巨人契約更改その4:菅野の来季年俸7千万円、越すべきではなかった上原,越させてはならない澤村

プロ野球選手の来季の年俸は,今季までの成績と来季への期待だけで決まるべきである。まして,対象とする選手が,首脳陣の身内である場合には。



菅野の今年の成績と年俸

 27試合176回,13勝6敗,防御率3.12,1500万円→7000万円

 (ポストシーズン3試合に登板,2勝1敗)



上原の新人時(1999年)の成績と年俸

 25試合197回,20勝4敗,防御率2.09,1300万円→6600万円



 菅野のポストシーズンの成績を考慮したとしても,「今季までの成績」も「来季への期待」も,明らかに上原>菅野である。ついでにいうと物価指数も「1999年>2013年」である(http://ecodb.net/country/JP/imf_cpi.html)。



 菅野の2年目の年俸が上原のそれを上回ってはならなかったと考える。「監督の甥だから仕方ない。」といった,ネガティブな評価を内外に持たせないためにも・・・



続いて澤村の新人時代(2011年)からの成績と年俸

 2011年:29試合200回,11勝11敗,防御率2.03 1500万円→5200万円



 2012年:27試合169回,10勝10敗,防御率2.86 5200万円→6500万円

 (ポストシーズン3試合に登板,2勝0敗)

 2013年:34試合158回,5勝10敗6H,防御率3.13 6500万円→?



 (ポストシーズン5試合に登板,勝ち負けなし)



 通算:90試合528回,26勝31敗6H,防御率2.63



1年目の澤村の成績も素晴らしいし,3年間の実績を考慮すれば「澤村>菅野」である。来季への期待は,確かに「澤村<菅野」かもしれないが両者を考慮した年俸は「澤村>=菅野」であるべきと考える。澤村の来季の年俸を7000万円以上にすべきだろう。



 原辰徳監督のお父さんの原貢さんは,東海大相模高校・東海大学の監督だった。息子である辰徳氏が野球部に入ってきたとき,ことさら厳しくあたったという。部員に「身内びいき」という疑念を持たれることが,チームとしての力を削ぐことを知っていたからだろう。そんな当たり前のことを,巨人のフロントは、きちんと認識してほしい。菅野の実力が本物なだけに,よけいな配慮(1年間の浪人に対する慰謝料?)は不要と思うのだ。

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