巨人開幕1軍予想（2012年3月１日版）（3/1, 288,933，野球2，総合5）

キャンプが終わったのでこの時点での開幕1軍枠を予想します。投手１２名、捕手3名、野手１３名の合計28名で考えます。

投手
先発右：澤村・ホールトン・東野・宮國
先発左： 内海、杉内
リリーフ右：西村・ゴンザレス・越智、ロメロまたはマシソンまたは久保
リリーフ左：山口、高木または大立または星野

捕手 阿部・實松・市川

内野手 小笠原・藤村・村田・坂本・高口・古城・石井

外野手 高橋・長野・ボウカー・鈴木、谷または矢野、大田または松本または亀井

前回（1/19版）との違い
先発右
　西村・ゴンザレス→東野・宮國
リリーフ右
　東野・野間口→西村・ゴンザレス
リリーフ左
　金刃→大立または星野

捕手
　中谷または加藤または河野→市川
内野手
　寺内→高口
　中井または田中大→石井
外野手
　亀井→谷または矢野
　橋本→松本または亀井

個別コメント

先発投手
　キャンプとオープン戦で宮國の評価が急上昇。現時点での内容では上述した6人の先発投手の中でもトップクラス。残り1枠の先発投手争いでは、実戦の内容で東野＞西村・ゴンザレスなので東野を残した。ただし、個人的には、抑えもできる東野をリリーフに回した方が良いと思っている。
　　左の先発に関しては、ライバル皆無の状態だったので変更無し。

リリーフ投手
　先発枠から外れた西村・ゴンザレスに勝てそうな他のリリーフもいないのでとりあえずここに二人をいれた。越智が今年は好調というのがよい情報。マシソンは、キャンプ途中までは、球威はあるものの制球がひどかったのでどうかなと思ったが、最後の実戦で良い結果をだしたので楽しみになってきた。ロメロもまずまずの出来である。久保は、3月のオープン戦でどれくらい投げられるかだが、3月前半のオープン戦で越智やマシソン・ロメロに目処がつけば、無理に開幕に間に合わせようとはしないだろう。抑えは、この4人（越智・マシソン・ロメロ・久保）の誰かになるだろう。現状では最有力候補はマシソンで次点で越智・ロメロという位置づけになっていると思う。

捕手
　市川の打撃が好調で、第３捕手は「代打としての打撃＞守備」という位置づけで考えると「市川」になる。第３捕手が守備につく可能性が非常に低いから、この選択は理解はできる。中谷・加藤の1軍経験のある捕手が2軍に控えることになり、河野を支配下に昇格させる（いざというときの1軍捕手の控えにする）メリットがなくなってしまった。河野の今シーズン中の支配下登録は難しそう．
　實松のリードが好調。どの投手も實松と組むと結果が良いように思える。打者を追い込むまでは、難しい要求を投手にしていないのがよいように思う。巨人には球威のある投手が多いことを考慮すれば、實松のリードは（飛ばない）統一球向きのリードといえる。他方、阿部の打撃は捨てがたいので、小笠原の調子次第だが、阿部：1塁、實松：捕手という布陣を練習しておくべきと思う。

内野手
　石井の打撃が好調。バットコントロールが良く、亀井・大田・藤村の打席に見られるような「お手上げ状態」という打席がほとんどなかった。「スタメン：セカンド」の話が首脳陣から出るほどである。現時点では、控えはもちろん、小笠原・高橋より打撃が好調である。
　高口は、前評判と違って思ったより打てる。体が大きく、守備範囲は広くはないが堅実である。現時点の打撃は、寺内だけでなく藤村よりも上だろう。足は速くはなさそう。左投手の時は、藤村の代わりに高口先発ということもあり得る。大村のFA補償として高口を獲得したときはがっかりしたものだが、きちんと高口のことを調べた上での獲得だったようだ。

外野手
　石井の台頭で亀井の存在価値はさらに低くなった。打席での迷いも残っているようなので、最後の１枠を大田や松本と争う形になると見た。
　代走枠で鈴木は外せないと考えて枠にいれた。
　期待の橋本は故障で2軍キャンプでも別メニュー。開幕１軍はあり得ない状況となってしまった。2軍でやり直しである。
　個人的には隠善も候補に入れたいところだが、原監督の眼中にないようなので上記の枠からは外した。