そのときに雰囲気が似てきたように思う.

 一人の選手にいろいろな役割をやらせようとするのではなくて,役割を定めて,その役割を果たせる選手を使うべきだろう.選手の数は12球団1多いのだから・・・.2-3点しか取れない打線なのだから,「そういう打線だ」と割り切れば,選手にもわかりやすい方針を示せるだろう.ひたすら「出会い頭」を狙って,一発のある打者を並べるのも1つの手だし,クリーンアップ以外は「つなぎ」に徹するのも手だし,「全員つなぎ」だっていいだろう.とにかく,わかりやすい「方針」を定めて欲しい.それが決まれば,選手だって「何を求められているか」がわかるし,「どうして自分が使われるか(使われないか)」がわかって,試合だけでなく練習にも身が入るだろう.

 どうも,原監督の頭の中にある「バーチャルな野球」に選手をはめ込もうとしては,はまらず,現実とどんどんギャップが生じているように思う.原さんの目を覚ませる人は出てくるのだろうか?


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