20試合前後を終えてセリーグ各チームの指標から見えてくるもの

今年の各チームの打率と防御率(先発防御率,救援防御率)を昨年(2013年,シーズン終了時)と比較してみます.データは「プロ野球ヌルデータ置き場」にあるものを使わせて頂きました.
打率  防御率 先発防御率 救援防御率
広島 2014年 .241 2.86 2.55 3.49
2013年 .248 3.46 3.54 3.29

阪神 2014年 .297 4.94 4.99 4.86 
2013年 .255 3.07 3.08 3.05

巨人 2014年 .295 3.96 3.10 6.18
2013年 .262 3.21 3.52 2.57

中日 2014年 .285 3.94 3.91 4.00
2013年 .245 3.81 4.10 3.39

ヤクルト2014年 .289 5.95 5.84 6.14
2013年 .253 4.26 4.35 4.11

DeNA 2014年 .252 5.39 5.70 4.81
2013年 .262 4.50 4.87 3.90

 総じて,どのチームも打率が上がって防御率が下がる傾向を示していて,「今年は特に飛ぶ統一球」の影響が見て取れますが,唯一広島のみが,その傾向からずれています.打率はむしろ下がっているものの,先発・リリーフ共に安定していて,接戦をきっちり拾っていて(1点差ゲームでは5勝無敗)首位を快走中です.

 阪神は,昨年までの投高打低のチームとは全く逆になっています.好調な打線がチームを
引っ張っています.

 巨人は,「大竹・セドン」の補強が効いて先発は頑張っているものの,昨年の長所だったリリーフが壊滅状態で,立て直しが求められています.

 中日は,防御率の悪化はわずかなので,むしろ昨年に比べて投手陣を整備してきた印象を持ちます.打線は好調で今後も期待が持てます.

ヤクルトとDeNAは投手が壊滅状態で,それが響いて低迷しています.
 
 さて,5月に入れば,「特に飛ぶ統一球」は姿を消して「昨年並みの統一球」になる筈です.
 どうなりますかね・・・
sell2014

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