2015年オフの巨人の戦力外等予想(投手編,2015年1月14日版)

 以下は,今年の成績によっては,巨人を去る可能性のあると私が考える巨人の選手達です。実力はあるものの,巨人では余剰戦力なので,トレード対象となり得る選手も含めています。下記で()内の選手は育成選手です。()内の数字は年齢で2015年末で計算しています。 

投手(支配下:6名,育成選手:3名) 
右:マイコラス(27)・福田(32)・メンドーサ(21)・(野間口(32))・(田中太(22))
左:阿南(31)・須永(30)・ポレダ(29)・(田原啓(21)) 

・マイコラスとポレダ 
 外国人助っ人ですから,1軍で結果がでなければ1年で戦力外です.


・阿南・須永・田原啓
 巨人は,25才以下の支配下選手に多数の若手左腕がいるので(公文(23)・戸根(23)・田中大輝(23)・松本(22)・今村(21)・田口(20)),今年結果を出せないと,30才以上の阿南・須永は,オフに整理される可能性がある。 育成3年目の田原啓も,1軍で使える目処が立たなければ同様である.

・野間口
 本来なら今オフに切られている筈だった.ところが,育成選手として破格の高年俸で再契約された.2004年ドラフトの自由枠で入ってきたときに何らかの約束があったのだと思われる.ただ,ケガから復帰後は,元のオーバーハンドで投げていた.2010年オフからは,サイドスローで投げていたが結果が出ないので元に戻す決意をしたように思われる.原監督がかつて「未完の大器」と称していたように,素質があることは間違いない.復活して堂々と1軍で投げて欲しいが,それができなければ(通常なら)戦力外である.

・福田
 2005年ドラフト希望枠で入ってきて,鳴かず飛ばずだったが(年間数試合~20試合程度に登板して防御率が3.5~7.5),(飛ばない統一球時の)2012年に突如ブレイクして50試合61回8勝1敗17ホールド防御率1.61の成績をおさめリーグ優勝・日本一に貢献した.しかし,2013年から「飛ぶ統一球」になると,2011年以前の福田に戻ってしまった.イースタンでの球威は図抜けているが,1軍に上がるとボール先行からカウントを悪くしてストライクを取りにいって打ち込まれるというパターンにはまる.野間口同様に,メンタルに問題があると考える.今年結果が出なければ,戦力外候補である.

・田中太一
 2010年ドラ3で巨人入団.同期は,澤村(1位)・宮國(2位)・小山(4位)と1軍で結果を出している投手ばかりである.球威はあったが体の開きが速く、フォームをいじられたら球威がなくなってしまった。元のフォームに戻してようやく球威が戻ってきたと思ったら育成落ちになってしまった。加えて、原監督の勧めによってサイドスローに転向した。このあたりの経緯については、茶柱さんの日記(http://labola.jp/diary/1122125009)に詳しい。支配下から育成になった選手は、次シーズン(つまり今年)の7月末までに支配下に登録されないと、オフに自由契約となる。急造のサイドスロー投手が1年弱で1軍戦力になると思わせるほどの結果を出せるかということになるとかなり厳しいだろう。

・メンドーサ
 メンドーサの場合は,上述のメンバーとは違って,1軍で結果が出れば,MLBに行ってしまうのではないかという話である.キューバと米国との関係が今年は劇的に改善しそうで,MLBとキューバとの選手交流も可能になるように思われるからである.巨人が苦労して開拓したキューバルートも、あまり成果が得られないまま終わってしまうことになるかもしれない。



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