2013年6月の個人的月間MVP（巨人2軍）

2013年6月の二軍の個人的月間MVPです．ポイントの付け方については，１軍でのポイントの付け方と同様ですが，投手に関しては，2回1失点以下ではなく，3回1失点以下をポイント対象とし，1軍より基準を厳しくしています．また，ポイント対象は原則としてイースタン公式戦ですが，フューチャーズ（イースタン混成軍）のプロの二軍相手の試合における巨人選手のポイントも加えています．フューチャーズのアマチュア相手の試合のポイントは入れていません．

 6月の2軍公式戦試合数は15試合．チーム成績：7勝7敗1分でした．

ポイント上位者

・先発投手

 阿南が4試合で3ポイント，小山が3試合で２ポイント．阿南は舎人さんの6／10の日記にもあるように，楽天相手に1安打完封もしています．現状の二軍の先発投手では阿南が一番安定しています．球威がないのが気にはなりますが，ホールトンのデフォルトである「6回3失点」くらいなら，阿南でもクリアできるように思うので，1度1軍で投げさせてやってほしいように思います．

先発投手MVP：阿南

・リリーフ投手

　アコスタが4試合4ポイントで月の途中で1軍に上がりました．土田（育成，23才）が7試合で7ポイント，田原が9試合で7ポイント，公文（ルーキー左腕，21才）が7試合で6ポイントです．一岡は6月は調子を落として，6試合で２ポイントでした．土田・公文の調子が戻ってきた感じです．また，昨年ルーキーで活躍したが今年は怪我で出遅れていた右サイドハンドの田原も調子を上げてきました．1軍のリリーフは，右はマシソン・西村・笠原，左は山口・青木が好調なので，狙い目（？）は，高木京とアコスタです．今の田原・公文なら高木京やアコスタよりは上に思えるので，7月に，この高木京やアコスタの代わりに田原か公文が上がるかもしれません．

　育成の土田は，まずは支配下登録を勝ち取らなくてはなりません（締め切りは7月末）．巨人の支配下登録選手は現在68名で，残り2名の枠があります．土田は支配下登録選手の力は十分あると思いますが，巨人の右投手の層は厚いので微妙です．個人的にはあげてやってほしいし，今年中に1軍で彼の登板をみたいとは思います．

　リリーフ投手MVP：土田

投手の故障者情報

　イースタン等の2軍の試合に6月は出ていない投手．

右

　成瀬（育成，21才）・野間口

左

　松本竜・辻内

故障が直って試合にでてきた投手

右

　久保

左

　岸

・捕手

　河野（22才，2009年育成ドラ2）と市川（28才，2009年ドラ4）が8ポイント．市川は持病の腰痛のためか，シーズン当初は捕手の守備にはついていなかったが，最近また捕手として出るようになりました．鬼屋敷（22才，2009年ドラ2）が，6月の8日～26日に1軍に上がり，1試合だけ守備にもつきました（打席はなし）．このドラフト同期捕手3人の戦いは，当初市川がリードし，次に河野が逆転しましたが，鬼屋敷が盛り返して現状では横一線というところのように思います．ただし，3人とも，阿部はもちろん，実松や加藤にすら及ばないのが実情なので，何とかもう少しアピールする必要があります．

　捕手MVP：該当者なし．

・野手

　橋本が31ポイント，大田が28ポイント，藤村が27ポイント，脇谷・辻・坂口が24ポイントです．6月12－17日に坂口が1軍にあがり，初安打初打点を記録しました．ただ，守備がサードと1塁に限られ，サード守備にも課題があるということで2軍に降格となった感じです．今，サード・ファーストに加えて，セカンド・外野も守れる中井が結果を出しているので，坂口は当分は2軍で勉強でしょう．橋本が好調を持続していますが，1軍で亀井・ボウカー・高橋由が好調なので昇格は難しそうです．他方，谷の今後の1軍での結果によっては，大田には昇格のチャンスがあるかもしれません．

　育成の捕手・野手は，芳川（20才，捕手，2年目），和田（21才，3年目）・松富（23才，1年目）・丸毛（25才，3年目）・荻野（25才，3年目）といますが，いずれもあまりアピールできていません．昨年，支配下登録の一歩手前までいった丸毛は，今年もシーズン当初は好調でしたが，怪我が治ったベテラン選手がイースタンで優先的に起用されたこともあってか，最近出番が少なくなっています．期限が7月末ということを考えると，今年も昇格は難しそうです．

　野手MVP：橋本