巨人の7月の個人的月間MVP(1軍と2軍)

すでにリーグの月間MVPが出てしまって,またもタイミングが遅れましたが,3・4,5,6月に続いて7月の分もやっておこうと思います.ポイントの付け方については,こちらの日記をご覧ください.
 
1軍(7月の1軍の試合は21試合.チーム成績:14勝4敗3分(貯金10))
ポイント上位者
・先発投手
 澤村が5試合に登板して5ポイント(3勝1敗,防御率2.08).ホールトンが3試合に登板して3ポイント(2勝0敗,防御率1.74).澤村もホールトンも内容としては今一つながら,先発した試合すべてでQSを達成したのでこのポイントとなった.ちなみに杉内は3試合で2ポイント(1勝0敗,防御率2.29),内海は4試合で2ポイント(2勝1敗,防御率:1.93).
・リリーフ投手
 山口が13試合で11ポイント(10H1S,防御率0.82),西村が11試合で10ポイント(2勝7H,防御率1.32),故障してしまったマシソンが10試合で7ポイント(7S,防御率2.70),福田が8試合で8ポイント(2勝3H, 防御率0.00),田原が7試合で7ポイント(2H, 防御率0.00),高木京が5試合で5ポイント.山口がリリーフで1ヶ月の中で2度失敗したのは7月が初めて.もちろん,すばらしい成績であることには間違いないが,やや疲れが出てきているかもしれない.7月の成績(10H1S)を対象として,育成出身選手として初めて月間MVPを山口は獲得したが,4-6月の内容も,7月と同等またはそれ以上であった.まあ,相対的に他の投手の成績との兼ね合いで月間MVPになったのだろう.むろん,このまま巨人がリーグ優勝すれば,(年間)MVPは山口の筈だ.
・野手・捕手
 高橋由が51ポイント(打率350,本塁打1,打点9,出塁率597),長野が45ポイント(打率253,本塁打4,打点13,出塁率330)と阿部も45ポイント(打率318,本塁打0,打点17,出塁率387),坂本が43ポイント(打率316,本塁打2,打点6,出塁率372),村田が40ポイント(打率236,本塁打1,打点11,出塁率341),エドガーが36ポイント(打率257,本塁打3,打点10,出塁率325).高橋由が驚異の出塁率で,枢軸カルテット(阿部・長野・坂本・村田)以外の選手ではじめて月間のポイントでトップとなった.

*7月の1軍の個人的月間MVPは
先発投手:澤村
  杉内・内海以外では初めて.ただ,結果は出しているが,内容は今一つ.前回の登板も6回を0に抑えた物の,四死球が多く,投球数も多くイライラする内容でしたね.なんだかんだ言っても,プロに入って2年目なので,その点は考慮すべきかもしれない.

リリーフ投手:山口
 これで山口はシーズン当初からずっとリリーフ部門の月間MVPです.

捕手・野手:高橋由
 とにかく出塁が多かった.14安打に対して26も四死球を得ている.高橋は初球から打つイメージがあるが,きちんと選球もしていて,出塁率の高いバッターである.こういう所を亀井あたりは見習ってほしい.

続いて2軍です.7月の2軍の公式戦は18試合で成績は8勝9敗1分(借金1)でした.それにフューチャーズの試合4試合の巨人選手のポイントも加味しています.

ポイント上位者
・先発投手
 宮國が2試合で2ポイント(1軍昇格),小野が3試合で2ポイント,小山が3試合で2ポイント(完投と完封で1軍昇格).岸が3試合で2ポイントあげて,育成から支配下登録となりました.小野と岸に関しては,小山の1軍の結果によっては,1軍昇格もあり得る位置にいる.ちなみに東野は7月14日以降,登板がありません.
・リリーフ投手
 一岡が4試合で4ポイント(一時的に1軍昇格),久米が6試合で4ポイント,野間口が8試合で5ポイント,小野がリリーフでも4試合投げて4ポイント(その後先発に回る),土田(育成)が先発からリリーフに回って3試合で3ポイント,古川(育成)が9試合で6ポイント.辻内が5試合で3ポイント,金刃がリリーフに回って3試合で3ポイント.
・捕手
 河野と加藤が9ポイント.河野は支配下登録となり,加藤は中谷に代わって1軍に上がりました.まあ,加藤>中谷というよりは,第3捕手は1軍での出番が少ないので,適当に回しているのかもしれない.
・野手
 中井が46ポイント(昇格したがすぐに降格).大田が32ポイント,隠善が27ポイント,山本が23ポイント,丸茂が21ポイント.丸茂は惜しくも支配下登録を逃す.

*2軍の7月の月間MVP
先発投手:小山
 期待されながらなかなか調子が上がって来なかったが,7月の2つの試合で完投・完封して1軍に上がりました.8日の1軍の試合でも5回を0点に抑えました.その後ろに,小野・岸も控えていて,6月までと比べて先発の控えの層は厚くなりました.ただ,東野が心配です.
リリーフ投手:一岡
 ポイントは少ないですが,実力的に一岡です.一軍でも結果を出し,リリーフの最後の1枠を高木康と争いました.どうも結果というよりは,ロングリリーフも敗戦処理も左のワンポイントでも使える高木康の使い勝手の良さから一岡ではなく高木康を選んだような気がします.一岡は,まだ21才,元々素材型の投手と言われてましたし,2軍でもっと勉強すべきと判断されたのかもしれません.2軍落ちしたあとの8月の登板でも結果を出しています.一岡に続くのは,右で小野・野間口・久米,左で金刃・辻内という所でしょうか.
捕手:該当者なし.
 河野が支配下登録になったということは,当然,今シーズンの1軍の戦力として期待されているということです.1軍の投手の球を(練習で)受けさせるためにも,加藤の次は,河野が第3捕手として上がるような気がします.
野手:中井
 2軍では絶好調です.この前1軍に上がりましたが,すぐに落ちました.中井については,すでに別の日記で書いたので詳細はそちらをご覧ください.腐らずに2軍で頑張れば,また必ずチャンスは来るのでそれを目指してほしい.1軍は左打者を欲していて,石井が上がって結果を出したので厳しいですが,舎人さんが書いているように,次にチャンスがあるとすれば大田が試されると思います.2軍で結果を出していますし,ドラ1ですからね.
 









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