2015年5月の個人的月間MVP（巨人2軍）

阿南(31才)が3試合に投げて2ポイント（2勝0敗，防御率4.50），内海(33才)が4試合に投げて2ポイント（1勝1敗，2.14→1軍に昇格しましたがソフトバンク戦で打ち込まれました），今村(21才)が4試合に投げて2ポイント（1勝1敗，3.86）でした．なお，田口（20才）は3試合に投げて1ポイント（0勝2敗，8.22）と結果は出ていませんでしたが，菅野の故障で急遽1軍にあがり，5回を0に抑える勝負強さをみせました．田口と同期の平良（20才）は，5試合に投げて0ポイント（1勝2敗，9.16）と5月は結果を出せませんでした．ただ，6月に入って立ち直りの兆しを見せています．

先発投手MVP：該当者なし

　2軍の先発は，現状，阿南・平良・今村・西村(30才)・小山（27才）といった所で回しています．西村はケガから復帰後最初の登板の5月30日は5回5安打2失点とまずまずの投球を見せました．小山も5月29日の登板で9回完投4安打失点2（自責点1）というすばらしい投球を見せましたが，1軍投手陣が好調なので上げてもらえそうにありません．セットポジション調整（？）のため5月30日に降格したポレダは2軍では登板していません．首痛で5月31日に降格した菅野も同様です．おそらく，ポレダは6月9日に昇格して日ハム戦に先発すると思います．菅野は首痛の状況にもよりますが，回復すれば6月12日に昇格してロッテ戦に先発すると思います．

・リリーフ投手

　土田(25才)が15試合で13ポイント（0勝2敗3S,0.48），江柄子（29才）が11試合で10ポイント（0勝0敗0S，0.89），笠原が12試合で10ポイント（1勝1敗，防御率1.42），田原誠(26才）が8試合で7ポイント（0勝0敗0S,1.23)，宮國が7試合で5ポイント（1勝0敗，3.52），メンドーサが7試合で5ポイント（0勝0敗1S，1.42→1軍昇格），香月(33才)が6試合で6ポイント（1勝0敗1S,防御率0.00→1軍昇格）．多くのリリーフがすばらしい成績を上げました．

リリーフ投手MVP：土田

・捕手

　河野(24才)が6試合に捕手で出場して14ポイント（打率219，本塁打1，打点5→昇格したが出場することなく降格），相川（39才）が4試合に捕手で出場して10ポイント（打率556，本塁打1，打点3→昇格），小林(26才)が8試合に出場して7ポイント(打率143，本塁打0，打点1），加藤(34才)が4試合に出場して3ポイント（打率214，本塁打0，打点0）．巨人の捕手育成の問題については，次の日記で別に書きます．

　

捕手MVP：該当者なし．

・野手

　フランシスコ（28才）が39ポイント(打率276，本塁打4，打点14），辻（21才）が39ポイント(打率253，本塁打0，打点9），和田恋(20才)が38ポイント(打率224，本塁打3，打点12），セペダ（35才）が37ポイント（打率315，本塁打4，打点9），立岡（25才）が，28ポイント（打率288，本塁打0，打点3，盗塁4→昇格）．打撃に関しては，フランシスコとセペダが群を抜いています．

　野手MVP：フランシスコ・セペダ

・故障者？情報（5月はかなり多い）

  田中大輝（23才）・松本竜(22才）はは2軍でも3軍でも登板なし．昨年故障した青山外野手も試合に出ていない．藤村内野手も5月は出場がないようだ．また，鬼屋敷捕手が5月5日頃から，隠善外野手が5月17日頃から，セペダ外野手が5月21日頃から，中井内野手が5月23日頃から，岡本内野手が5月26日頃から，フランシスコ内野手が5月29日頃から，それぞれ出場がない．

全体として

　投手は先発陣が今一つだったが，リリーフ陣は好調．打撃陣は，セペダとフランシスコが2軍では図抜けていた（ただし故障中）．

昇格の可能性

　投手陣は，1軍の投手が好調なので，なかなか上がるのが難しそう．先発もリリーフも，1軍で結果を出していても落とされるという実情である．

捕手は，阿部の体調が悪いようなのでチャンスはあると思うが，当面乗り切るだけのつもりなのか，阿部の後継者養成も視野にいれるのかが不明なので全く読めない．

野手は，打撃好調の選手がそろって故障しているのが痛い．ただ，打数が少ないが横川が9打数6安打と好調なので，DHや左の代打として上げてもよいとは思う．ただし，そのポジションは，高橋由や阿部と重なるので難しい．