2013年巨人戦力評価(捕手・野手編、2012年11月6日版)その1

 投手編に続いて捕手・野手編です.やり方については8月9日の日記と同様です.捕手・野手については,「レギュラー」は,1軍で通常スタメンとなっている選手です.「対抗」は,基本的に1軍登録されている選手でスタメンではない選手ですが,一部に2軍選手も入れます.「控え」は,現状で通常は2軍の選手.育成は育成選手です.また,カッコ内の数字は今年末の時点での年齢です.*のついた選手は新人で,**のついた選手は,故障中です.

     レギュラー    対抗        控え          育成
捕手   阿部(33)    實松(31) 河野(21)    芳川(19)
                   加藤(31)   鬼屋敷(21)
                                      市川(27)

8月9日の時点から,中谷(33)が引退で抜けただけ.日本シリーズでは,實松・加藤が阿部の代役として十分な仕事をした.實松のFA流出もなくなった.
 新人の補強がなかったのは,これらの事情を編成が判断して,当面の数年間はやっていけると判断し,その間に,市川・河野・鬼屋敷らを育てればよいと考えたのかもしれない.第2二軍の規模が縮小したことも背景にはあるだろう.ただ,対抗レベルの捕手と控え以下のレベルの捕手の差が大きいので,トレードやトライアウトで捕手(20台後半が望ましい)を取ってくる可能性はある.
 トレードといえば,東野の交換相手として,オリックスの斎藤捕手(29才,51試合,打率207)とか横山捕手(28才,15試合,27打席,打率240)を取ってくるという発想はなかったのかと思う.
 まあ,個人的には河野に期待しているので,河野を育ててくれるのならそれも良いとは思うが・・・

      レギュラー     対抗        控え        育成
1塁手        ボウカー(29)小笠原(39)
            大田(22)   中井(23)
             石井(34)    (高橋由)
            亀井(30)
                         (阿部)
                        (古城)

レギュラー不在の状況は変らない.8月9日の時点から,エドガー(34)と田中大(24)がいなくなった.来年は,とりあえず大田とボウカーの併用と見る.ノルマは,二人合わせて,「本塁打20本,四球50」という所だろうか.7番ないし8番に,(打率は低くても)長打があって四球を選べるバッターがいると相手投手は嫌だろうからである.ボウカー・大田が期待外れなら,阿部や石井に1塁を守らせればよいと首脳陣は考えているだろう.小笠原をどのように扱うのかは不明である.中井は,大田が不調の時にチャンスが来るかもしれない.

二遊間 レギュラー     対抗        控え        育成
2塁                  藤村(23)     高口(29)    松富(22)*
遊撃     坂本(24)     古城(36)       仲澤(25)           脇谷(31)
                     寺内(29)  辻(18)*             荻野(24)
               大累(22)*  (立岡)          和田(20)
                            (中井)                 丸茂(24)

2塁のレギュラーは引続き不在.8月9日の時点から,育成の伊集院・円谷・財前が抜け,大累・辻・松富が入った.大累は,打撃は小粒だが,俊足で守備はプロクラスとのことなので,「2番:セカンド」として藤村・寺内と2塁レギュラーを競わせるのだと思う.脇谷のケガからの回復が順調なら,支配下に入るのは確実なので,藤村らをごぼう抜きしてセカンドレギュラーに復帰と言うこともありえる.中井としては,競争に参加するためには,セカンド守備を向上させて,かつ,打撃でも存在感を示す必要がある.

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